新しいインプレッサのTV広告も始まっていますね。
普段TVを見ない上に、見ている番組もTV広告のない番組だったりするので
世の情報の流れの速さには後れを取っております、でも生きる上で全く問題ありません。
新型インプレッサは、名駅コンコース内に設置された展示車を見に行くほど興味があり
スバル車を試乗しに行ったDラーに展示車があったりと
実車を二度ほど間近で見る事が出来ました。
先代インプレッサがヒットをして、
その役割は、インプレッサを通じてスバルという自動車メーカーの車を
それまでになかった購買層に広げる事が出来た、だそうです。
新型インプレッサを観察していると
見てわかりやすいセールスポイント、というものがない、外連味のない車だと印象を受けました。
ボルボの自動車を見ているような、そんな印象もあります。
そんなインプレッサから、ひとつ印象に残った事がありました。
内装を見ていると、フロントのダッシュボードから後ろへ
ドアパネルを伝ってBピラーにかけて
外縁部にラウンドしたデザインが施されています。
それはまるでダッシュボードから後ろへつながるように施されたデザインに
囲われているかのような印象を受けます。
これは凝っているなと思い記憶に残っていたのですが
TV広告をみて、このデザインに得心しました。
インプレッサのFMCの中身としては、プラットフォームの新設、ということが謳われますが
テレビ広告には機械的な説明を省き、イメージ戦略がとられています。
そのイメージは、安全性能という機構をいかにして言葉の説明なく説明をするか、です。
安全、というよりも、安心、さらには安心感、というべきでしょう。
その安心感ということから、内装の、囲うようにつながるデザインの意図を感じました。
合理的にする機構の説明よりも、情緒的に人の安心感に訴える。
これがマーケティングの基幹となっているのでしょう。
合理的思考をないがしろにすると、ろくでもないことをしでかすというのは
日本の社会だけではない事なのですけれど。
その肝は、単純です。
物事を考えて判断するよりも、自分の情緒に沿って、好きか嫌いかで判断するの方が
簡単だからです。
もっともコスパのよい職業が、愛国者である、と、同義の事です。
わたしはキャリパーの位置がいいなぁ、なんて思いながら見ていましたよ、情緒的に(笑)
Posted at 2016/10/30 15:01:18 |
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