
関東の紅葉は混雑必至なので、今年も志賀高原まで行きました。
昨年より2日早い訪問ですが、今年の長い猛暑を反映して、紅葉はまだ見頃でした。
【ゴンドラで山頂へ】
今回も高齢の母が一緒なので、メインは
志賀高原ゴールデンラインにしました。蓮池近くから3つのゴンドラを乗り継いで東館山山頂まで上ります。1日券なので乗り放題です。
初めの「志賀高原リゾートゴンドラ」は3連の最新鋭で、ごく短距離を降りていきます。ゴンドラ乗り場間が離れているので、今回も送迎車に乗せてもらえたのはありがたいものです。

2つ目の「ブナ平ゴンドラ」は木々の間を抜けていくので、目前に紅葉の流れが眺められます。移動しながら撮影する紅葉の動画は、なかなかいいものです。この区間は2往復して、繰り返し目前の紅葉を眺めました。

3つ目の「東館山ゴンドラ」は2000m級の山頂へ向かい、紅葉の山々が広く見渡せます。昨年はこの高さでは紅葉があまり残っていませんでしたが、今年はまだ十分にありました。山頂駅に近づくと遠方の山々が見えるようになりました。

山頂駅の展望台でしばらく眺めました。日が当たったソファは暖かく、くつろげました。
懐かしい高天ヶ原は、すぐ近くに見えます。南側には山中に大沼池が見え、日光を受けて輝いていましたが、スマホカメラではうまく捉えられません。
【紅葉の木々】
琵琶池から発哺温泉を経て高天ヶ原に至るエリアで紅葉を楽しみました。
蓮池は紅葉の木々で囲まれていて(冒頭の写真)、その横にある山の駅からは紅葉の山々が拡がって見えます。高天ヶ原へ向かう道路は紅葉の山の中腹を抜け、発哺温泉のゴンドラ乗り場近くには見晴台があります。ここは紅葉に囲まれ、遠方には雲を抱く山々がみられました。

高天ヶ原では遠くに紅葉が見える雄大な光景ですが、スマホのカメラでは捉えきれません。紅葉に囲まれるのは山の駅と高天ヶ原の間の道路なので、ここに戻りました。派手な紅葉ではありませんが、陽光を受けたさまざまな色彩の共演をのんびり楽しみました。

今回は奥志賀方面まで行ってみましたが、このエリアは葉を落としたシラカバ風の樹木が多く、紅葉の色彩は冴えませんでした。奥へと進むほど標高が下がってくるのは、ふつうの山間部とは逆パターンです。紅葉を楽しむ景色でもなかったので、最奥部に到達しないまま戻ってきました。
【一ノ瀬地区】

今回はこの地区に宿泊しました。スキー場に面するホテル街ですが、営業しているのは2~3割程度のようで、寂しい雰囲気です。廃墟の荒廃ではなく、単に営業していないだけで、冬に向けた準備をしているところもありました。それでも寂しい雰囲気は否定できず、雪とともに活気が戻るのを待つようでした。
【再度山頂へ】
ゴールデンラインは1日券なので、15時過ぎに東館山ゴンドラに乗って山頂を再訪しました。展望台から眺めると、既に日が傾き、山々も陰りを帯びていて、午前とはだいぶ雰囲気が変わりました。

16時にはゴンドラが止まるので早くも夕方気分です。建物前のガーデンテラスでは椅子などをかたづけ始めていました。以下は担当の方との会話です。
Q:この椅子は毎日かたづけるのですか!
A:そうです。11月3日を過ぎるとこのテラスを分解してかたづけるのですが、これがたいへんです。
Q:これを全部かたづけるのですか!!
A:従業員みなでかたづけます。春になったら、また組み立てるのもたいへんです。
Q:それはたいへんですね! 春はいつごろから営業ですか?
A:6月中旬ごろです。
Q:今の時期は高山植物園に何もありませんね。
A:9月までは花が咲いていました。7月下旬が一番のお勧めです。
Q:そうですか。その時期に来ることを考えましょう♪
A:それがいいですよ!
【付記】
一ノ瀬地区にはコンビニがありましたが、閉まっていました。営業は冬だけなのでしょう。志賀高原は山の駅に小さなコンビニがあるのみで、品数は限られています。宿で食事を確保しないと、食べものの調達に困りそうです。ちょっと不便ですが来訪者も限られているので、紅葉を楽しむには相応しいと言えます。
Posted at 2025/10/29 14:22:45 | |
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