
この日は、午前の半休をもらって、父親の転院の送迎をします。
朝の駐車場の争奪戦(笑)には、出遅れましたが、立体駐車場の屋上と、平面駐車場の一番奥とどちらが遠いのか、といった微妙な位置どりをします。
受付の精算機に診察券を入れると、支払う入院費が請求され、必要な書類ももらえるなど、至れり尽くせり。
支払いを済ませ、迎えに行くまでには時間があるので、ロビーで時間潰し。
書類の細目に目を通して、半日の活動源として栄養剤を一本、飲みます。
移動をして、父の入院しているフロアの食堂で待機して、スタッフの方に退院の段取りをしてもらいます。
前回、二回目の退院時は、歩く速度が半分とはいえ、自力で歩けていたのが、今回は再び、車椅子での移動となりました。
玄関ロビーで車椅子の父親を待機させ、エントランスに車を回します。
車椅子からどうやって移乗するかなと観察していると、人の手を借りるより、
自分で移動した方が気が楽だといって、ヨッコラセと後部座席に乗り込みました。
まぁこれだけ動くことができるなら、まだ良いでしょう。
転院先のリハビリ病院まで、15分ほどの移動となります。
フラットになっているPoloの乗り心地は、体に力を入れにくい父親にとっても、
安気に座り続けることができたようです。
転院先の病院のエントランスでPoloを止めて、病院の車椅子を借り、
父親を下ろして、Poloを駐車場に移動させます。
前回は、駐車場に移動させている時に、車椅子に座らされていた父親を見て、脱走したか、ひとり置き捨てられた病人だと、病院のスタッフの方に勘違いされたことがあったので(汗)、寝巻きではなく、ジャージの上下を着せておきましたが、それが功を奏したか(?)、今回は勘違いされることなく、待っていました。
受付で手続きをして、マイナンバーカードが、暗証番号か、顔認証かのふたパターンある理由を実感します。
高齢者の父親に、マイナカードの暗証番号を覚えているかと突然聞いても、思い出せるわけがありません(苦笑)。
私も、暗証番号をiPhoneに控えていたのですが、それをすっかり失念して、顔認証をしてもらうと、塩梅よく認証してもらえました。
入院手続きと説明を、スタッフの方から伺い、これも前回と、私の心持ちが違ったのは、言えることを言っておくことは、図々しくない、ということです。
今回の入院の肝としては、自宅への帰宅が第一候補ではないこと。
もうワンクッション、施設を介することを要望します。
患者側が要望したところで、うまく行くものではないのですが、
リハビリ病院でのリハビリで、活動可能の範囲の広い、自立した自宅復帰ができるなら、それはそれで結構なことですが、父親の場合、心不全の症状を、高血圧のちょっと面倒なもの、くらいの捉え方をしている、その認識を改めてもらうまで、リハビリをしてもらう必要があるだろうと愚考する私は、愚息であります(笑)。
そんな都合よく人が変わるものではないでしょうが、私としては、何もやらせずに済ますことは、後々、私が、後悔をするだろうと。
これは、自由にやらせてあげればよかったと思う後悔との選択になるでしょう。
どちらともに後悔をするならば、私の性質としては、やってもらうだけやってもらうことを選択します。
自由なんかクソ喰らえ(毒)。
ただ、今回の父親の状態と、一年の間に、二回のリハビリ病院への再入院ということで、私の認識は、病院側も共有してもらえた感触がありました。
あとは、私の裁量というよりも、色々な調整がなされるものだと私は、認識をしています。
病室へ移動して、荷物の整理を軽くして、足りていないお茶と水を、近くの薬局で購入して戻ってくると、ちょうど昼食が配膳されたところでした。
出された昼食を、ペロリと食べ切った父親を見て、食欲があるのか、食い意地が悪くなったのか、とにかく、これだけ食欲があれば、回復もするのだろうと、単純に思えてしまいます。
父親との連絡用のノートに、注文の多い患者にならないように、と書くと、
意味がわからないような顔をしました。
父の性質なのか、歳をとるとこうなるのか、入院生活に対しての些細な不満を解消する(してもらう)ことが、正当な権利かのように考えている節があります。
わがままと不平との微妙な境界線を、うまく利用しているというのが私の観測。
文句言うなら、入院をするような生活を、自分がしなければ良いだけだろうと。
午後から仕事に入り、その後、担当ケアマネ氏に連絡やら、
今度は、母親の訪問診療のための紹介状の依頼など、
淡々とタスクをこなしていきます。
面倒くさいとかおもいはじめると、本当に面倒くさくなるので、
できるだけ自分の意思は働かせずに、淡々とこなしていかないと
しんどい(苦笑)。
今回、三度目の入院と考えるよりも、2月の二度目の入院の延長だったと考えれば、
10ヶ月の間の6ヶ月は、入院をしていることになります。
心不全の再入院率が高いと言うのは、
食事の制限や、その後のリハビリをたやさずに継続することへの
患者本人の認識不足、節制した生活が必要になることを、
自分で決めることができない。
このことが要因なのだろうと、私は考えます。
またしばらくPoloで、病院を往復する日々が続きます。