惰眠のブログ一覧

最近、仕事で六本木六丁目界隈にいることが多いのだけれど、ここで僕が目を引かれるのは六本木ヒルズ見物にきた若いおねいちゃんではなく、ベロ・タクシー（写真）という自転車タクシーだ。自動車ライターの下野康史氏が富士フイルムのウェブページ（マカロニ・アンモナイトと言う名前）に書いている連載で紹介していたので、その存在は少し前から知っていたのだけれど、現物を見るとやっぱり話の種にでも一度乗ってみたくなる。

　こう思うのはどうやら僕だけではないらしく、先日は齢半世紀を越えたと思われる女性二人連れが、目的地に到着したあと運転手（と言うのかな？）のお兄さんにおねだりして、キャビンに座っている様子を記念写真に収めてもらっている光景を目にした。

　ちなみに料金は（下野氏の記事によると）初乗り500メーターで一人300円らしい。客は2人まで乗れるが、なにぶん人力なので人数分の料金を申し受けるのだとか。旅程計算は発地点から着地点までの直線距離で算出すると言うのも面白い。

　日没までの営業だと言うことだし、速さもせいぜい「歩くよりは速い」程度らしいのでとかくバタバタした宮仕えの合間に試しに乗ってみるのは難しそうだけれど、今度ちょっとうまいタイミングがあれば、ぜひ一度乗ってみたいと思っている。