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Ron Fのブログ一覧

2016年11月20日 イイね!

なぜ私はMTが好きになってしまったのか?

なぜ私はMTが好きになってしまったのか?気がつけば私、いつの間に
AT乗りからMT乗りになっていたんだろう?
とふと思ってしまいました。







※完全に個人的な主観で書いておりますので、
人によってはお気を悪くするところもあるかもしれませんが予めお断りしておきます。


私自身、免許を取る前から一応車好きではあったのですが、
特にMTやATだからというのではなく
とりあえず「車」を運転出来ればいいかなという感じでした。

そんな私が免許を取ったのは大学1年生の春。
その時もなぜMTの免許を取ったのか未だによく覚えていません。
「とりあえず、潰しが効くからMTにしておこうかな~」程度の
動機だったような気がします。
教習で初めてMT車に乗ったとき、
「何のためにこんな面倒な操作をするんだろう?」
と思いつつ厳しい教官にどやされながら実車教習していました(笑)
その時の教習車はLPGガスのコンフォート。
低速トルクがあまりなくスイスポより運転が難しかったような気が・・・


免許取得後、実家のセカンドカーがMTだったのでちょこっと運転しましたが、
後述するスイスポを所有するまでの10数年間後までMTはおさらばでした。

初めて買った車(というより半分出してもらいましたが)はアルトのAT。


※写真はお借りしました。

私実は大学と資格を目指していたためもう1つ別の学校を掛け持ちしていたのですが、
その時移動するのが大変だろうと親が半分出してくれて車を買うことができました。
(半分はガソスタのバイトで稼ぎました。)
その時も親から「MTだと運転が難しいだろうから、ATにしておきなさい。」
言われましたので特に深く考えずAT(しかも3速!)にしました。
まあ、この時はATMT云々より車そのものが所有出来る嬉しさでいっぱいでした。

そこからしばらく車に乗らない期間があった後にBLレガシィB4へ。



この当時のレガシィはMTもかなりラインナップがありましたが、
私が購入したB-SPORT LIMITEDというグレードはATのみ。
特に何も考えずそのままATに。

そしてIS350へ。



レクサスはMTをラインナップしていないので、ここでもそのままATに。
特に何も気になることはありませんでした。
というより「免許は持っているけどもうMTを運転することは一生無いだろうな~」
とふと免許証を見ながら思ったりすることもありました。

そしてWRX S4へ。



その時ふと「WRXにはSTIもあるけどたぶん運転出来ないだろうからS4一択だな。」
と全く検討することなくS4を選択しました。




・・・とここまでは順調に(?)AT生活を送っていたのですが、
私のそのAT生活を一変させる出会いがありました。
それが先日お別れしたスイフトスポーツ。



この車は6MTとCVTの両方がラインナップされていますが、
当初CVTにしようかな、という考えがありました。
CVTを試乗したところすごく好感触だったというのもありますが、
「MTだと運転していて疲れるだろうな」とか「MTだと運転するの面倒そうだな」
という先入観のようなものがあったことは恥ずかしながら否めません。

でもそんな中ちょっとずつ「面白そうかも」という気持ちが芽生えてきました。
それはみんカラブログでの皆様のコメントだったり、
スイスポを所有されている方のブログだったり、
そしてネットの試乗記だったりYouTubeの動画だったり・・・
読んだり見たりしていくうちに「一度運転してみたいな。」という気持ちが生まれ
嫁さんにもどうしようかな?と相談してみました。

ちなみに嫁さんはAT限定免許なのですが、なぜか「MTでもいいのでは?」という意見。
理由は2つ。
1つはスイスポのCVTよりMTの方が安かったため(笑)
やはり仕事用の車として買うのであれば
ちょっとでもコストを下げて欲しいというのが理由でした。
あと当初は新古車を狙っていたのでスイスポの新古車でCVTは少ないという事情も。

もう1つはS4との棲み分け。
仕事で使う車といってもS4とスイスポのキャラが被ってしまってはいけませんので、
S4=AT、スイスポ=MTと分けておけば仮に仕事用として乗らなくなったとしても
使い分けができるのではないか、というのが理由だったようです。
私自身、スイスポ購入前は、おそらくスイスポは仕事だけでそれ以外のドライブでは
変わらずS4に乗っていくだろうという予想を立てていました。

ということで嫁さんの同意もあって思い切ってMTを購入することに決めました。




ただ先にも書いたとおり既に最後のMT車を運転してから10数年。
いきなり運転するのは少し怖いので教習所でMTのペーパードライブ教習を受けることに。



久しぶりの教習所でまた怒られるのかな?と緊張していましたが
「ははは・・・最近の教習所でそんなところないですよ。」と教官に笑われるぐらい
和やかな雰囲気の教習でした。時代は変わったものですね(笑)

ちなみに余談ですが、スイスポ、WRX STI、
この時の教習車(ティーダラティオの教習専用車)を比較したとき
一番クラッチをつなぐのが難しかったのは間違いなくこの時の教習車です(笑)
教官が最初「え!これ一番古い教習車じゃない?ごめんよ~、
今新車のMTが全部出払っているのでこれで我慢してね~。」と言われました。
確かにかなりクラッチが磨り減っている上に異様にクラッチが重く、
かなり発進がシビア・・・
横では新車のアクセラが走っていて、あ~あ、あっちがよかったなと
少し心の中でブーたれていたのも今となっては懐かしい(笑)

でも何とかエンストせずに走らせることができ教官にも
「うん、これぐらい運転出来るのなら大丈夫でしょう!
後は路上で無茶せず運転すればすぐ上達すると思いますよ。」
と有り難い言葉を頂いて無事教習は終わりました。

そしてスイスポの納車・・・
この時はいつもと別のディーラーで購入したので自宅まで持ってきてもらったのですが、
すぐいつものディーラーに持って行って各種部品を取り付ける予定だったので、
ガチガチに緊張しつつそろそろ車庫から発進させました。
まず第一印象は「クラッチ軽い!そして繋ぎやすい!」
あの教習車はいったい何なんだろうかと思うぐらいすごく運転しやすく、
拍子抜けしました。
そしてなんとかディーラーへ。
ただ最初は4速まで入れるので精一杯でした(笑)



この時10数年ぶりのMTでの公道、本当に「緊張」という言葉しか無いドライブでしたが、
それと同時に「これ楽しい!」という気持ちが芽生えました。
帰りに嫁さんのプリウスに乗せてもらって「ヤバい!MT楽しすぎる!」と興奮していて
「うるさい!」といつものごとく怒られたのも良い思い出です(笑)

それからはもう私のブログをお読みになられている方なら分かると思いますが、
ギクシャクしつつもMTでのドライブを楽しむようになっていました。



確かにMTはATに比べるとすごく操作は煩雑で面倒なところがありますが、
やはり車がまるで自分の手足になったかのような楽しさがあります。
また慣れてくるとATよりも思いのままに車を操れるようになることも分かりました。
加速したければシフトダウン、そしてスピードが乗ってくるとシフトアップ。
だけど前が詰まっているので減速して再加速しそうならギアはそのままで。
う~ん、この速度ならこのギアがいいかな、いや坂道なので1つ落とすか・・・
と自由自在にギアを選んで走らせることができます。
もちろんS4のスポーツリニアトロニックもすごく優秀でダイレクト感がありますが、
やはりこういった複雑な制御になるとやはり人間の脳で操作したほうが早いです。

ということで当初の予想が大きく外れ、
仕事でもそれ以外でもスイスポに乗ることが多くなってしまいました。
正直車としての完成度は同じぐらい、
快適性ではS4、安全装備もS4の方が豊富に装備されているのですが、
車としての相性はスイスポの方が良かったかな?とお別れした今でも思います。




スイスポは間違いなく私の車人生を変えた1台、そしてスイスポに乗っていたからこそ
STIを買うことになったのですが・・・STIにしようかな?と話したときに
嫁さんからこんな質問がありました。
「確かにスイスポでMTに慣れたというのは分かるけど、
それはS4という大きな後ろ盾があったからというのではない?
もしSTI1台にするとなると完全にMTだけになるけど大丈夫?」と。
さすがにポンポン買い替えるわけにはいかんよ、ということです。当たり前ですね。

う~ん、確かにと一考させられる質問でした。
今までは最悪スイスポで走れないようだったらS4に乗ればいいや、
というところがありましたが、もうSTI一本になると
「MTで走れないから」という言い訳(?)は一切通じなくなります。
実は当初S4 tsも候補にあったというのは
ここの決心がつかなかったというのが正直なところです(笑)

正直自分では「大丈夫」だという思いがありましたが、
なかなか決心がつきませんでした。
そこで考えたのが今一度愛車のスイスポに乗って答えを出してみようということで、
特に用は無かったのですがスイスポでその辺を一週してくることにしました(笑)



スイスポに乗っていていろいろな気持ちが浮かんできましたが
一周しているうちに考えがまとまりました。

まず「車に合わせてもらう」のではなく「自分を車に合わせる」こと。
最初はギクシャクする運転でも、しっかり練習して
車を手足のように扱えるようにすればいい。
むしろそれぐらいの覚悟がないのであればSTIに乗らない方がいい。


そして今更ながらMTのメリットをもう1つ見いだしました。
それは「運転中は嫌でも運転に集中せざるを得ない」ということ。

もちろん集中しないといけないのはATでも同じなのですが、
MTだとうっかりしているとエンストしてしまうので、
S4に比べるとスイスポの場合は他の事に気を取られていると
1㎝も前に進むことができません。
逆に言えば仕事の時の運転でも
強制的に運転に集中せざるを得なくなる=強制的な気分転換になる
なるほど、だからスイスポの運転は仕事の時でも楽しかったのか!
と今更ながら改めて感じました(笑)


こんな感じに考えをまとめて「大丈夫!MT車一本でいくよ!」
と嫁さんに宣言(はったり?)しました。
嫁さんもたぶんそう言うだろうと思っていたよ、と半ば呆れ顔、
半ば楽しそうな顔でした(笑)
よくもまあSTIに試乗する前なのにこんなことが言えたもんだと思います。

そしてSTIに試乗・・・スポーツカーとしての走行性能に驚くと共に
すごく扱いやすく素直な車であるということが分かってほっとしました。



そしてこの車となら長くつきあっていけそうだな、という気持ちになりました。


正直私の車人生の中でMTに乗った期間はごくごく短いですが、
これからしばらくはMT車との生活が始まります。
きっとそれは楽しいものになるでのはないだろうかとワクワクしています。

長文になってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。
Posted at 2016/11/20 10:32:47 | コメント(14) | トラックバック(0) | コラム | クルマ
2016年11月19日 イイね!

さようなら、スイフトスポーツ

さようなら、スイフトスポーツ話は一週間ほど前に遡りますが・・・
スイフトスポーツとお別れしてきました。







もう少しSTIが来るまで乗るつもりでしたが、
以前も少し書いたとおり某大手買取店さんが新古車並の価格で買い取ってくれること、
そして現在のスイスポの駐車場が
工事の時の資材置き場として使われることもあって
傷が入ったりしては可愛そうなので早くにお別れ、ということになりました。

今回は引き取りに来てもらったのですが、お別れの時間私は仕事でいなかったので、
嫁さんに立ち会ってもらいました。
その後仕事から戻って駐車場にスイスポの姿がないのを見ると
正直涙が出そうになりました。







スイフトスポーツ、愛車だったのは9ヶ月程でしたが私の車人生を変えた車でした。
「MTには乗ってみたいけど怖いな」「MTって楽しいのかな」と考えていた私をが
「もうMTじゃないと楽しくない!」と思えるようになったのは
間違いなくこのスイスポのおかげです。

それはただ単にMTの車だったというだけではなく、
スイスポが凄くいい車だったというのも大きな理由。
名機M16A型高回転型エンジン、そしてしなやかだけどすごくしっかりとした足回り、
そしてダイレクトながら素直なハンドリング・・・
本当に私にとっては名車中の名車でした。
また綺麗なエクステリアも魅力的。
仕事で疲れたときでもスイスポの姿を見るとほっとしたり、やる気をもらったり・・・
短い間だったとはいえたくさんの思い出があります。








スイスポ、しかもMTに乗っていなければ間違いなくSTIを買うことはなかったでしょう。
おそらく乗り換えたとしてもずっとATだったと思います。
「人との出会いは運命を変えることがある」と思っている私ですが、
今回は「スイスポとの出会いは私の車人生を変えた」と思っています。


正直何とかして手許に置いておきたいなと考えて実は嫁さんにも相談したのですが・・・
ランニングコストはともかくとして、やはり次にSTIに乗りたいのであれば
間違いなくスイスポは不動車に近い状態なってしまうので
それなら綺麗なうちに新しいオーナーさんに乗ってもらうことが
車にとっても一番幸せなのでは、という結論に至りました。









次期型も噂されていますが以前「なぜ新型を待たなかったか?」でも書いたとおり、
次期型では高回転型NAであるM16Aエンジンでもなくなるでしょうし、
私はどうしても現行型のZC32が欲しくて購入したので正直未練はあります。

でも殆ど乗らない車になってしまうのはやはり車にとっても不幸なことでしょうし。
新しいオーナーさんのもとで大事にしてもらえれば、と願っています。

本当にありがとう、スイフトスポーツ!いいオーナーさんに巡り会えるといいね。



Posted at 2016/11/19 07:57:26 | コメント(11) | トラックバック(0) | スイフトスポーツ(ZC32S) | クルマ
2016年11月18日 イイね!

いま、スポーツカーに乗る。

いま、スポーツカーに乗る。

私は現在WRX S4を所有してSTIの納車待ちですが、この2つの車は
見た目はよく似ている(むしろ同じ)でも全く性格の違う2台だと思います。
S4は「スポーツセダン」として、長距離を楽しく快適に走ることを主としており、
安心してゆったりと運転することができます。
STIは生粋の「スポーツカー」。
運転することそのものが目的で、遊びがなくドライバーの操作が
ダイレクトに車に反映されます。
ただそれがたまらなく楽しいです!
どちらも「WRX」という名前ですが、単純にSTIのAT版が
S4とは言えない気がします。

高回転まで気持ちよく回りグワっと力のでるエンジン、
とても手応えのあるハンドリング、
矢のような直進安定性だがハンドルを切るとよく研がれた包丁のように
スパッと向きを変える車体。
でも扱いづらいことは一切無し!とても素直な車です。
SUBARUの伝統ある名車STI、納車がさらに待ち遠しくなりそうです。

個人的には文句なしに☆5つですが、誰にでもお勧めという車ではありません。
用途によってはS4の方が向いているということもあると思います。
WRX STI、WRX S4、レヴォーグSTIスポーツと「WRX」と「STI」と名前がついた車が
SUBARUにはいくつかありますが、どれもそれぞれ方向性が違いますので、
検討される際には必ず試乗されることをお勧めします。
Posted at 2016/11/18 08:42:56 | コメント(13) | 試乗記 | クルマレビュー
2016年11月17日 イイね!

「最高!」という言葉しかない・・・WRX STI試乗記

「最高!」という言葉しかない・・・WRX STI試乗記本日は待ちに待ったWRX STI試乗の日です。










※写真は全てiPhoneで撮影しておりますので、画像が悪いところがあるかもしれませんがご了承下さい。
※完全に個人的な主観で書いておりますので、
人によってはお気を悪くするところもあるかもしれませんが予めお断りしておきます。



朝の仕事が早く終わったので
少し早めにS4でディーラーへ向かいました。
本日気温も下がっているせいかS4のセルモーターが少し重い?
なので一緒にバッテリーも充電してもらうことにしました。


ディーラーに入ると・・・そこにはブラックのSTIが!
これが試乗車なのかと少し緊張しました。
到着が早かったため私の担当の方は不在。
その間に別の営業の方(こちらの方にもよくお世話になっています。)
が「STI、表に回しておきましたのでよろしければゆっくり見ます?
ぜひ座ってクラッチを踏んでみて下さい。」
とありがたいお言葉(笑)
なので写真を撮るついでにじっくり見させて頂きました。

アプライドC型のType S!
そういえば以前の試乗車はブルーだった記憶がありますが、
入れ替えたのでしょうね。
同じアプライドなのでいろいろ凄く参考になります。


まずはエクステリアから。

フロント


リア


ブラック、しかも大型スポイラー付きということで「厳つさ」が凄いです。
見た目はS4と同じですが、タイヤが太くなって大型スポイラーがつくと
これだけ違うんだなと驚きました。


そして「STI」のバッジがいい!
やはりこのバッジのあるなしで雰囲気がだいぶ変わってきます。

サイドの「STI」

ちなみにS4だとここは「WRX」になっています。


ホイールの「STI」




そしてドアを開けて早速運転席に座ってみます。

ん?少し座面が低い?
シートは色が違うだけでS4と同じだと思うのですが、心なしか目線が低いです。
これは気のせいでしょうか?


インテリアは基本的にS4と同じですが、
シフトレバー&サイドブレーキ、そしてSIドライブのダイヤルなどが
この車はSTIである、ということをはっきりと示しています。


あとシートにも赤の差し色が入っているので、S4と同じインテリアとはいえ
かなりスポーツカーな雰囲気が漂っています。


そしてとりあえず座席を動かしてクラッチを踏んでみます。
まず第一印象は・・・「(スイスポに比べると)少し重い!剛性感が半端ない!」
言い表すのが難しいですがスイスポだとクラッチも軽く遊びがありますが、
STIの場合、「踏み応えがあって遊びがない」といった感じです。

こういうタイプだとクラッチもすぐ繋がるでしょうし、
ミートポイントも分かりやすいだろうな、と感じました。


そしてシフトレバーを操作・・・めちゃくちゃストロークが短い!


まるで「スイッチ?」かと思うようなストロークの短さで驚きました。
以前アルトワークスのシフトレバーもショートストロークで驚きましたが、
こちらはさらに半端なく短いです。
またシフトレバーそのものもとても手応えがあります。
重いというのではなく、反動が手に伝わってくるというか・・・
例えが難しいです(笑)

まとめて言えばクラッチ&シフトレバーに関しては「剛性感」が
半端ないということです。
あと「遊び」が全くなく、全てがダイレクトな感じ。
こうとしか言いようがない(汗)

思った以上に凄そうな車なので自分に運転できるだろうか・・・
と若干の不安を感じていると
程なく担当の方が帰ってこられて「じゃあ、Ronさん、行きましょうか!」
と爽やかな笑顔でやってこられました。



ということで試乗に出発です!


「エンストしても笑わないで下さいよ。」と冗談を交えつつ、
クラッチを踏んでエンジン始動!
重低音が車内に響きます。
もうこの時点からS4とは全く違う車である雰囲気が満々です(笑)

ショートストロークなシフトレバーを「1」に入れて、
アクセルを調整しながら半クラでスタート・・・
少しぎこちない(?)ながらも発進できました。
ちょっと拍子抜け(笑)

なんというか確かにクラッチは重いのですが、
遊びがない&剛性感が半端ないおかげで
ミートポイントが掴みやすく、すごく発進がしやすいです。
「えっ、こんなに素直な車なの?」と拍子抜けしたのと同時に一安心。

そして道路に出る前に一旦停止、ということでブレーキを踏みます。
・・・皆さんのコメントにもあったように最初は「ガツン」とやっちゃいました(笑)
S4の場合、グイッと効かせるにはかなり奥まで踏み込む必要があるのですが、
STIの場合ブレンボというのもあって恐ろしくブレーキが効きます。



そしてそのまま加速・・・
まず感じたのが「ハンドルの手応え感」が凄いこと。
なんというかハンドルも遊びがなく、ちょっと回しただけでも車体が曲がろうとします。
また路面の状態がそのままハンドルに伝わってくるかのように
すごく手応えがあります。

S4もダイレクト感がありますが、STIの場合
ハンドルそのものがタイヤと直結しているようなダイレクトな感じです。
重いといえば、重いのですが私には「これだよ、これ!」という感じです。

またパワステの感じがとても「しっとり」していました。
人工的ではなく、とても自然にアシストしてくれている感じ。
これ、そういえば昔どこかで・・・と思い返してみると
昔乗っていたBLレガシィとよく似ているなと思いました。
(後で調べてみるとBLレガシィもSTIも同じく油圧パワーステアリングでした。)

かといって直進安定性が悪いかといえば、とんでもない!
まるでレールの上に走ってるかのような直進安定性です。

この相反することをうまく両立させているのに驚きました。



そして加速・・・馬力はS4と変わりませんが、STIはまたひと味違う。
街中だと基本的に何速からでも加速していきます(笑)
ちょっとシフトダウンして高回転まで回してみましたが、
一気にレッドゾーンが近づくとともに
「ウォォォォォオオン」という心地よい重低音が背中から伝わってきます。
一気に高回転まで拭け上がり、それと同時に
恐ろしい加速が背中からやってきました(汗)
法定速度があっというまに近づいてきましたので
スピード違反しないように急いでアクセルを緩めましたが、
背中は汗びっしょり。

※ディーラーでのアイドリング中に撮影しました。

助手席の担当の方に思わず「これがスポーツカーってやつなんですね?」
と言ってしまいました(笑)
担当の方も
「S4と形は同じでも全く違う車でしょ。
STIはそのままラリーに持っていても走れるぐらい作り込んでいます。
(もちろんロールバーなどはいりますけど。)
S4はコンフォートな部分がありますが、STIはドライバの意思が全てダイレクトに
伝わるような造りになってますね。
これは良い悪いということではなく、S4はスポーツセダン、
STIはスポーツカーという違いによるものです。」とのこと。
確かにそのとおりだな、と思いました。

ということで一回りしてそのままディーラーへ戻りました。
とりあえずエンストすることなく帰れて良かった・・・(汗)
そしてああ、できることならそのまま乗って帰りたい、
と思ってしまったぐらい楽しい試乗でした(笑)


タイトルにも書いていますがSTIは私にとって「最高!」という
言葉しか出ない車でした。
ハンドル、アクセル、クラッチ・・・車の部分部分全てがまるで
自分の手足の一部分になったかのように
操ることができる楽しさを思いっきり感じることができました。

またダイレクト感がある=乗りごこちが悪いのか、
というとそういうことも全くありません。
確かに足はすごく固いですが、不快な揺れではなく
路面の凹凸を「トン、トン」と乗り越え、それをまるで金庫のように
頑丈なボディが受け止めているような感じでした。
このダイレクト感、剛性感はSTIパーツでちょこっと武装(?)した私のS4でも
次元が違う凄さだなと思うと同時にSTIとS4と見た目は同じでも
中身は全く違う車ということを痛感しました。

おそらく私なんぞの腕ではSTIを思いどおりに扱うだけでも
1年ぐらい軽くかかりそうですが、それでも
「絶対乗ってみたい!いや、乗りこなせてみせる!」と思える魅力がある車でした。



ディーラーからの帰りですが・・・
S4のバッテリー充電が1日ぐらいかかりそうということで
代車を借りるかタクシーでも呼んで帰ろうかな、と
思ったのですが、担当の方が「よかったらSTIでお送りしますよ?」と嬉しい一言。
ということでお願いすることにしました。


せっかくなので今度は助手席からいろいろ観察させて頂くことに(笑)
まずは・・・担当さん、運転めちゃくちゃうまい!
まるでSTIが担当さんの一部になったかのように
うまくクラッチ&シフトレバーを操作していきます。
う~ん、先ほどの私の運転が恥ずかしい(汗)
絶対うまくなってやる~と改めて心に誓いました(笑)

そして助手席の乗り心地も悪くありません。
先ほど書いたようにすごく固いながらも不快な揺れがないので、
すごく心地よいというか気持ちの良い振動がお尻に伝わってきます。

そして事務所まで送ってもらい「ありがとうございました!」とお礼を申し上げて
お見送りしました。

・・・STIの排気音、外から聞いていても痺れます。
確かにS4に比べると音は大きいですが、凄くいい音です。
ただ駐車場で吹かしていると嫁さんにシバカレそうな音なので
車庫入れ、車庫出しの時は要注意ですね(笑)



・・・と興奮混じりに書いてしまいましてまとまりのない拙文になってしまい
申し訳ありません。
STIの試乗、本当に最高という以外にない試乗になりました。
まず、スポーツカーであっても本当に扱いやすい素直な車であるということ、
そしてそのポテンシャルは恐ろしいものがあること、ということが分かりました。
限界が見えないというか、本気出したらどんな走りをするんだろう?と・・・
本当に凄い車だな、と感じました。

試乗せずに契約したという不安は完全に消えて、
素敵なスポーツカーを所有できるんだな、
という楽しみがこみ上げてきてより納車が待ち遠しくなりました。

本日はお忙しいところ、ご担当者の方、本当にありがとうございました。
ということで試乗記を終わりたいと思います。

最後までお読み頂いてありがとうございました。
Posted at 2016/11/17 14:32:34 | コメント(18) | トラックバック(0) | WRX STI(VAB C型) | クルマ
2016年11月16日 イイね!

明日はいよいよ・・・試乗!

明日はいよいよ・・・試乗!本日まで仕事が詰みに詰んでいましたが
一段落してほっと一息です。






そんな私ですが今からワクワク&少し緊張していることが。
それは明日はいよいよWRX STIの試乗だからです。

いろんな方の試乗記やレビューを読んでいて
エンストしないかな、うまく運転出来るかな・・・といろいろ緊張してきます。
でも営業の方は「スイフトスポーツをMTで運転出来るのであればなんの問題も
ないですよ。」と言ってくれているのでその言葉を信じてあまり固くならないように
楽しく試乗してこようと思います。

嫁さんにそんなことを話すると「エンスト?しょうがないんじゃない?
事故だけは起こさないように気をつけてね。」と一言(汗)
まあそのとおりなんですけどね(笑)

ああ・・・本当にドキドキします(笑)

Posted at 2016/11/16 16:02:47 | コメント(14) | トラックバック(0) | WRX STI(VAB C型) | クルマ

プロフィール

「RC FとRAV4PHVの加速感の違い http://cvw.jp/b/910066/44737403/
何シテル?   01/05 10:39
長年の念願だった、そして私とって究極の1台であるRC Fを所有しています。 仕事用快速営業車としてRAV4 PHV G“Z”(納車待ち)を そして嫁さん...
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