• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

惰眠のブログ一覧

2008年01月31日 イイね!

継続も撤廃もリクツがねじけてないかなあ

継続も撤廃もリクツがねじけてないかなあ租税特別措置法のお陰様で、ガソリン車のユーザーは税法の本則より割高な税金を払わされているのだが、クルマに関して言えば新規購入するときの自動車取得税や車検ごとに納める自動車重量税もまた、長期間「暫定」のまま本則よりも高い税額に設定されている。
 消費税が当初税率3%で導入されたときも自動車だけは6%の税率だったわけで、自動車製造はこの国の基幹産業の一つでありながら、いざその「地元特産品」を地場で消費しようとすると、税制面で色々と「嫌がらせ」を受けるという、笑っちゃう側面がある。

 ま、それはそれとして。
けさもラジオで揮発油税+地方道路税(いわゆるガソリン税)の暫定税率を巡る国会論戦を聞いていたのだけれど、複数の論点がきちんと整理されてないのをひしひしと感じる。大雑把に言って軸は二つで、その第一は「暫定税率をこのまま維持するのか、しないのか」もう一つは「ガソリン税を道路特定財源のままにしておくのか一般財源化するのか」。これがもう、見事にごちゃ混ぜ。
 いわば尊皇攘夷の人もいれば佐幕攘夷の人もあり、勤皇開国派も佐幕開国論者もいるというのに、属することのできる陣営は基本的に二つと言うような「なんだよ、どっちも呉越同舟、同床異夢じゃん」てな按配になっている。

 有り体に言って、野党民主党が攻め手に使っている「租税特措法は更新せず」は、政府与党を追い詰めるための議会戦術に過ぎないので、あまりこれを正面から支持することは僕にはできないが、少なくともそのリクツは間違いじゃない。(というか、リクツとして成り立つから攻め手に使えるんだけど)
 「暫定」なのだから、本来的にはその場しのぎの臨時収入と考えなくちゃいけないはずのお金なのに、最初から当然入ってくるものと見做して予算編成したりするから、こういう攻められ方をしたときに政府与党は慌てふためくことになる。
 中には官房長官と言う職にありながら「たかが税額の25円ごとき」だの「税金で単価をかさ上げしてることが消費の抑制につながり地球温暖化を防止することになる」みたいなバカ発言をする、政治家としても(元職の)行政官僚としても不適格な発言をする奴まで出てくる。みっともないことこの上ない。

 税金の額を幾らに設定するのがいいのか、どういう理屈でその税金が正当化されるのかっていうのは、政治の上でとても大事なことだ。「ちょっとお小遣い足んねーんだよ、頼むよ」みたいなせびり方が認められるはずもないのだから。
 んじゃどーすりゃスジが通るのよ、と言うことになるわけだけども、僕の考え方はこうだ。

 まず、道路特定財源の枠組みを維持するかどうかについては、道路利用者の受益者負担を根拠に道路整備名目で徴収されている以上、また政府説明の通り特に地方部において道路整備が必ずしもできていないことから、この枠組みは守られるべき。
 また租税特措法の暫定税率については、予算に占める道路整備費の上限があるため事実上使い切れないほどの税収がある、つまり「取りすぎ」の状態になっているのだから、税額は本則に戻すのが筋合いだということになる。

 ここまでは「筋を通すため」の話。
現実問題として歳入不足を抱えていて現状の税収額を縮小できない「現実」があるならば、暫定税額相当分の新規の租税立法(一般財源)を行うべきだ。
例えば「環境税」名目でもいい。ガソリン内燃機関が酸素を消費して二酸化炭素を放出するものである以上、ガソリン・エンジン車が環境に負荷をかけた分をどこかで何がしか対策して帳消しにすることが今の時代の「正義」になる以上、これは徴税根拠として成り立ちうると僕は思う。

 また、それを一般財源として取り扱うことについても、環境対策がひとり道路行政や産業など特定分野に限ったものではなく、それこそ個人の日常生活の時限にまで下がって関わりが出てくるものなので、ガソリンから得た税収を広汎な使途の財源にすることはおかしくないと言いうる。

 いま現在のツギハギの法律をダラダラ無批判に使い続けることに汲々とするんじゃなくて、ここらで論点をガサッと総ざらえして(提案は政府与党でも野党でもいいから)一発新規の立法をするくらいの胆力を見せてもらいたいなぁと思うんだが……期待するべきじゃないかもしれないなぁ。






なかのひと

Posted at 2008/01/31 14:00:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2007年12月12日 イイね!

その軽きこと、鴻毛の如し

その軽きこと、鴻毛の如しいつぞやの選挙で政府・与党はその公約に、社会保険庁(=国)が杜撰極まりない保険料徴収&管理を行った結果、誰から受け取った金なのかわからなくなってしまった約五千万件の支払主を07年度末までに特定することを掲げた。
 当時からその実現可能性には疑問符が付けられていたし、僕なんかも「まあ、無理でしょ。でも『覚悟』『決意』ということとしては、その意気や善し」くらいに思っていた。

 それがこの週あたま「ヤッパリできまへんねん」と言うことになった。ま、それは仕方ないと思う。長年にわたって累積してきた杜撰処理のツケを、そんな短期日でケリ付けられるって方が無茶なんだから。確かに公約違反っちゃ公約違反だが、そういう難詰調の言葉を使うよりは「公約未達」くらいの表現に留めてやってもええんちゃうかとも思う。

 が。しかし、だ。公約違反のほうはそれでもいいが、町村信孝官房長官が定例記者会見でした発言は、これはちょっと看過できない。公約違反ではないと言いたいがために、あろうことか「選挙だから、縮めて言ってしまった。」とは、一体何を考えているのか。
 選挙公約が果たせませんでしたと言うのならば、まだ諸事情勘案の上、受け入れられる余地がある。しかし「選挙だったから」キチンとした説明をできなかったのも仕方ないと開き直るに至っては、ものごとの重要性の序列がまるきり分かっていないと言わざるを得ない。

 たとえ本音ベースでは「公約なんて選挙期間中のみのセールス用キャッチ・コピーだ」と思っているなら、それでもいい。だが「それをします」と言う約束をしたタテマエがあり、そのタテマエは守るべきものとの共通認識があるからこそ「約束を果たせ」「約束と違う(=公約違反)」と、尻を引っぱたくのだ。
 「アレは選挙のときに言ったことだから、不正確でも構わない」的なことを言ってしまったら、そもそも政党の選挙公約が……と言うよりも、代議制が成り立たなくなってしまう。

 僕の感覚からすれば、町村官房長官発言は官房長官辞任どころか議員辞職にも値する重大な――論外な――トンデモ発言だ。会期の再延長でピリピリする国会が、直ちに全面的に停まってもおかしくないくらいの暴言だよ。
 「産む機械」だの「不沈空母」だの「アッケラカーのカー」だの、小さい小さい。つーか、国会停めろよ、野党。吊るし上げにしろよ、マスコミ。原理原則の部分、つまり出発点から間違った方向を向いてるような発言を放置してんじゃねーよ。飼い馴らされやがって。
Posted at 2007/12/13 11:35:52 | コメント(4) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2007年08月01日 イイね!

赤城

赤城永田町方面が赤城、赤城と喧しいのをテレビで見ていてふと思い出したのは、赤城のラーメンアイス。いま「ガリガリ君」とかいうアイスキャンディーが人気で随分業績を伸ばしているらしい赤城乳業が1984年に発売した商品だ。

 実際に食べた記憶はかすかにしか残っていない。上に乗っているグリーンピースが本物だったことに驚いたような記憶があるような気がするので、1度か2度は食べたことがあるのだと思う。うーん、CMで見たほどにはラーメンぽくなくて「なーんだ」と思ったような気もするから、多分食べたことがあるんだろう。

 こんな按配で味なんか当然覚えている筈もないのだが、テレビCMの印象だけは今も強烈に残っている。同時期に売られていた日清中華三昧のCMをとことんまねたパロディーだったからだ。初めてテレビで見たときは呆気にとられた。カット割りから画面構成、ナレーションに至るまで徹底的に似せていて、よくぞ日清食品からクレームがつかなかったなあ、なんて変なことにも感心したりした。なにせ中華三昧15秒スポットのキメ台詞まで「中国4000年の歴史と無関係に新発売」なんて重厚な語り口で笑いだねにしているのだから。

 衝撃的といえば、八代亜紀本人に無理矢理英訳した『舟唄』を歌わせた清酒のCMも相当強烈だった。♪Shimijimi drinking, shimijimily. Only memories go on by...これは白鶴だったかなあ。敢えておふざけっぽさを徹底的に排除して、クソ真面目にふざけて見せるのって、大好きだ。
Posted at 2007/08/01 18:31:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2007年07月27日 イイね!

集金の名目

集金の名目めったなことではパーキング・メーターを使わないので今まで知らなかったのだけれども、合法的に路上駐車するために支払うお金はなんと「駐車料金」ではなくて「パーキング・メーター作動手数料」の名目で徴収されているのだった。
 なんか感覚的には、電車に乗るときに支払うお金が「運賃」じゃなくて「自動改札作動手数料」だったような違和感がある。

 でもまあ、なんでこんな費目にしてあるんだろうとちょっと頭をひねって、何となく納得のいく答えにたどり着いた。要するに、天下の公道――車を走らせることを目的に建設された――を使って「車を停めさせることで」「特定のお役所が金儲けをする」のは怪しからん!!という正論をかわすため理屈なんだろう。しかし、いかにも苦し紛れって感じがしてならない。
Posted at 2007/07/30 12:30:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2007年05月09日 イイね!

バイオ酒精入りガソリンとマヨネーズ

バイオ酒精入りガソリンとマヨネーズ先日の夜、見るともなく見ていたテレビから流れてきたニュースで、メキシコで主食のトルティーヤが庶民の食卓から遠のいているという話をやっていた。トルティーヤはトウモロコシを粉に引いて焼いた、ナンとかパンとか、そういう感じの食べ物だ。トウモロコシの値段が上がってしまって、もはや庶民が主食にするにはしんどい水準にまで来てしまっているのだとか。

 他のことをしながら音声だけ聞いていたのだけれど、これって洒落にならないんじゃねーの?と思い始めたのは話が核心に迫り始めたあたりから。
 トウモロコシの値段が上がったのは「食用として市場に出回る供給量が急速に減少しているから」だという。そしてそうなった理由は、アメリカ政府の燃料政策の転換――平たく言えば、バイオエタノール・ガソリンの振興にあるという。

 食い物として売るよりも燃料の原料として出荷した方がイイ値段で売れるし、しかも需要増を見込んだ元売各社から生産農家へのアプローチも盛んなので、実入りのいいほうを選べば食卓に回す分がなくなる、そういう循環に陥っているということだ。
 食料自給率が確か3割程度で、主食の米は兎も角としてそれ以外の穀物だの肉だのなんだのを尽く外国からの輸入に依存しているわが国にとって、他所で起きてることだと傍観してらんないだろ、と思ってたらマヨネーズが1割ほど値上げだと言う。原料の植物油が、やっぱりバイオエタノール燃料需要と食い合って価格が上昇、いまの値段じゃ商売にならなくなってしまった由。

 突然、ガソリン消費大国がエコに目覚めると色々と迷惑だなぁなどと思っていたが、どうもそれも話が違うらしい。エコに目覚めたのでバイオエタノールへの転換を進めているのではなく、中東でのアメリカの地位がヤバくなってきて将来の供給に不安が出てきたので、燃料のソースを切り替えようとしているだけだとの説が、どこかに掲載されていた。今もって京都議定書の調印を渋る合衆国のこと、さもありなんと思う。とことん手前の都合だけなわけだ。

 で、まあ、日本でも最近小売が始まって、こっちでは一応「環境に優しいエコ」であることを(割と控え目におずおずと)謳い文句にしているようなのだけれども、その理屈と言うか仕組みを考えると「エコ?」って感じになってしまう。
 詳しくは関連リンク先で説明しているけども、元売各社が自信なさげなのも頷ける。そういう理屈立てをすれば、そうと言えないこともないかもねって程度のエコなんだもの。

 と言うか、北米の大国がこういう具合に燃料政策の舵を切ったことって、逆にエコロジー(地球環境保護)の観点からは極めて致命的な事態を引き起こすトリガーになるんじゃないかって懸念が頭を去らない。
 アメリカが高値で引き取ってくれるトウモロコシを大量供給するために、いまはまだ食卓からトウモロコシや、それに関係する食料品が(主として価格の理由から)遠ざかるだけで済んでいる。けれども、次には必ずや、トウモロコシの増産、そのための農地拡大がやってくる。だって、儲かるんだから。中南米は、貧しいのだから。
 そのために、この地球と言う星の生態系に酸素を供給する一大拠点であるアマゾンの密林地帯が、今にも勝る速度で急速にトウモロコシ畑と化して消えていくことを心配するのは、果たして杞憂だろうか。僕は、少なくとも楽観できる話ではないと思っている。
Posted at 2007/05/10 14:24:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

Automotive Design 
カテゴリ:新しい車関連
2003/08/09 00:21:12
 
All The Web 
カテゴリ:便利
2002/12/27 14:03:26
 
Hubble Space Telescope Public Pictures 
カテゴリ:科学・文化・芸術
2002/11/08 15:59:43
 

愛車一覧

マツダ ロードスター マツダ ロードスター
2005年10月、発作的に衝動買いしてしまいました。 いい車だなぁと思ってはいたものの所 ...
マツダ ユーノス500 マツダ ユーノス500
気が付けばデビューはもう19年前。 最新の車とは比べるべくもありません。 ガタガタゴトゴ ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
例によって例のごとく、借り物の車での「パートタイム・オーナー」です。レンタルしたのは10 ...
マツダ ランティス マツダ ランティス
俄かオーナー経験は僅か3週間で終わりましたが、とてもいい車です。 代車だったので、コンデ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation