
わが王国にはリフトがあるので、オイル交換はリフトアップして交換しているが、結構面倒である。
ドレーンボルトを緩めて取り外すときに不用意に廃油受けにチャポンと落としたり手がベトベトになる。
廃油受けから空き缶に廃油を移すときに注意深く作業しても多少廃油がこぼれたりする。
ネットで見ていて上抜きの手動式オイルチェンジャーが安いので、ついポチッとしてしまった。
金属の欠片などが流れ出るからと下抜きにこだわるオーナーは多い。
また、気分的にも下へ流し出したほうが完全に抜ける気がする。
一方自動車屋などに言わせると、上からの方がよく抜けるが客が下抜きというので下から抜いていると言う。
本当かな、と、マーチAK12で試してみた。
手動式オイルチェンジャーは外径が6mmのノズルをオイルレベルゲージのパイプからオイルパンの底に当たるまで突っ込み、ポンプで減圧にすると、オイルが吸いだされる。
オイルを抜き出すまで、何度もポンプを操作しなければならないかと思っていたが、少し吸い出せばあとはサイフォンの原理で自動的に流れ出す。数分放置すれば完全に吸い出される。
この状態でドレーンボルトを外してみたがオイルは1滴も出ない。ドレーン穴に指を突っ込んで指の先でオイルパンの底を探るがオイルは残っていない。
確かに上抜きの方が良く抜けるようだ。

この図のようにドレーンボルトの入るネジ穴の内側にはわずかな縁があるので一番底に溜まったオイルは下抜きをしたときにドレーン穴から抜けない。
ドレーン穴に指を突っ込んで指の先でオイルパンの底を探るとオイルが溜まっているのが確認できる。
しかし、上抜きだと底に溜まったオイルも吸い取ることができるという理屈。
オイルフィルターエレメントを交換しないときは今後この上から吸い出す方法でやろうと思う。
なお、先日みんカラのブログに書いてあったが、上抜きのノズルの先端が割れてオイルパンの中に落下してオイルパンを外してノズルの破片を取り除いた、というトラブルがあった、という。
上抜きノズルの劣化には注意したい。
安価な器具だから、二三年毎に買い換えてもよい。
あ、当然なことだが、ドライサンプの車ではタンクからの抜き取りにしか使えない。
Posted at 2016/09/18 23:02:08 | |
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