
初代フォーカスの「
全高の謎」について、今回は日本語でAI(Microsoft Copilot)に質問してみました。その回答のエッセンスを御参考まで紹介します。
1.車高のunladen heightとは?
unladen height(アンレイデン・ハイト)は、自動車のカタログや技術資料で使われる専門用語で、「無負荷時の車高」=乗員や荷物を載せていない状態で測定した車高 を意味します。
欧州では“unladen mass”の定義に「ドライバー75kg+燃料90%」 を含む場合があるため、「無負荷」と言っても完全に空ではないケースがあります。そのため、同じ車でも市場によって車高が違って見えることがあるのが面白いところ。
2.欧州では、国によってunladen heightの条件が違うのですか?
結論から言うと、欧州では「国ごとに unladen height の条件が違う」というより、
基本は EU 全体で統一されているが、メーカー側の解釈や市場向け仕様の違いによって“実質的に差が出る”という構造になっています。
ではなぜ、国別カタログで車高が違うことがあるのか。これは規則の違いではなく、メーカーの運用差・市場仕様差 によるものです。
① サスペンション仕様の違い(国別・グレード別)
同じ unladen 条件でも、実車の車高が変わる。
② タイヤサイズの違い
国別の標準ホイールが違うと、車高も変わる。
③ 測定時の“ドライバー75kg”を含むかどうかの表記差
EU規則では含むが、メーカーがカタログで “kerb weight” や “unladen weight” をどう表記するかはバラバラ。車高も同じく、表記の揺れが起きる。
④ カタログの丸め処理(mm単位の切り上げ・切り捨て)
国別カタログで ±5mm 程度の差が出ることがある。
3.初代フォードフォーカスは、欧米のカタログのoverall heightは1430mmだが、実車を見るとそんなに低くなく、ドイツや日本のカタログ値1480mmに近いと思える。なぜ1430mmが広く採用されたのか疑問。
初代フォード・フォーカスの 1430mm と 1480mm の「二つの車高」問題は、当時の欧州メーカーが抱えていた測定基準の移行期・装備差・表記方針の違いが重なった典型例なんだよね。
ここでは、なぜ 1430mm が欧米カタログで広く使われたのかを、当時の規格・装備・市場戦略の観点から整理してみる。
■結論:1430mm は「ベース仕様・旧測定基準」での値
1480mm は「実際の市販仕様(roof antenna 含む)での実測に近い値」
つまり、1430mmは「理論値」で、1480mmは「実車の現実値」という構造。
■なぜ 1430mm が欧米カタログで採用されたのか
① 欧州の「旧来の測定基準」では、アンテナやルーフレールを含めないことが多かった。
1990年代後半~2000年代初頭の欧州では、overall heightは、ボディシェルの最高点(アンテナ除く)という表記が一般的だった。
フォーカス Mk1 の場合、1430mm はアンテナを含まない“ボディのみ”の高さ。欧州メーカーは当時、アンテナを除外した値をカタログに載せることが多かった。
② 欧州のベース仕様(特に英国・北米)は車高が低いサスペンション設定だった。
初代フォーカスは市場ごとにサスペンションが異なる。欧州の“最も低い仕様”を基準にすると 1430mm が成立する。
③ 欧州の early brochure(初期カタログ)は「理論値」を優先していた
初代フォーカスは 1998 年の欧州デビュー時、“New Edge Design”の低重心性を強調したマーケティングが行われていた。そのためメーカー側は、“最も低く見える条件”を採用した可能性が高い。実際、当時の欧州車は「車高を低く見せる」傾向が強かった。
④ 日本・ドイツのカタログは「実測値(アンテナ含む)」を採用した
日本の自動車カタログは JIS 規格に基づき、アンテナを含む最高点を overall height として記載する。ドイツも 2000 年代に入り、アンテナ含む値を記載する方向に移行した。その結果、全高の数値に二重構造が生まれた。
■まとめ
「
1430mmは“実車の高さ”ではなく、“最も低い理論値”として採用された」というのが最も整合的な説明になる。
以上がAIの回答でした。欧州における全高の測定基準がこのころに変わっていたというのは新しい情報です。「車高を低く見せる傾向が強かった」というのは、私の
仮説ストーリーとも共通する視点です。
一見整合的な説明に見えますが、「最も低い理論値」としても初代アテンザ(GG型)セダンと同じ全高1430mmを正当化する説明とは思えず、「集めた材料をもとに、もっともらしく話をまとめている」ような印象を受けました。
Posted at 2026/02/06 23:55:21 | |
トラックバック(0) | クルマ