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車が点検から戻り、早速遠出をしたいところですが、稀に見る寒波が襲来するという事ですので、塩カルに、まみれて走る必要が出てくるまで、家の中でこもって過ごす事を決めた休みの日。

愛読書としているのは、小林秀雄氏の「考えるヒント」文春文庫です。

年始の休みから、熟読しています。

何度目かの再読ですが、こういうことが書かれていたか、とか、まだよくわからん箇所が出てくるのが、興味深く、何度も読み直してしまいます。

今回は、「平家物語」と次に続く「プルターク英雄伝」の構成が、二つ連なりに作られているのではないかと気づくところがあり、また一つ、勉強になります。

この二つの古典を紹介する構成は、対をなす関係性ではないかと今回気がついたことです。

「平家」は甲冑のように、生活の要求の上に咲いた花だとさえ言えるようなものがある。その構造の複雑の由って来るところにも、同じ意味合いが読めるように思われる。「平家」は、人々を、専門的な文学の世界に導こうとしてはいない。人々の日常生活から発する雑然たる要求、教えられたい要求にも、笑い飛ばしたい要求にも、詠嘆の必要にも、観察の必要にも、一挙に応じようとしている、そんな風な姿をしている。130頁

この文章に、「平家物語」が古典として現代にも語り継がれているのは、エンターテイメント性の高さ、だったのではないかと考えさせられます。

そして、「平家」とは対をなすような、エンターテイメント性の無さで、「プルターク英雄伝」も古典として残っているのではないかと。

「英雄伝」とは言うが、テミストクレスもペリクレスも、アレキサンドロスもカエサルも、一向英雄らしくはない。と言って小人でもない。ただ天性と環境とのいろいろな関係上、史上でヒーローの役を演じなければならない廻り合わせになった極く普通の人間である。近代の文人は、人間の見方や描き方について、様々な工夫を凝らして来たが、そういうものを全く知らなかったら、なるほどこのような普通な描き方になる筈だ、そういう普通な人間の姿が現れる。私達が、こう言う古典的リアリズムを物足らなく思うのも、現代人の贅沢なリアリズムに慣れ切っている、いや、恐らくこれと馴れ合っているが為だ。精到なリアリズムを誇る現代文学も、少し読書の工夫をして読めば、刺激的な挑撥的な迎合的な一種のスタイルと映ずる事もある。「英雄伝」のスタイルには、読者に迎合するところがまるでないから、これをはっきり容認して読めば、そんな男と附合ってみる楽しみも生まれ、面白そうな話を聞かされて退屈するような心配もない。136頁

「面白そうな話を聞かされて退屈するような心配もない」とは、私が各々のメディアから受ける印象を、過不足なく表現していました。

これらの共通したことは、何か。

読み手に、書き手が記したかった物事を再現させる、正確に想像（創造）させるという事ではないかと。

本も記録機なのですから、再生効率（このような概念があるかは知りませんが）が問題になってくるのではないかと考えると、「平家」も「英雄伝」も、作り方は、前者は大衆迎合のエンターテイメント性の高さ、後者は「読者に迎合するところがまるでない」、お互いに対をなすような構成であるにもかかわらず、古典として現代にまで生き残ることができている。

その理由は、「再現性」ではないかと考えることができました。

読者に「再現させる想像力（創造力）」を与える機能の高さがあることが、古典として生き残ることができる理由ではないかと。

そしてそれらは、必然的に、普遍的な、時代を超えうるといった意味合いで、性質を有することにはなりはしないか。

「英雄伝」に書かれている、ペリクレス伝を、小林氏は傑作であると評します。

「ペリクレス伝」は、「英雄伝」のなかの傑作である。それは、作者が、ペリクレスを、アテナイの黄金時代を創った人としてではなく、むしろペストの大流行と戦った如く、黄金時代と戦った人として描いているからだ。そして恐らくそれは真相だったと思われる。作者は質問している。逆境にあって卑下し、必要に迫られて、識者の言葉を聴く国民を扱うのは、幸運に思い上がり、得意になっている民衆の傲慢と威勢に轡を噛ませるより難しい事か、と。国力が発展するにつれて、人心も発展する。という事は、ペリクレスの観察によれば、アテナイが豊かになればなるほど、人心の腐敗も豊かになるという事であった。彼は、この熟慮された現実主義に立ち、理想派の言にも、実際家の言にも動かされなかった。147頁

理想派の言、実際家の言という言い回しは、革新、保守よりも優れている表現だと思います。

そして、両陣営の声の大きさに惑わされないための手段は、現実を熟慮するということだと示されています。

政治がかき集める莫大な事実の群が、ほんとうに人間的事実であるかどうかを反省してみる方が問題ではないのか。これほど事実を尊重する人々が寄り合い、これほど抽象的なドグマの相争う世界は、今日、政治世界を措いて他にない。横行しているのは、邪悪な贋リアリズムなのである。148頁

米国のメディアが、ロシアはミサイルの在庫がないと報道するのであれば、NATOにしても米国にしても、同様にミサイルの在庫がない、と考えるのは、事実を尊重していないことでありましょうか。

Poloの重量が増加しています。

運転手の体重分（笑）

正月太りは回避できましたが、ここ数年で、３kgほど増量。
ちょっとこの辺りで止めておかないと、上半身が重く感じていけません。

などと考えていると、Poloの運転時の重量も、運転席側で３kg増量していますから、運動性能に影響が出てくるものです、出ていても私には感知できていませんが（おぃ）

なるほど、車にとっての増量というものは、狙った効果を出すために必要な量というものがあるのだろうとも考えられます。

そしてそれは、人間も同じであろうと。

コロナ禍の数年前から、めまいに襲われる事が少々続いて、特に朝、寝ていた状態で枕の上で頭の向きを変えた時や、起き上がる時が、多かった。

それまで、めまいというものに遭遇した事がなかった私は、本当に目が回るのだと体験しましたし、酷かったのは、めまいを起こした後の頭痛でした。半日ほど起き上がるのがしんどくなるほどのものでしたので、こりゃめまい持ちの人は大変だと思ったものです。

身長177センチで、体重を、58kgで安定をさせていたのですが、流石にそれでは体の大きさに対して体重が少なすぎる、70kgくらいまで戻してみたらとアドバイスをもらい、一年に1kg程度の増量で増やしてきましたから、コロナ禍を含めて五、六年で7kgの増量というペースです。

無理くりに体重を落としていたわけではなく、勝手に体重が落ちての58kgでしたので、別段風邪をひき易くなったわけでもないし、ご飯も美味しく食べる事が出来ているので問題なしとしていましたが、めまいの原因は、体重が（それに伴う何かが）不足していたからかも知れないと、増量を始めてからここ数年、めまいにも、めまいに襲われそうな前兆にも会わずに過ごしていることから、想像をします。

ただ、ベルトの穴が一つずれましたので、これが少々きつい（苦笑）

着ていた服のサイズも、ワンランク上げても良いかもとなってくると、買い替え時までは、これ以上の体型の肥大化は、制御したいところだとも思えます。

車も、軽ければ良い、というのは、どういう事なのか。

どこかでその車両におけるバランスというものが存在するのではなかろうか、と、自分の体重変化における体調面の変化から、想像をします。

週末、職場にiPhoneを置き忘れて来たことに、帰宅をしてから気づきます。

取りに行くのも面倒なことなので、週明けの出勤まで、iPhoneを無しで過ごそうと。

私の生活における通信環境は、iPhoneに差してあるSIMひとつ。これで、自宅のiMacもwi-fiでネット接続していますので、iPhoneがない＝ネットに接続できない、ことになります。

仕事でメインに使っている携帯電話がありますので、連絡はどうとでもなると、たがを括って、iPhoneのない週末を過ごします。

iPhoneが手元にない、ということで、どれだけ自分の生活に影響があるのかと体感してみましたが、仕事場の往復の生活においては、なくても困らない。

仕事や趣味で、出かける際に関しては、Poloにナビが装着されているので、事前に調査しておけば、経路検索には困らない。

ネットに関わる時間の代わりに、読書時間を確保する事が容易になるので、読書のペースが良くなる。

知らないことを調べたい、確認したいと思い立った時に、すぐに情報にアクセスができない。

iPhoneにメモを容易に入れているので、欲しかった書籍の題名を覚えていない事がよくわかりました。

To Doリストは、iPhoneだけではなく、紙ベースでも残しておく必要があるか。

私は自分が考えてもいなかったほど、天気予報を見ていた（笑）

カメラ機能は、なくても良いし、あれば便利に使う事ができる、ということ。

部屋に光回線を導入するか迷っていた時期もありました。

結果としては、SIMカードでのネット接続のみを行なっていますが、私の生活においては、光回線は必要がないようです。

ただ、iPhoneのアップデートをする際に、wi-fi接続下でないと、iOSのアップデートができないので、これをどのようにするか、といったところです。

車で考えれば、モニターだけがあり、iPhone（スマートフォン）の機能がなければ、音楽も聞けず地図も見る事ができない、というシステムは、どうも私の生活には即さないような気もしました。

あと困るのは、車以外での移動時における経路案内です。

特に、電車やバスなど、時刻表の確認や乗り継ぎなどは、アプリの経路案内に任せっきりになっていますので、これがなくなると、大変そうです。

こう羅列してみますと、スマートフォンというデバイスに、随分と私の人生も、関わっているんだな、と、わかります。

逆に考えれば、私の生活においての、タブレット型端末に求めている機能も、上記に示されているということになります。

電話機能は、携帯電話（ガラケー）に。情報端末としてのタブレット型端末。

iPhoneの性能に不足を感じていることはありませんので、あとはそのサイズ感、になるのでしょう。

キーボードを使っての文字入力については、iPhoneのサイズよりも、iPadの画面サイズの方が有益であるような気がします。

ただ、iPadだけの運用にすると、そのサイズ感が常に、気になるところです。

やってみなければわからない、ということだと考えています。

朝起きて、天気予報の風の具合を見ると、穏やかな日になりそうだったので、今日も洗車（笑）

昨日は水洗いをして、溶剤でコーティングをして終了。

コーティングのやり方を少々変更してみると、こちらの方が簡便で、見栄えの結果も良好。

ただし、溶剤の定着率が下がっているはずなので、この辺りのバランスを確認するために、要経過観察とします。

今朝、同じやり方で再びコーティングを施行。

コーティングというと（ワックス掛けでも良いですが）面倒な作業を連想されると、アレ、なのですが、塗って拭き取るという作業を、他にどのように表現をするか、ということです。

昨日洗車した塗装表面は、少々の埃が付着していたので、乾いたウェスで軽く撫でて拭き取ります。

作業工程は、溶剤を吹き付けて、塗り伸ばし、乾いた頃合いで拭き取る。

この作業を、帰着点は明快になっていますから、そこに向かって、アレやコレやと工程を変えてみては、楽しんでいます。

酒もタバコもギャンブルも興味がない私でありますから、このように、随分と安上がりな楽しみ方をしているわけです（笑）

今年の三が日は、いつも通り、家でゆっくり過ごしました。

気をつけていたのは、食べすぎないようにと、16時間断食をおこなっていたくらいです。

おかげで恒例の、正月太りを回避する事ができました。

ただ、お正月明がけても、なんとなく胃腸が重い感触があるのは、カロリーの多い食べ物をよく口にしていたからでしょう。
それに体を動かしていなかったことも影響していると。

次のお正月休みの課題にしましょう。

Poloの洗車も正月の恒例行事だったのですが、表面に、わずかに埃が堆積しているくらいで、たいして汚れていなかったので行わず、気になっていた運転席のマットを水洗い。

刺激の少ない洗剤で洗って、たっぷりと水ですすいで、日がな干しておきました。

その間に、ステアリングなどの普段触っているパーツの手脂を処理したり、内窓を掃除したりなどをこなして、正月のお掃除は終了。

マットの洗浄以外は、普段から行なっている事でしたので、特段、大きな汚れが落ちる事はありませんが、室内もさっぱりした空気になりますし、行なってよかった事でした。

今年の抱負は、無事息災です。いつものことですが（苦笑）

本年も、よろしくお願いいたします。