2019年05月15日
ブレーキの踏み間違え
最近痛ましい事故が多発している。
ブレーキとアクセルの踏み間違えである。
事故のドライバーは決まったように「ブレーキを踏んだが停まらなかった」という。
そう、ドライバーはブレーキを踏んだつもりでしっかりペダルを踏んでいるのだが、それはアクセルペダルなのだ。
ブレーキが壊れていたと必ず主張するがブレーキが壊れていたのではない。
ブレーキをしっかり踏んだつもりでアクセルを一杯踏んでいたのだ。
事故後でさえ踏み間違いをしたという自覚が無く、「ブレーキをしっかり踏んでいたのに停まらなかった」と言う。
数年前だが息子が車を駅の駐車場に駐車していた。
ブレーキ踏み間違いの車に駐車中の息子の車が当てられて壁と車に挟まれて全損になった。
事故現場に居た目撃者に尋ねると、凄い加速で衝突したが、ドライバーはアクセルを踏んだままなので衝突後もエンジンの回転が上ったままで、アクセルから足を離せと言ってもドライバーは足を離さず、警官が駆けつけるまでエンジンがウォンウォンと凄い音で回っていたという。
ドライバーはブレーキだと思ってアクセルを目一杯踏んでいたに違い無いという。
つまり車が停まらないのでブレーキをもっと踏まないといけないと思って踏んでいるのが、アクセルペダルなのだ。
踏み間違いなどしていないつもりで、実際には完全な踏み間違いをしている。
オートマチック車は左右数センチ離れただけのペダルを同じ足で踏むところに問題があるので、ちょっとドライビングポジションが違うだけで間違ったペダルを踏むリスクが高い。
シートがレース用のバケットシートのように身体をがっちりと固定するならペダルの踏み間違いは少ないだろうが、普通のシートに座ると数センチのズレはあり、同じ足で踏むとブレーキとアクセルを踏み間違えしやすい。
右足でアクセル、左足でブレーキを操作する習慣のドライバーがあるが、この場合は右足と左足の違いで踏み間違いのリスクは少ないが、それでもドライビングポジションのちょっとした違いで踏み間違いの可能性がある。
ステアリングシャフトを中心に左側にブレーキ、右側にアクセルを取り付け、右足と左足の間を仕切る板を設置すると左足はブレーキ、右足はアクセルとして踏み間違いは減ると思う。仕切り板のためのに乗り降りが多少不自由になるがオートマ車での踏み間違い事故防止のためには仕方無い。
根本的な対策をするべきだ。
なお、我が家の家訓は「車はマニュアルミッション車にすべし」である。
旧車王国と息子の車はすべてMTである。
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運転 | クルマ
Posted at
2019/05/15 22:35:04
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