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惰眠のブログ一覧

2005年01月26日 イイね!

「利用者が死ぬこともある」

「利用者が死ぬこともある」六本木ヒルズの自動回転ドア事故で、きょう森ビル管理とメーカーの担当者が書類送検された。(写真はヒルズゲートタワーのもの。今は引き戸式の自動ドアに置き換わっている)
その関連で讀賣の記事見出しを読んでギョッとした。
六本木ヒルズ開業当初、メーカーが森ビルに渡した取り説には「マニュアルどおりに扱わないとドア利用者が死ぬこともある」との一文が入っていたと言うのだ。しかもこの自動回転ドア、完成品じゃなくて試作段階の機械だったというではないか。

 利用客の生命を使って、開発中の製品の試験をしてたんですかい。度が過ぎて子供ひとり死なせちゃったもんで頭抱えてるって図式ですかい。それで容疑が「業務上過失致死」ってのはどうなのよ。―とも思うのだけれども、逆に「試作品レベルであってもマニュアルどおりに使ってれば死人は出ない」と看做すことも不可能じゃない。釈然とはしないけれど、法理ってのはそんな論理展開を許容するからなあ。
 しかし、完成段階に至ってない ―と言うことは恐らく、安全に関わるマージンも、どこまで詰められるか手探り状態だった筈― 製品だったとするならば重過失を問うても公判維持できるんじゃないかとも思うのだけど、無理だったんだろうか。

 さて讀賣の記事の末尾には、海外の自動回転ドアメーカーのマニュアルには「利用者が死ぬこともある」旨を明記するのは普通のことだと書かれていた。もう一度ギョッとしたが、ああでもそれは確かに納得がいく。例えばアメリカみたいに訴訟が日常的に行われる国だったら、製品がもたらす可能性のある最悪のリスクを伝えないことのほうが重大な問題であろうから。アメリカのルガー社製の回転式拳銃など、銃身部分に「適切に扱わないと最悪の場合、死亡事故を起こす可能性がある」なんて刻印があるらしい。ブラックだなぁ…。
 ちなみに日本の回転ドアメーカーは「負傷の可能性がある」としか書かないのだとか。タバコのパッケージに「これを吸うとガンになって早死にするだろう」と印刷する国と「健康を害する可能性があります」としか記さない国の違いだ。

 でもまあ、自動車なんかもホントは同じ。適切に(法令に則って)運転操作を行わなかった場合、人を死亡させる恐れが大きい。取り説に朱書する以前の常識ではあるんだけども、交通事故のニュースなんか見ていると、時々スターム・ルガーの拳銃よろしくダッシュボードあたりに「法を守った運転をしないとあなたは人を殺すだろう」なんて刻印をしておいたほうがいいんじゃないか、と思ってしまうこともある。
Posted at 2005/01/26 18:49:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年01月24日 イイね!

小山のような、トラックのようなR&R

小山のような、トラックのようなR&R六本木ヒルズの界隈に行くと、超がつくような高級車が走っている場面に出くわすことが少なくない。実際に数えたわけじゃないけれど、走っている車の半数くらいは世間で言うところの高級外車なんじゃないかと感じるほどだ。

 この動態保存されたバブル経済のモニュメント周辺では、最新の8気筒フェラーリですら珍しいとは思わないし、ポルシェの911シリーズなど二十数年前のVWビートル以上の頻度でお目にかかる。
 メルセデス・ベンツやBMW、ジャガーに至っては(それがSLだろうがCLであろうが)官庁街で見かける黒塗りクラウン程度の希少価値しかない。年末に偽装を施されたミドルクラスのベンツ―恐らく次期Eクラスのテスト車が走っているのを見たときは驚いたが、それ以前には新Aクラスの偽装車もいたことからすると規定のテストコースに織り込まれているのだろう。どっちにしてもあの辺りでは「ベンツ」の有難味がとっても薄い。
 BMWとVWに分割して買い取られていく以前の旧いモデルであれば、ロールス・ロイスやベントレーに出会うことさえ希ではないのだからドイツ製高級車「ごとき」の神通力では沿道のギャラリーに通用しないのだ。

 そんなお金持ちな街角でも、流石に現行のロールスロイスは珍しい。公道上では以前、トランポで陸送されているファントム(添付写真)を見たことがあるが、自分の足で走っているのは、今朝が初めて。
反対車線の先頭で信号待ちをしていたのだけれども、何よりそのでっかさ加減に驚かされた。
 漆黒に塗装されたファントムはまるで小山のようにうずたかく見え、その視覚的な印象は超高級サルーンと言うよりはむしろ―トラックのそれだった。
 実際、昔々のR&Rやベントレーは無闇矢鱈に嵩が高くってひところのベントレー・レースカーなどは『ベントレーおじさんのバカっ速いトラック』なんて揶揄されたそうだけれども、まるで先祖がえりしたかのような巨躯だ。スピルバーグの「激突!」じゃないが、あんなのが後ろから追いすがってきたらさぞかしおっかないだろう。

 この他、あの界隈ではマセラティの現行クアトロポルテなんかも運がいいと見られちゃったりするので、輸入車ウォッチングには好適だ。
スーパーカー・ブームの頃だったらば、カメラを手にした小中学生が挙ってやって来たに違いない。
Posted at 2005/01/24 14:58:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2005年01月23日 イイね!

日曜日でも免許更新

日曜日でも免許更新 運転免許の更新で、朝から鮫洲の運転免許試験場に出かけた。
6月に免停講習を受けて以来だから、およそ半年ぶりの訪問だ。
 流石に平日とは違って混み合っている。講習官の弁によると、平日の来訪者がおよそ700人なのに対して日曜日はその3倍が詰め掛けるのだと言う。視力検査の列もジリジリと後ろに長く伸びていく。
 乱視の程度が、特に左目で進行していることを自覚していたので、眼鏡を新しくしないままの受検には些かの心配もあったのだけれど難なくクリア。まあ、免許条件の上ではOKだとしても、実際の運転のことを考えるとボチボチ眼鏡を換えるべきだろう。

 3950円の印紙を購入し2時間の座学講習。僕のような違反前歴者は、初回講習者と一まとめにして講義を受けるのだが、弁士によると最近は更新時講習の条件も以前に比べて厳しくなってきている由。具体的には、特に所要時間が長くなったという点で。

 しかし、工夫の跡が見受けられたのはお定まりの安全講習ビデオ。半年前の免停講習のときにも感じたのだけれども、かつてのこうした「お勉強」ビデオにありがちだった退屈でお道徳的な、安っぽい再現ドラマでは全くなくなり、もう完全にワイドショーのドキュメント企画並みの作りになっている。
 何しろ司会が、あの東海林のり子氏だ。内容も(僕が見たのは飲酒運転関連のものだったが)東名高速で泥酔運転のトラックに走行中追突され、子供2人が炎上する車内で死亡した、あの事故などのドキュメントで(発生直後の映像はテレビ朝日から映像提供を受けている)、完全にワイドショーのドキュメント映像だった。
 ほほう、どこが作ってるんだこれは、とエンドテロップを見ていると制作会社に大学のゼミで2年先輩だったIさんの勤め先でもある「テレビ朝日映像」の文字。文字通り本職の仕事だった。

 それはそれとして、自転車の運転についても自動車運転免許の講習で釘をさすようになったのは、ご時世というものだろう。
「自転車といえども車両(軽車両)なんだから道交法の定めに従え!」は、まことお説ご尤もなんだけれども…なんと言うのかなあ、免許を持っていない自転車ユーザーのほうが圧倒的に多いんじゃなかろか。
無論、当局もその辺はわかっているだろうけれども、もっと啓蒙の機会や対象を多く広くすることも必要だろう。
個人的には、いっそ自転車も免許制にしちまえばいいのに―と思っている。
Posted at 2005/01/24 13:12:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2005年01月19日 イイね!

番組再編集を巡って

番組再編集を巡って朝日新聞のすっぱ抜きから始まった、NHK教育テレビの番組を巡る番組の再編集問題が、なんだかとっても泥試合めいた展開になってきた。
登場人物のひとりである安倍晋三・自民党幹事長代理などは「経済制裁発動を阻止せんがための北朝鮮工作員の謀略」みたいなことを言い出すし、NHKは公式見解として「朝日の取材を受けた幹部は、記事内容のようなことは喋っていない」としている。

 他方、再編集が行われた番組の担当プロデューサー長井暁氏は長井氏で、名前も顔も晒した会見を開いてオンエア直前に番組を、最終的に4分(総尺の約9%に相当する)も短縮した当時の状況の異常性を切々と訴えている。
 周辺の報道を見回してみても、安倍幹事長代理の言い分を丸呑みにして反朝日論陣を張るところ、長井氏や朝日の主張を是としてNHK&自民党に噛み付くところとに分かれ、まるでキャンペーン合戦である。

 正直なところ、これはNHK内部の派閥抗争に周りが巻き込まれているってことなんだろうと僕は思っている。
一連のNHK腐敗問題で現NHK会長の権力が落ち目になっているこのチャンスに、海老沢氏の覚えめでたく局の幹部のポストを得ている「海老沢派」も一掃したいと考える連中がいて、4年も前の「スキャンダル」を持ち出して失脚させることを狙っているのだろうと想像している。安部氏や中川氏は、とばっちりを受けたようなものだ。

 過去にNHKの仕事を受けたことのある従姉や、記者稼業なんかやってる友人筋の話から受けた印象で言うと、朝日が書いたような時系列的な出来事は、実際にあったと考えてちっとも不思議じゃない。ああNHKならやるだろうな、とさえ思う。
 ただ問題視されるべきは、あくまでNHKの対応であって、安部氏や中川氏の「介入」ではない。
 たしかに、まだ放送されていない番組の内容に意見したとするならば、民主主義国の国会議員のたしなみとしては些か品位に欠けると思うけれども、政治家なんてそんなものだ。マスコミには「意見」したり「圧力」をかけたりして、自分の主張に有利なように誘導したい。
 まあ、そう言うのが好きなら日本海の向こう側にある将軍様の国や世界人口の4分の1を占める国の党幹部や政治家にでもなったほうがいいんじゃないの?と言う気もするが、それは置いておく。
 ともあれ、そうしたアクションを(鈴木宗男のように「恫喝」したわけじゃないんだから)NHKの側が「意見」として受け止めたのか「圧力」と感じたのかはNHKの問題であり、意見であると圧力であるとに関わらず、それにおもねったり屈したと言うのであれば、それもまたNHKの問題である。
 どうもその辺が、新聞雑誌テレビ入り乱れての(思惑ずくの)キャンペーン合戦の中でわやくちゃになり、視点が逸れて行っているように見える。

 いずれにせよ、当初44分の構成で作られた番組が、オンエア版では40分に短縮されていたことは揺るぎない事実だ。また、その短縮のための再編集が制作現場の意思に背いて行われたことも事実だ。
なぜそんなことになったかについて、朝日は「政治家の介入を受けたNHKが権力に膝を屈したからだ」と報道し、NHKと当該政治家は「そんな事実はない」とする。
 別にどっちだっていいんだけどさ、そんな事実がないのなら、どんな理由や経緯があって何をどのように変更したのか納得がいくように筋道立てて説明することが「みなさまのNHK」が聴取料を払ってる視聴者のみなさまに対して果たすべき最低限の義務だろうに。
Posted at 2005/01/19 13:54:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年01月17日 イイね!

まだ食べて大丈夫?

まだ食べて大丈夫?夜、小腹が減ったので冷蔵庫の周りをゴソゴソ漁っていたら、なにやら懐かしい物が出てきてしまった。本場タイ製のインスタント・トムヤンクンである。
中々に本格的な味わいで感心したのだけれど、こいつが僕の手元にきたのは、かなり前の筈である。一体いつ貰ったんだっけかと、ここの日記をひっくり返してみると…2002年6月!?
2年半以上も前だった。物持ちが良すぎるのも考えものである。

箱に記された説明書きはタイ語と英語。もしかしたら賞味期限くらいは見て判るように印刷されているかもしれないけれど、書いていなかったらどうしようか。
一応はインスタント食品だし、食べて大丈夫のような気がしないこともないんだけど―土産にくれた大先輩には申し訳ないけれども、やめておくべきなんだろうなあ。
Posted at 2005/01/18 14:06:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 食べる | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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