ジムニーJB23の方向指示器のスイッチを入れてもリレーのカチカチ音は聞こえないし、方向指示のインジケーターも点灯しない。右も左も駄目。
どこが壊れたのかと思いながら、とりあえずヒューズの点検をしようとヒューズボックスの位置を探るがどこにあるのか分からない。
帰宅してから修理しようと思うが、こういうときに限り運悪くパトカーが向こうからやってくる。左折したかったが、左折信号が出せないので仕方なく直進する。
さらに運の悪いことにパトカーが交差点でUターンして後ろからやってくる。仕方ないので路肩に寄ってパトカーをやり過ごす。
帰宅して取り扱い説明書を引っ張りだすとヒューズボックスはダッシュボードの裏側の右下に斜め下向きについていると判明。
ちょっと首をつっこんだくらいでは分からない。頭を床に近い位置まで下げて首を捻って右上を見るとようやく位置がわかる。首の筋が筋違いしそうになりそうだ。
今度はヒューズボックスのカバーが固くて外れない。
無理やり引っ張ってようやくカバーが外れた。ドライビンググローブを嵌めていたので外れたが、素手では無理なくらいの固さである。
さて、方向指示器のヒューズはどれかと思ったが、取り扱い説明書のヒューズのページには方向指示器のヒューズの記載が無い。
消去法で他のヒューズを除外していくと、「ホーン・非常点滅灯」というのがあり、方向指示器の電球は非常点滅灯と兼用なので、このヒューズが該当するかとヒューズを抜こうとした。
ヒューズカバーの英語表示もHORN HAZARDという表示があるだけである。
小型のヒューズボックスは狭いスペースにギチギチにヒューズが刺さっていて抜くのも困難。ラジオペンチでヒューズを抜き取って点検したら切れているのがわかった。
ブレードヒューズは場合によっては背中の方から切れているのがわかることもあるが、色によってはわからない。ましてやミニブレードヒューズは小さいので外さない限り判断できない。

さて、新しいヒューズを装着し、ヒューズカバーを装着しようとしたが今度はカバーが嵌まらない。
当初カバーが外れなかったくらいだから嵌まるのも困難だったが、次回カバーを外す苦労を考えてカバーは外したままにした。本来は振動でヒューズが脱落するのをカバーが防止する役目があるのだが仕方ない。
そもそもジムニーのような車輛はタフな使い方を目的に使われているのであり、ヒューズの点検や交換がしやすいように機能的に設計・製作するべきなのに格好だけに拘って機能が劣っている気がする。
初代のフェアレディZなど運転席に座ったままでヒューズボックスが目視でき、簡単に点検と交換が可能なように設計されていた。
ジムニーは機能を優先するべき車であり、ダッシュボードにヒューズボックスをむき出しにして装着したら却ってメカニカルで格好良いくらいの車だ。
スズキの車のデザインのコンセプトが分からない。
新型のジムニーが外観的にメルセデスベンツGクラスのイミテーションだったりするのは本格的な機能性というものが分からないイモオーナーをターゲットにしているスズキのイモデザイナーのためだろうか。
ネットで、下記の書き込みを見つけた。
>ジムニーの運転席側のヒューズボックスから電源取ったけど
>jb23のヒューズボックスってなんでこんなに扱いづらい場所にあるんだろ。
>設計者に怒りさえ覚える。
他のジムニーのオーナーも設計者に対して同じような不満感覚を持っているようだ。
Posted at 2019/01/12 21:17:29 | |
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ジムニー | 日記