
9月のある日、朝起きると、そういえば京都博物館の企画展の終了に近いのではないかと思い出して、身支度を整えて、思いつくままに出発。
河内長野の霊地 観心寺と金剛寺ー真言密教と南朝の遺産 であります。
私の日本の歴史の時代は、古墳時代に差し掛かった程度でありますので、南北朝時代となると、よくわかりません。義務教育にせよ、高等学校教育にせよ、あれだけ歴史を学ぶ時間があったのに、未だよくわからないのは残念なことでした(他人事)
密教仏というものが、煌びやかな玉や金細工とともに描かれている理由なども、前知識として得ていると、展示されている宝物品が、なぜ展示されることになったのかを、なんとなく想像することが出来ると、楽しいものです。
お釈迦様からすれば、死後のことは、何にも言ってないんだけど、と、日本仏教の流れには、涅槃から飛び起きてしまうかもしれませんが、権力者に「贔屓を」受けやすい体質であるのは、空海が日本へ導入し、体系を完成させた当時からの特徴でありましょう。
天野酒という、寺社が酒を醸して財を成していたのも、地域産業となったようですし、豊臣政権においても厚遇をされたとあります。そして、豊臣秀吉から、質の良い酒を作るようにと指示を受けた書面も展示されていました。
それだけ「酒」というものが、飲むために必要でもありましょうし、産業としても重要であったのでしょう。
そのような人類社会にとって重要な位置を占める酒の役割でありますから、現代に生きる、近代人と自覚したい世の中の綺麗好きな方々にとっては、排除すべき存在、で、あるやもしれません。いえ、
リベラル的、綺麗好きな思想を持っている層の方々が、特段、アルコールが憎いのではなくて、新しい(と考えている)思想を導入するにあたっては、彼らが知る術は、現状の構造を排除することになります。
もし現状の世界が、アルコールの排除された世界でしたら、アルコールを導入するために努力をすることでしょう。
さてもうひとつ、欧州において、冬のエネルギー問題が新しく発生するのであれば、低アルコール化していた市場に、変化がもたらされる可能性を妄想します。
酒を飲んで暖まろう運動です(笑)
自動車産業も、EV化にブレーキがかかって、内燃機関を引っ張り出さなければならないのでは、と、妄想をします。
清酒における低アルコール化は、技術革新の方向性としては、既存のアルコール度数と同様な風合いを持った低アルコール化の技術でよろしいのでしょう。
ただしビジネスとしての時期というものと、保守層からすると、とんでもない、と言われがちですので、そこら辺は塩梅よくやってもらいたいものです。
付加価値としては、熟成酒にいかように物語を加えるために、どのような方策が動いているのかは、興味があります。
下戸の私が口にした低アルコール日本酒は、酔い方が芳しくないという印象があります。よほど保守的に製作されたアルコール度数の清酒の方が、酔い覚めはスッキリする経験が多いです。
お酒と宗教というものが昔から関連性が強いというのは、東西の国の違いに関係がないというのが、私には興味深いです。ゆえに、資本主義経済下においては、排除もされやすい産業であり、組織であると考えることもできます。
話が随分それました。
行きは、高速を使い、京都東まで。
帰りは、下道を想定します。帰宅時間から考えると、東名阪亀山ICから、伊勢湾岸までは上を使った方が渋滞に捕まることもないだろうと、そこだけを決めて、どのように経路を取るか。
ナビは、京都東ICを過ぎ、そのまま国道1号線を東に向かい、琵琶湖の南部を通過、甲賀方面へと向かわせるのがお決まりです。
ただこれですと、大津周辺の渋滞や、交通量の増加でペースが落とされます。
個人的には、名阪国道に向かいながら東進をしたいので、国道422号か、307号にどのようにアクセスをするか、と言ったところが考えどころでした。
京都から宇治まで南下をして、国道307号から東進をするのは、以前にも使った経路でしたので、今回は、国道422号を使って名阪国道の壬生野ICを目指します。
追分の国道1号線を使うのは、大津の交通集中のこともあり美味しくないので、ひと区間だけ、京都東ICから瀬田西ICまで名神を使って渋滞を回避してみます。
回避できたかどうかは知りませんが(笑)、瀬田西ICで降り、瀬田川を南下、上流へと向かいます。
ナビに登録されていない新規の道路も開通しており、ナビの画面よりは、青看板を積極的にみている私としては、気がついたらナビの画面は道なき道を走行していることになります。そろそろ有料版になるアップデートもした方が良いかしらん。
国道422号の走行は順調そのもので、壬生野ICから名阪国道に乗り、その後はいつものように亀山ICから東名阪、伊勢湾岸自動車道と乗り継いで、帰宅と相成りました。
Poloは、高速道路での移動においても、山の中を縫うような道路環境であっても、スムーズに役割をこなしてくれます。
ありがたいことです。

Posted at 2022/09/23 16:12:19 |
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