
新規溶剤を導入して半年余り。
ついた汚れの落ち方に、考慮すべきものはあるとしても、窓ガラスに使うと、ワイパーのびびりがなくなるといった、思わぬ副産物まで手に入れることができました。
汚れのつき方、そして汚れの落とし方については、別途、シャンプーなり、動画洗車の常套手段ともなっている、一連の洗車メニューを導入する必要があるというのが、新規溶剤の機能なのでしょう。
Poloの塗装表面の状態も、水の拭き上げにウェスを動かすと、抵抗感とざらつき感を感じ始めました。
なので、手持ちの溶剤で、段取りをします。
水垢焼け、鉄粉、などを除去する機能を有した溶剤です。
このような機能を有した溶剤は、窓ガラスには使わないようにと指定されている場合がありますが、手元の溶剤は、ガラスや劣化した樹脂にも使用ができるということなので、窓ガラスに気を使うことなく、溶剤を施工することができます。
使用後、トップコートの保護の溶剤をどうするのかを考えます。
一応、このままでもその機能を有していることになりますが、前回使用した感想だと、トップコートとしての保護膜を形成した方がより、良いのではないかというのが感想であります。
新規溶剤を選択するのは、抵抗感を持ちます。
それは、艶は出るものも、防汚機能について期待値に届きそうにもないこと(この期待値というものがかなり欲張り過ぎているのかもしれません)。
これを考慮して、残りに限りのある旧溶剤を再登板させることにします。
おそらく、半年から一年くらいは、月一施工で保たせられるのではないか、と。
残しておいても仕方ないし、完全になくなるまでは、塩梅よく使っていくことにします。
鉄粉や、水垢等の堆積した汚れも、完璧に、とまではいかなかったようですが、必要にして十分なほどの除去ができたようで、トップコートとして使う旧溶剤を施行するウェスの動きも滑らかに、かつ、施工のしやすさが格段に上がった、と感じられます。
使用した新規溶剤の機能としては、油分が汚れを呼ぶ、という思想のもとに機能を作られている溶剤で、使い始めた当初、目にする堆積汚れの少なさと、その文言の正確性に納得をしていましたが、伝統的なスタイルでの油分の保護、防汚機能を果たしている旧溶剤を使用した今回、Poloの塗装表面に堆積した汚れのつき方が、かなり異なっていることに気が付きます。
毎週の洗車の必要性を感じていたくらいの美観機能の低下があったのが、塗装表面に砂ほこり等の汚れが堆積した状態で雨が降った後でも、塗装表面に、堆積した汚れが水に包まれて乾燥して水玉模様を作る数が、圧倒的に少ない。
溶剤の機能だけを考慮すべきではありません。
汚れがつきにくい環境に、「別の方面からアプローチされている」、環境の総合的な機能を考慮する可能性がありますが、伝統的(であろう)な、油分で塗装表面を保護する、この役割を担っている手持ちの旧溶剤において、油分が汚れを呼んでいない状態になっていることを観察することができます。
二週間ほど、洗車もせずに、塗装表面に、砂ぼこり等の堆積を認めつつ、雨の日も運転をし、その間の汚れのつき方が異なっていると観察しています。
この状況の変化を、あえて、「溶剤の機能の変化枠組み」だけで考慮すれば、油分が汚れを呼ぶ、という観察は、何か不足があったのではないか、と。
油分が汚れを呼ぶ、この文言には、書かれていない前提条件というものが存在しているのではないかと考えると、塗装表面に付着した鉄粉や水垢汚れなどが、塗装表面に凹凸を作り、堆積するような砂ぼこりなどの微小な粒子はその凹凸にとらえられていたのではないか。
凹凸を埋めるようなトップコートであっても、微細に観察をすれば、凹凸を埋め合わせる結果にはなっていなかった。
鉄粉や水垢汚れを落とすことが、どのような洗車方法よりも、美観機能を維持することに効果を有しているのではないか、ということも考えることができますし、そのような主張をされるプロの作業者の方もおられます。
色々あって、面白いですね。
Posted at 2024/07/21 08:50:13 |
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洗車 | 日記