実用性を重視して初代アテンザスポーツを選んだ人は、あまり多くないだろうと思います。
リヤシート
初代プレマシーからの乗り換えなので、リヤシートの実用性には気を遣いました。前車の広々感に比べると、少し見劣りします。シートはリクライニングや前後スライドなどはなくてシンプルですが、座ってみるといい角度で、フットスペースも十分あるので、居心地はよくなったように感じました。
このリヤシートは座面、背もたれとも平らですが、これがチャイルドシートの固定に便利でした。平らなシートの利点を活かしてチャイルドシートを左右両端に固定すると、中央に何とか一人すわれるので、この形で5人乗車ができました。座り心地向上のためリアシートが湾曲していると、これはできません。
リヤのサイドウインドウは小さめですが、最近の一部モデルの後席ほどの閉塞感はありません。そのスタイルを見れば、プレマシーのような背高ワゴンよりも窓が小さいのは自明です。ただ初めて乗った娘(当時4歳)が、外を見ようとしてチャイルドシート上で首を伸ばしていたので、「外が見えにくくなってごめんね」と謝りました。
ルーフが後方で下がるのに、シート座面は低くないので、頭上スペースは狭めです。姿勢良く座る息子(既に成人)にはぎりぎりの高さです。シートが平らなので、娘(こちらも既に成人)からは「眠ると横に倒れやすい」とクレームが出ています。
ラゲッジスペース
Dセグメントのハッチバックで、大きなリヤゲートがあります。荷室はVDAで500L近い容量なので、ベビーカーを2台積んでも余裕でした。この形のボディなら、普段はセダンのような独立したトランクでも問題ありませんが、リヤゲートが大きく開くと奥の荷物を取るのが容易です。またこのようなハッチバックでは、ワゴンのようにリヤゲートが後ろに張り出すことがないので、狭いところでも開閉しやすいという利点があります。
子どもたちが大きくなると、この大きな荷室は家族旅行に便利です。荷物を小さくまとめる努力をしなくても、4人分を問題なく収納します。これに慣れてしまうと、Cセグ以下には乗り換えられないのですが、今どきDセグのハッチバックは消滅に向かっているので困ります。
なお、この大きく重いリヤゲートはダンパーの負担になるらしく、ダンパーは既に2回交換しました。
リヤシートを倒すと
背もたれを倒すと、座面が少し沈み込むことにより、倒れた背もたれと荷室が段差なくつながります。これで190cm近い長さとなるので、車中泊が問題なくできそうな広さですが、まだ試していません。子どもたちが自転車の練習をするようになってからは、リヤシートを半分だけ倒し、子ども2人と18インチ自転車2台を乗せて、よく近くの公園まで出かけました。
最近は、リヤシートを倒して使う機会はほとんどなくなりました。
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2021/02/11 17:55:32