燃焼系？吸気系？

この3月にタイミングベルト周辺（ウォーターポンプ含む）の部品を一斉に交換したユーノス500だが、問題のノイズは依然として消えていない。
　そればかりか、ここのところ低いギアでアクセルをガバッと開いたときなど排気管から黒煙が昇り立つのがルームミラー越しに見えるようになってきた。再現性は低いのだが…。
エンジンからのカムノイズもかなり大きくなっていて、それが為ほんの数週間前に改めてエンジンオイルまで交換したのだが、症状は一進一退。
　2速3000回転あたりでの不正吸気っぽい雑音のことはさて置いても、黒煙を吐くのは非常に好ましくない事態なので（燃費も急激に悪化している）一度ディーラーで診て貰うことにした。

　横浜在住の友人から指摘されてアッと思い出したのだけれど、この症状は以前、エアフローの調子が悪くなった時とよく似ているのだ。あの時は、その友人がスペアに確保しておいた、解体車由来のエアフロー・アッセンブリーを譲っていただいて交換し事なきをえたのだが、あれからもう何年経っているか、現用のエアフロがくたびれてきていても確かに不思議ではない。

　そんなことを考えながら車を持ち込んだのは、いつもの―と言うか、年初以来（不本意ながら）入り浸っている久が原の店舗ではなく、11年前にユーノス500を購入した港北ニュータウンの店舗だ。訪問はかなり久しぶりになるのだが、購入当時以来在籍しているスタッフ（時々日記に登場したSさん）がいる「はず」だったので様子伺いも含めて顔を出すことにした。
しかしSさんは、既に県央部の別の店舗に異動していたのだった…。

　結論から言うと、ダイアグノーシスを使って調べた範囲では異常は発見できなかった。つまり電気的な問題じゃなくてメカニカルな異常だということで、懸念していたO2センサーの故障（万札が何枚も飛んでしまう）ではないことが判った。
それと、自己診断機能を使ったときに「なにか」がリセットされたのか、不思議と症状がぐっと緩和されたのは有難かったが、改善した理由がわからないのも困ったものである。
大体、こっちとしてはメカニカルな異常が主因だと踏んでいるのだから途方に暮れたような顔で「ダイアグじゃ異常は見つかりませんでした」なんて言い切られたんじゃあ、殆ど意味がないのだ。忙しいのも判るが僕は「その先」が知りたいのである。

　そんなわけで、もうこの店舗には足を運ぶ理由がまったくなくなった。かつてはユーノス500の横浜在住オーナーが頻繁に足を運んだ信用度トップクラスのディーラーだったのだが、今では零落して往時のよさなど、その影すら伺えない。（セールススタッフに占める女性の比率は高いのは目の保養かもしれない…が、車にトラブルを抱えて来店してるモンにとっちゃ、そんなこたぁどーだっていい事だ）
　まあ、普通に見れば優良店ではあるのだろうけれど、昔を知っている僕の期待値からすれば「だぁめだ、コリャ」としか言いようがなかった。店舗にロードスターのクーペ（写真）が展示してあったのは、さすが地域基幹拠点と言うだけのことはあるのだけども。

　ともかく車の症状については、理由は不明ながらちょっとばかり改善したので、少し様子を見ようと思う。