![米沢と廻り道 米沢と廻り道](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/054/361/47054361/p1m.jpg?ct=dc19f718c056)
先日の日本海ツアーは、米沢が中継地点になりました。
米沢に向かう往路は台風接近中で、豪雨が続きました。高速道を楽しむ雰囲気はなく、他の車輌に注意しながら運転しました。豪雨時は走行抵抗が増えるためか、速度が控えめだった割には瞬間燃費は今ひとつでした。
フロントウインドウの曇り取りにはエアコンが便利ですが、これに頼りすぎるのは芸がありません。外気をウインドウに当て続けることで、曇りを消すことができました。
米沢訪問は今回が初めてです。この季節は快適な盆地ですが、道路中央に埋め込まれた消雪パイプが、豪雪地帯の証です。右折待ち車輌がこの消雪パイプをまたいでいるので「何で右にはみ出しているの??」と思いましたが、よく見ると右折レーンがそうなっていました。妻が知人から「米沢に転勤したときは、豪雪を避けるため、みんな山形市内に住んでいた」と聞いていたことを思い出しました。
米沢城跡を歩き上杉神社に参詣したあと、上杉博物館を見学しました。水平基調の巨大な建物(冒頭の写真)です。ちょうど特別展をやっていて、これでもかというほど詳しい解説が出ていたので、時間を気にせずじっくり目を通しました。妻とは違って上杉氏の歴史には疎いので、細かい記述はとても記憶に残りませんが、会津を経て米沢に至った経緯を追うことができました。
帰路は気温上昇の好天で、少し時間に余裕があったので、福島県浜通りへと廻り道しました。
桑折JCTから東側の東北中央自動車道も無料区間で、予想以上にトンネルが続く山越えコースでした。すいていて快適でしたが、大型車と頻繁にすれ違うのが、震災後の復興道路の風情です。この道路は相馬が終点で、ここからは国道6号を南下しました。
この地域の訪問は4年ぶりですが、今回は時間も限られるので、廻り道として国道6号線を南下するのみとしました。早速相馬の道の駅に寄ってみると、とても賑わっていました。4年前の国道6号がひたすら寂しい光景だったのに比べると、交通量が増え、沿線地域にも活気が戻ってきた印象があります。標高の低い地区は震災の津波で冠水したことが示されていますが、津波被害のなかった丘の上や国道沿いには古めの建物が残っていて、ほっとさせられます。
道路や家屋を覆う立入禁止ゲートは、帰還困難区域の特徴とも言えますが、だいぶ減ってきていて、福島第一原発に近い地域に限られるようでした。少しずつとは言え復興に向けた前進が感じられました。一方、帰還困難区域として残る区域は、震災から12年もたっているので、国道から眺められる範囲でも荒廃がさらに進んでいるような印象で、地域としての復興の難しさが感じられました。
国道6号の交通量は4年前よりは増え、大型車も多く見られました。都市部ほどではないにしても、信号で停止することが多く、やや遅めの速度で南下しました。マイカーの4ATはこの速度ではロックアップしないので、速度維持にダイレクト感がなく、瞬間燃費も伸び悩みました。
規模の小さい広野の道の駅に寄ったあと、同名のICから常磐道に入りました。この日も向かい風が感じられ、瞬間燃費の伸びは今ひとつでした。今回の往復では燃費を気にした運転を続けましたが、豪雨や向かい風といった悪条件が重なったためか、トータルの燃費は16.85km/Lに留まりました。
この地域は、時間に余裕があるときに再訪するのがよさそうに思いました。
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2023/06/28 01:38:54