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ひらの。のブログ一覧

2022年02月27日 イイね!

観察する

昨今のニュースで取り上げられる国際社会の問題は、ウクライナ情勢です。

なぜ戦争というものを人類社会は排除できないであろうかと考えます。
それは大きく考えると、私にはよくわからないことですが、自分の生活で考えれば、理不尽に自分の所有物を害されることになれば、心穏やかに自分を保つことはしにくいだろうなということから、その延長線上の出来事でもあると考えます。
その所有物が、属している社会であったり組織であったり、家族であったり、俗物的な物質であったり、人の気持ちもそこに入るのかもしれません。
満たされていたって、鳩や雀に餌を与えていれば、彼らは人間から餌を供給されているにもかかわらず、目の前の餌の取り合いを行うことを考えれば、人間が彼ら以上に悟りを開いているとは、私は考えていません。

マッキンダーの地政学 デモクラシーの理想と現実 H・J・マッキンダー著 曽村保信訳 原書房

この本を読んでいると、なるほどロシアがウクライナに「侵攻」(西側陣営の表現を使えば)する、ロシア側の理由がわかりますし、ロシアをそのように誘導した手立てもわかります。

米国はともかく、欧州の知識人がこの地政学を理解していないとは考え難いことですし、特に東欧諸国とロシアとの位置的関係から考えて、ドイツ・フランスがこのことに無策であったとは考えにくいことです。となれば、現況のような非常事態になった時に直接の被害を受けずに何らかの利益を得ることができ、なおかつ、外国に対して政治的な誘導を図ることができる組織を有している国家はどこかと考えると、手口を考えた組織が所属している国家というものは、ずいぶん限られたものになります。

民主主義国家というものに、能率や効率を求めている声というものが、どれだけ「非民主主義的な思想」であるのか、そしてそのような声をあげている人たちの思想が、右であれ左であれ、偏っていないであろうか。その偏った意見に心を揺り動かされていないか、もしくは理知的な考え方であると錯覚していないか。私は自分を観察しています。



民主主義国家における非常時の政治と国家(官僚)の関係というものが、シン・ゴジラによく表現されていたことだと、本を読んでから映画を見直しているところです。
Posted at 2022/02/27 16:15:49 | トラックバック(0) | つれづれ | 日記
2022年02月20日 イイね!

気分も晴れ

朝の洗車をしていると、体感する水の冷たさの減衰具合に、着実に洗車のしやすい季節に進んでいるとわかります。

午後からの予定に合わせて、午前中に洗車。
気になっていた箇所に手当てをして、今日の洗車を終了。

今季は、洗車機の使用も辞さない構えでしたが(大げさ)
塩カルまみれになるようなことがなかったので、できるだけ手洗い洗車、もしくは1ヶ月に2回程度にまで洗車回数を減らしての運用となりました。

付着していた虫の死骸跡の除去、小傷の補正などは手軽に済ませてしまいます。
前回の磨き残しを見つけたので、片側だけをもう一度磨いて、様子を見ます。
鉄板の表面温度に合わせたやりようがあるもので、その点、前回の作業は手落ちだったなと勉強になりました。

午後からは、クーラーボックスの市場調査。

アウトドア用も良いのですが、ガッツリ保冷してくれそうなものは何かと知人に尋ねてみると、魚釣りに使うものは、しっかり冷え続けるよとアドバイスをいただいたので、釣具屋に市場調査をしに行きました。

完全に予算オーバーでしたが(苦笑)
期待する性能は如何程までかと考えると、48時間程度、車載時の保冷がしっかりできれば問題はなさそうだと。正確には、24時間で良いのですが、想定の倍の余力があればまずは問題にならないでしょう。

近くのアウトドアブランドも広く展開しているホムセンに足を向けましたが、タイミング悪くアウトドア用品のコーナー改装中で調査ができず。

その後、本命の予定を終えた本日は、気分も晴れやかになりました。
いやはや、日々勉強です。

Posted at 2022/02/20 17:18:35 | トラックバック(0) | Polo AWCHZ | 日記
2022年02月13日 イイね!

国道23号線

日本酒のPRだったフレッシュさの売り文句が番手を下げられて、熟成という文言が先頭集団に追いついてきました。

追いついたというよりも、周回遅れと見られていたのが、気がついたら先頭集団とされたと考えられます。

このような掌返し現象は、コロナ禍において、流通の在庫の問題を解決するにあたっての手段の選択であります。が、元々は基幹性能として持たされていた代物であります。

資本の運動効率の都合で、出来立てが喜ばれていた理由と同じで、熟成型をPRすることが運動の効率が良いとされれば、そのような風向きになります。

賞味期限は関係ないと言われるのも、これも表示したほうが都合が良い時代の選択と、表示しないほうが都合が良い時代における選択の問題です。

近代の厳格趣味というのも、その嗜好が資本の運動を生み出していたからです。
と考えると人の趣味嗜好も、意識が高ければ高いほど自分以外の理由で動いているとも考えられます。

時代を作用と反作用で見るだけでも、自己主張ができていると思っても、存外、自分の意志以外の理由で主張しているだけだった、と、教えられます。

Posted at 2022/02/13 10:59:16 | トラックバック(0) | 路線名 | 日記
2022年02月11日 イイね!

洗車をしていても耐えられる冷たさ

ようやく、日中の暖かさを感じられるようになりました。
昨日はみぞれ混じりの雨模様でしたが、季節は進んでいきますな。

久しぶりにPoloを洗車。

1月の洗車は、2回あるかないかでした。
理由は、今年、足の指先が霜焼けになってしまい、おっかなびっくりしながら洗車をするくらいなら、汚れてから機械式洗車でもいいやと、こまめな手洗い洗車をしていなかったからです。

ひどい塩カルの路面を走行した後は、下回りはホースで水をかけていましたが。

ボディ全体を水洗いののち、ワックスを掛けるというよりも、軽く乗っける程度に施工。
いつもとやる順番を変えてみても同じように仕上がるかとか、久しぶりのワックス施工も楽しいものです。

冬場に入る前に、手をかけられなくなると想定して、ボディ表面を整えるつもりで作業をしていましたが、それが功を奏したのか、手をかけてこなかった割には塗装表面のダメージは小傷くらいで済みました。

もう少し暖かくなってから、ケアができれば良いかなと。

良い意味で、大雑把になったというか、おっかなびっくりしながら、黒いボディとのお付き合いをさせていただいています。

Posted at 2022/02/11 17:40:29 | トラックバック(0) | Polo AWCHZ | 日記
2022年02月06日 イイね!

封建制社会

司馬遼太郎記念館の企画展は、「『胡蝶の夢』ーー近代医学を拓いたひとびと」

司馬遼太郎氏は、この著作の中で、江戸期の身分制社会というものをみたい、と書かれています。

Poloにしても、身分制社会の厳しい、もとい、何でも分類をするのが好きで、家の内外の高所にできる蜘蛛の巣取りの高箒すら何種類もあるようなお国柄の企画の車でありますので、すわ、ゴルフの代わりになるのか?などといった企画内容は、答えは、ゴルフが欲しければゴルフを購入することです、となります。

この辺りは、寺田寅彦氏も随筆集で、彼の国では便所掃除の道具についても便所用と名札をつけている。便所にあれば、その道具は便所に使うものだとわかるだろうと、観察しています。

そのような分類好きの民族性のお国の企画した車でありますから、ゴルフの代わりであるという分類はしていないと推察するのが、私のPoloの評価です。

この日、峠 下巻 司馬遼太郎 新潮文庫 を購入。

河井継之助を題材にした上中下巻を、読み終えることができました。

河井継之助を知ったのは10年ほど前のことで、ようやく小説を読み終えたのですが、知った時に読むのと、縁を見つけられず年数が経って読むのとでは、抱く感想が違っていたであろうというのが読後の印象でした。

すぐに購入して読むこともできたはずですが、読むタイミングというものは、あるのだろうと、ずいぶん時間をかけてきたものです。

そのおかげかというか、峠が書かれた時代は、1966年から1968年。学生運動の盛んな社会情勢であったことを最近読んだ本で知ると、この峠という作品が、かなり婉曲的に、過激化していく学生運動、もしくは左翼運動に対しての意見が込められていたのではないかと、考えてしまいます。
峠を連載していた1960年代の社会は、思想のために何をやってもいいのか?という単純な質問に対して、どれだけ冷静な答えをすることができる時代であったのか。
河井継之助は、その思想のために何を行ったのか。ここは司馬遼太郎氏の人タラシ(笑)の文章に私もしてやられてしまったところですが、江戸期の武士としての教養を昇華させるような見事な場面展開と文章に心を揺さぶられますが、燃え盛る城下を逃げ出した登場人物の少女に叫ばせます。

「桝屋の嬢や」は継之助の前にころび出、
「河井さま。勝つ勝つとおしゃってこのありさまは何事でございます」
と叫んだ。皆その暴言に顔色を失った。が、継之助だけはうなずき、「嬢や」を見つめ、
「いかにも申すとおりである」
と、血を噴くような目の色を見せた。

峠 下巻 356頁 司馬遼太郎 新潮文庫

この辺りは、戦中の日本の指導者層に向けられているかなと最初は思いましたが、それだけではないと印象を持ちました。

封建制社会の身分制の放棄を伴う近代化の思想に属しながら、江戸期社会における封建的な文化の美しさを見つめている司馬遼太郎氏の文章の妙に、魅力を感じているのだと、峠を読んで知ることができました。



Posted at 2022/02/06 17:41:19 | トラックバック(0) | おでかけしました | 日記

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