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ひらの。のブログ一覧

2023年04月30日 イイね!

何のための洗車

何のための洗車自らの手で行う洗車を、どのように、なぜ、行うのか。

手軽なやり方として考えられるのは、洗車機を利用する方法。

水洗いでも、シャンプー洗車でも結構です。

洗車機に通して、大まかな汚れを除去し、拭き上げの段階で溶剤とともに仕上げる。

これが私の想定している、最も簡便な手段で、結果を求める方法です。

フクピカでいけないのか、と尋ねられれば、それで良いでしょうと答えるのが、私の洗車でもあります。

ただ、自分で選択をしていない方法を、人様にお薦めするわけにもいかないので、お薦めしないだけです。

その私が選択をしているのは、手洗いによる水洗い洗車であり、基本、この水洗いだけで、大半の汚れが落ちるような状態にしておく、というのが私の、溶剤を使用する理由となります。
Posted at 2023/04/30 20:12:55 | トラックバック(0) | 洗車 | 日記
2023年04月29日 イイね!

音楽談義

音楽談義小林秀雄の対談集を読んでいます。

その中で、五味康祐氏との対談では、音楽談義と題名がつけられて、再生音の音質について、から、対談が始められています。

昭和四二年(一九六七)五月、『ステレオサウンド』掲載

掲載日は、1967年となっていますから、現在から56年前。

再生音の音質についての、五味康祐氏の疑念。

それは機械の出している音を、千人千様にして聞こえているのではないか、聞こえている音を評価しているのは独断ではないのかという不安を、小林氏にそれとなく投げかけます。

これについては、Webにアップされている五味康祐氏の随筆において、彼自身が答えを述べているのです。

ドイツの技術者は、どのような再生音を出したかったのか。

それは、コンサート会場の、特定した客席で聞くことができる音、だと。

さて、五味氏は、なかなか質問に応じていただけない(企画者側の意図した答えを導こうとしている気配が強いためか)小林氏に対して、粘り強く話を続けていきます。

「五味 ぼくらが機械から聴いている音は、生に近づけばいいことにこしたことはないでしょうけれど、ナマに近づこう、近づこうといっているうちに、間違えたところで耳が同化してしまっているのか。それがこの頃、気になって仕方がないんです。」

と、五味氏が、世間一般を理由にして聴いていた内容を、自分のこととして話し始めると、ようやく小林氏は口を開き始めます。

「小林 鳴るということ、或る蓄音機が或る一つの音を出すということは、考えていけばやっぱり一つの歴史的な事件ですよ。二度と繰り返されないよ。きみは二度と繰り返すと思うわけだよ。

五味 そうです。持続させよう・・・。

小林 いや、持続しないよ。たった一回の事件ですよ。ナマの演奏というものは一つの事件でしょう。これは明瞭ですわ。蓄音機は何回でもくり返すと錯覚しているんだよ。ところが蓄音機だって、非常に微妙なメカニズムでしょう。二度と同じ音出さんと割り切ってはいかんですかな。あたしは、あんたほど神経質じゃないから・・・あなたはそういうことがほんとうに、面白いんだね。」

オーディオマニアというものがどういうものなのかを把握して、その気持ちの拠り所をほぐすような、小林氏の言であります。

機械の問題、聴く側の問題、聴く側の思想の問題として別で考えると、おおらかにもなれそうなものだと言っていると私は考えます。

「小林 いったい、ステレオというものは、大体メカニズムの進歩の限度にきているのですかね。それともどんどんよくなる可能性があるものですか。」

という問いに対して、五味氏は、スピーカーの材質が紙から進歩していないことに対して、アンプとかカートリッジの方で長足の進歩を遂げている内容を話します。

「五味 (中略)誰かがぜんぜん別のスピーカー方式を考案すればもっとよくなるに違いない。しかし、どんなにいいといったってナマの音にはかなわない。

小林 ナマの音というのを、もう少し考えたらいいじゃないの。ナマの音なんて存在しないかも知れないよ。

五味 だって現実にあるんですから。

小林 いや、客観的に存在しているのは、物質の振動だ。どういうものか分析するでしょう。何サイクルのものが・・・。

五味 サイクルとは関係なしに、トランペット一つにしたって、パッと鳴り出すと・・・。

小林 そうです。トランペットの音質を感ずる。音質というものを聴いているんだよ。ナマの音というのは、感受される質なんですよ。(中略)」

ここで小林氏は、ナマの音を聞くのは、それは態度であると言います。

きょうは蓄音機じゃない、たしかに実物を聴いているという態度があるんだよ、と。

なぜ小林氏がこのような発言をするかと考えると、それは五味康祐氏を通して見えるオーディオに気狂いしている人達の、偏重したその姿勢に疑念を抱いているからではないかと、私は思います。

それに対して五味氏は、

「五味 あのね、ビクターがナマとレコードと聴きくらべて、何百人やらに聴かせたら、十何人しかわからなかったというのは、その十何人は、いかなる場合に聴いてもけじめを聴き分けるでしょう。しかし、商売というのは、十何人を相手にしているんじゃなくて、だまされる何百人を相手にしているわけでしょう。はじめからだまされるものとして作られているんです。もし、ぼくらが選ばれた十何人だとすると、どこまで・・・。」

と、心情を吐露してしまいます。

この心情とは、ステレオビジネスというものは、けじめを聴き分けられない、だまされる何百人を相手にしているということと、再生音の評論家は、だまされる人向けに作った機械を相手に仕事をしているということ。

「小林 だけどあなた、相当やられているよ。ステレオの臨場感、リアリズムというようなことにやられているんですよ。それはなんともいえず一つの魅力がある、原音というものは、そんなものはないんですね。ほんとうにないんだけれども観念として居座るね。」

この小林氏の発言は、真をついているのだと、私は考えます。

録音から再生までの道筋を、素人の私が推察をします。

私のすることですから当然、誤りがあるでしょう。

録音した環境があり、それらの音を整理し、編集する作業がある。
私たちが聞くのは、その編集した音、つまり、編集者が意図した音を聞くことになる、ということのはずです。

その編集した音が、どこまで忠実に再現(再生)をされるのか、おそらくここが、肝要になることであり、けじめを聴き分ける、そのことにつながるのではないだろうかと。

素朴に考えれば、オーディオの本質的な機能というのは編集者の意図した音色を、文字通り、再生することができるかどうか。

そして生の音であるか否かは、編集者の作業の方向性に影響されるものでありましょう。

このような経過を考慮すれば、小林氏の注視点は、真をついていることにならないでしょうか。

原音というものはなく、編集者が意図した音を聞くことになる。

ということは、原音とは、編集者が意図した音を再現できている音、と考えられます。

「小林 そういう意味ではナマの音とステレオの音を区別することはできないよ。だってそのときに、人間はナマであるか、ステレオであるか、考えているわけなんだよ。試験台に立たされている事を意識しているんだ。だけど音楽会に聴きにいく人は、そんなこと考えていないよ。楽しみにいくんだよ。ただ楽しいというナマの音と、試験されるナマの音とは違うでしょう。試験される大ていの奴は試験に落第する。ステレオをそこまでもっていくことは可能なのよ。だから可能になっているでしょうが。それでケチをつけている。いつでもケチをつける。これはステレオに対するきみの態度の表れだ。態度が表れるのだ。」

私としては、ここに再生音技術の帰着点があると考えます。

それは、聞いている音(音楽)が、ナマであるとかステレオであるか、機械を試験台に立たすことができるだけの機能を有していること。

この事を、生音の再生というのならばそうですし、原音再生というのであればそうでしょう。

ケジメがあるとは、この機能の線引きではないか。そしてそれは、日本においても1960年代後半には、なし得ていた技術、なのではないかという、私の妄想です。

「小林 音なんですよ、聴いているのは。音楽ではない。あなたがそのときに聴いているのは、楽音というより雑音だと言ってもいいかも知れないよ。雑音がないかと耳を澄ましている。そういうふうに分析的に聴くのはだめだ。スピーカーが雑音を出さなくなって、楽音だけを上手に出すようになれば、もう安心という事になる。これを音楽として聴く判断力がお留守になるんだ。ハイドン聴こうと思うからハイドンなんで、雑音がとれたらハイドンになると思って、雑音をとってもハイドンにはならないですよ。(中略) 音楽的な耳というものは、音楽の記憶を満載した感情をもっているものだ。この記憶のないステレオ・システムの音楽分析に心を奪われるから、ぼくらの音楽感情にいろいろ不都合を起こすのは当然のことなんだ。ステレオ気狂いはみんなそこに入っているんだ。音楽を文化として聴いていない。音として考えている。ステレオさえよければ、快い音を与えてくれる、音楽をそういう音として扱っているとしたら、こんな傲慢無礼なことはないよ。」
Posted at 2023/04/29 16:11:20 | トラックバック(0) | つれづれ | 日記
2023年04月23日 イイね!

出前講座

出前講座この日は、近つ飛鳥博物館で行われた、出前講座を聴きに行って来ました。

講座の開講は、13時半からですので、その前に、司馬遼太郎記念館に寄ることにします。

亀山ICを過ぎて、名阪国道を西へ。

下道で向かうつもりでしたので、伊賀一宮ICから国道163号、木津川の側を通り、東大阪へ向かいます。

二輪のツーリングや、クラシックカーなどとよくすれ違い、ドライブ日和でもありますし、徐々に、人の活動が展開していくようにも伺えます。

全般的に交通量が多かった、というよりも、コロナ前に戻っていくような印象を受ける移動になりました。

司馬遼太郎記念館へは、11時過ぎに到着。
滞在時間は1時間ほどでしたが、「司馬遼太郎が考えたこと 15巻」を購入することができました。

月に一度訪問をして、その度に一冊ずつ購入してきた「司馬遼太郎が考えたこと」シリーズの最終巻になります。

近つ飛鳥博物館へは、近畿道を南下、西名阪道、柏原ICで降り、香芝市から県道703号線に入り、太子町へ。

途中、決断力のある方向音痴を発揮し、道を間違えつつも、ナビのおかげで迷うことはありません(笑)

受付を済ませ、整理券を手にして階下へ向かうと、ちょうど、入場が始まるところでした。

出土品の発掘などで、出土する遺物から何が行われていたかを推測する作業を行うわけですが、正確性を求めると、例えば祭祀が行われていたであろうと推測をしても、では、発掘した場所で行っていたのか、それとも、別の場所で行われていたのか、その目的も、正確性を突き詰めようとすると、よくわからないということがわかる、ということになっているそうです。

2時間の出前講座も、あっという間に過ぎて終了となりました。

学校の授業もこのように面白かったはずなのに、随分ともったいないことをしていたものです(苦笑)

書架コーナーで、蔵書の背表紙を眺めつつ、上着を着てこず、こさぶくなったので早々に退散。

夕方の渋滞に巻き込まれるタイミングでしたが、冷え切った身体でこれ以上、時間を潰す気にもなれなかったので、渋滞にはまりつつ帰宅。

結果、30分ほどの遅延となりましたが、その程度で済みました。

渋滞にはまりつつも、帰宅した駐車場で確認した燃費は、21,3km/L。

ありがたいことです。
Posted at 2023/04/23 17:05:29 | トラックバック(0) | Polo AWCHZ | 日記
2023年04月16日 イイね!

酒は食中酒

酒は食中酒博物館と図書館が併設されている、半田市へ行ってきました。

目的の書物を数冊手にして、閲覧室で目を通します。

内容をメモ書きにするのですが、普段持ち歩く小型のメモ帳に記入をしていきます。

私の手落ですが、携帯用のメモ帳ではなく、普通のノートを持参すべきでした。

カバンのサイズを上げるのを億劫に考えたのですが、小型のメモ帳では、少々役不足の印象を持ちます。

あと、キーボード入力したい気分になります。

複写申請をして、コピーすれば良いのですが、今日の場合は、一行か何かをメモするために、コピーするのはなんですし、手書きで写したほうが効率的だったのですが、iPadでキーボード入力をするのが、個人的には、ベストではないかと体感しました。

ただ、閲覧室でキーボードを使えるかどうか、で、あります。迷惑千万(笑)

読んでいた書物は、1999年に出版された本。
当時の蔵元さんの言葉を見ることができるのは、興味深いものでした。

夕方前まで資料探しをし、消耗品である味噌を購入に、武豊に移動します。

武豊からの帰り道、いつもの道とは別のコースをとって、どのようなルートになるのかナビに任せてみますと、信号はあれども、高い平均移動速度を維持できる迂回路を示してくれました。

周回路として設定すると、買い出しに行くのも、ますます楽しくなりそうです。
Posted at 2023/04/16 07:53:17 | トラックバック(0) | つれづれ | 日記
2023年04月09日 イイね!

こまめな洗車

こまめな洗車この時期になると、花粉と黄砂が混じってボディ表面に堆積をします。

それが、小雨などですこしだけ濡れてしまうと、水洗いをしても表面に、跡が残る場合があります。

むろん、花粉と黄砂とその他物質の混成であります。

私は、花粉に反応をする側の人間ですが、花粉だけよりも、花粉+黄砂、の反応の方が激しい印象があります。

染み付きの防止としては、この時期は、洗車の頻度を上げるということになります。

小雨でも濡れたら早いタイミングで洗車をする。

単純で効果が高そうな、染み付き回避の選択だと考えて、実行しています。

水洗い洗車をする水の冷たさが気にならなくなったので、洗車頻度を上げても苦にならないというタイミングでもあります。

あと、小雨が降りそうな日は、車を使わないという選択もあります(笑)
Posted at 2023/04/09 17:52:27 | トラックバック(0) | 洗車 | 日記

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