
先日訪ねた「酒のうつわ」展でしたが、その日、腰の具合が芳しくありませんでした。
運転したり歩いたりするのは、問題がないのですが、腰を屈めるたびに鈍痛が走るので、集中力が保たないと早々に退散して、翌日緊急メンテナンスに駆け込みました。
その後、腰の塩梅も良くなってきたので、再訪させていただきました。
濁酒を飲む器と、諸白の清酒に近い酒を飲む器と、その形状が同じであろうか。
そのようなことを考えると、現在の清酒の性質に即している器というものは何か?もしくは、そのように調整された器とは、材質、形状はなんであるのか。興味深いところであります。
米で醸された酒は、温めるというのもデフォルトであったようです。
お燗にも耐えうる酒質が増えてくると、保管時も外気温の変化にシビアにならずによさそうですし、コロナ禍で流通が滞った現状に即した酒質でもありましょう。
そのような酒質の清酒に即した酒の器の形状とはどういうものであるのか。
もちろんそれは全く新しいものではなく、すでに過去の社会にあったものの再構築となるであろうと、企画展に展示されている器を見ながら、そのような感想を持ちました。
自動車産業は、内燃機関から電動車への過渡期でありましょうか。
そのデザインは、今の内燃機関を搭載した自動車のデザインのそれと、大きく逸脱したものにはなっていません。
いずれは、時の社会情勢に合致した、画期的なデザインの電動車が登場するやもしれませんが、そのデザインはどういうものかと考えれば、世の中に全くの新しいものはない、この定石から外れることはないだろうと、お猪口の形状を見ながら考えていました。
Posted at 2022/06/26 23:14:50 |
トラックバック(0) |
Polo AWCHZ | 日記