
昨今、自動車の操作系に採用されているタッチセンサー方式が、既存の物理スイッチと同様の機能を果たす仕組み、仕立てになるまで私としては待ちたい(笑)、と考えていますが、そのようなギミックにしてしまうと、結局は、物理スイッチの方がコストが安かった、なんてことになるのでしょうか。
私は、指先の感覚だけで、視線を移さずに操作ができるように、よく使う物理スイッチには、マーカーを貼るようにしています。
これを私が始めたのは、MINIの時からでした。
ブログで確かめてみると、内気循環のスイッチをブラインドで押せないということで、マーカーを貼っていました。
Poloも同様に、内気循環のスイッチに、マーカーを貼っています。
今のトヨタは、ちょっと違っているかもしれませんが、2ndプリウスのインパネのスイッチが、全て同じで(同じに見えて)、どのスイッチが何の機能を持っているのかを、運転をする前にあらかじめ覚えておかないと、扱えない仕組みになっていました。
あれ、皆さん、これくらいすぐに覚えられますよね?ということだったかもしれませんが、私は、そうではなかったので、使いづらいとしか印象を持てませんでした。
タッチセンサー式であっても、ブラインドタッチをして、今触っている周辺は、どの機能に通じているのかを、たとえば運転をしていて見やすい位置で、簡潔に表示してくれるようになるのも良いかもしれません。
手間がかかるなら、物理スイッチにしておけよ、ということになるのか(笑)。
私としては、先述した通り、物理スイッチの仕立てをしっかりと再現したタッチセンサー式のスイッチが、この革新的な技術の一つの到達点になるのだろうと、妄想をします。
VWが興味深いのは、ステアリングスイッチのタッチセンサーを物理スイッチに戻すことができる、この判断を下せることです。
使ってみて具合も悪いし、市場からの反応も悪いので、元に戻す、それも全部ではなくステアリングスイッチだけというのは、まずは妥当な判断であろうと、私は考えます。
そして日本酒で考えれば、山廃造りや速醸酒、そして本醸造酒の行き着く先は、どこであったのか。
ただコストカットをするだけではない、タッチセンサーと物理スイッチの関係性と同じであろうと私は、考えます。
などと書いていると、VWが、タッチセンサーのデバイスを変更し、物理スイッチを再導入すると記事に出ています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e2439963d6dfc2db97e9025ef187b26ac34bb4b9
欧州の経済に余裕がなくなっている背景も考慮すると、物理スイッチの部品点数の多さよりもタッチセンサーのコストの方が高くつくようになったからでしょうか。
これは天邪鬼ではありますが、コストをかけてタッチセンサーを詰めていくことができなくなったとも考えておきます。
Posted at 2025/03/16 15:57:19 |
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Polo AWCHZ | 日記