最近はテスター(サーキットテスター)を使う機会も少ない。
せいぜい自動車バッテリーや乾電池の電圧を測定するか、導通を調べる程度で、抵抗値の測定や電流の測定などの出番は少ない。
先日久しぶりにテスターを使おうとすると作動がおかしい。
テスターの使用開始時にはプラス側とマイナス側のテスター棒を接触させて導通を調べ、ゼロ点を調整するのが原則であるが、導通を調べると針が中途半端に振れる。
電池が消耗しているのかと電池を交換したがやはり指針が不安定。
テスターで電池を測定してみるが、電圧測定もおかしい。
新品の電池なので1.5ボルト以上示すはずだが1ボルト強しか示さない。
テスターのコードはいつもいろいろな位置に動かしたり、テスターに巻き付けて保管したりするので、コード(ケーブル)が切れることが多い。
もっともよく切れるのはテスター棒の根元である。
そういう理由で、軟質のプラスチックで覆ったテスター棒を好んで使用してきたのでテスター棒の端でケーブルは切れていないはず。
Sanwa製のやや良質のアナログテスターだったので、テスター本体が壊れたとしたら悲しい。
とりあえずは安物のデジタルテスターで作業を終え、再びアナログテスターを触ってみる。今度は正常に作動する。これは何故なのか。
さらにいじっていたらテスター棒を少し歪ませると作動することに気づいた。つまりテスター棒の中で断線しかかっているらしいと判明。
切れ難いと思った軟質のプラスチックで覆ったテスター棒の中で断線しかかっていたのだ。
で、近くのホームセンターでテスターコードを調達した。

当たり前のタイプのテスターコードで長い棒の根本で切れるタイブだ。
ホームセンターにより値段の差があり高いところは600円弱、安いところは400円弱。
テスターコードを買ってきて早速試してみた。
ところがテスターの導通が確認できない。
エエーッ、新品のテスターコードも異常があるのだろうか。
どうしたものかと思いながら1本のテスターコードの両端をテスターのプラスのソケットとマイナスのソケットに挿入して導通テストをしようとする。
テスター棒の先端がテスターのソケットにはまらない。
両端は同じ太さのピンプラグのはず。はまらない筈はない。
とはいえ中国製だから何があるかも知れない、太さが違うこともあるかも知れないと思いながら、不思議な気分でテスター針を眺めるとテスター針の上から保護のための細い透明なビニールチューブが嵌っているのを発見。
ブログの画像を拡大してみると保護用の透明なビニールチューブが針の上に被っているのが判る。
この透明な保護用のビニールチューブが絶縁していたために導通が無かったのだと判明。
透明なビニールチューブのお陰でバタバタした。お粗末な一件だった。(苦笑)
テスターとケーブルの信頼性が低くてはテスターの用をなさない。(苦笑)
Posted at 2018/02/23 10:56:32 | |
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