
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
――私は、メーテル。鉄郎、999に乗りなさい。
劇場版の2作目であり、最終編でもある「さよなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅」での名シーンです。ボイスレコーダーの声は、確かにメーテルなのですが、理由が不明確で、そもそも本物なのか、その真偽を確かめる術がありません。それでも、星野鉄郎は、命がけで999に乗り込みました。晴れて、再会を果たすのですが、肝心のメーテルは、「私が鉄郎を呼んだのではない」と顔を曇らせます。しかも、なるべく早く999を下りたほうがいいとまで勧められてしまいました。
――こんにちは、お元気ですか。メーテルです。(桃乃木)ケンジさん、999に乗って下さいね。
声は、原作のメーテルではなく、私の中でのリアルメーテルになっている菊池桃子さんです。台詞も、桃子さん風に改変しました。
日常の私は、剛健勇猛で至純の操を兼ね備えた星野鉄郎というよりは、気弱な新聞記者であるクラーク・ケントに近いです。彼は、典型的な七三分けで、太い黒縁のウェリントン眼鏡をかけています。電話ボックスで着替え、スーパーマンになっていましたが、今の私は、会場近くの駐車場で着替えました。
日米のヒーロー文化の違いで、日本は変身が多いです。米国でも変身の概念はありますが、どちらかというと、本性を隠して生活しているパターンが好まれるようです。スパイダーマンのピーター・パーカーもそうでした。
今回のライブは、シルバーウイーク中の2日連続公演です。メーテルは、今年最後の単独公演になるかもしれないことをにおわせており、そういう意味では、表情を曇らせた原作999のシーンがオーバーラップしてきます。年末のディナーショーもなさそうな雰囲気なのです。
桃子さんが、この秋公演に、並々ならぬ意欲と決意で臨んでいるのが分かります。元々、「音楽活動は、3年くらい続けてみて、どうするか考えたい」と公に発言していました。その3年目を迎える時期での小休止という展開ですから、ファン心理としては、とても心配になります。
ここで、星野鉄郎が思い出されるのです。去っていくメーテルに対して、いつも彼は、奥歯を使って涙腺に力を込め、一度たりとも泣き顔を見せたことはありませんでした。最後は、幸せを祈る気持ちから自然に生まれる笑顔になっていました。
――間もなく、桃子さんが目の前に登場します。
どのような展開になっても、笑顔で見送れる自信があります。いつでも、桃子さんの味方ですから。そして、桃子さんも、公式ファンクラブMOMOCANS’の味方ですから。41年間ファンを続けてきた実績には、そういう信頼関係があるのです。
まずは、会場入口でお参りを。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、俺との時間を充実させたいという誘い文句なんじゃないの~。
あの人はもう思い出だけど
遠くで君を見つめてる
Posted at 2026/09/21 16:50:13 | |
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