夏日になった4月の休日。
午後から半田の赤レンガ建物を見学に行ってきました。
醸造関係の建物だからとの目的で伺いましたが、ちょうどマルシェが開かれていたり、おそらく地元のお祭りの方々のお囃子の演奏があったりと、とても賑やかな時間に巡り合う事ができました。
現地現物の姿勢を忘れずにいると、いろいろ棚ぼたがあります(謎)
館内の歴史の紹介からわかったのは、醸造の工場であったのは、1943年までであり、戦後は食品加工の工場として使われていたというのが歴史でありますから、醸造をおこなっていたのは80年近く前になります。
地元の中埜家と盛田家が関わり、丸三ビールとして始まり、カブトビールと看板を変え、戦中末期まで製造されていたようです。
カブトビールの看板は、映画「風立ちぬ」においても、主人公が三菱航空機の大江工場に勤務するにあたり、名古屋駅に降り立つシーンでも映像化されているほど、その時代の「広告宣伝」の巧みさがよく現れていたものでもあるようです。
戦争によって社会の構造が変化し、戦争の期間が長くなればなるほど、以前の社会の姿を取り戻す事が難しくなるとは、柳田國男氏の言であります。
帰り道、お店に顔を出すと席が空いていましたので、久しぶりに喫茶の時間を過ごさせていただきました。こちらも充実した時間を過ごす事ができました。
ありがとうございます。
Posted at 2022/04/24 17:45:13 |
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