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惰眠のブログ一覧

2007年11月10日 イイね!

小説家の緑の車

小説家の緑の車土曜の朝は、大体のんびり寝ている。うっかりするとお天道様がすっかり上りきるまで眠っていたりする。でも今日は、ちょっと早く起きた。TBS系の土曜朝の番組「王様のブランチ」を見たかったからだ。勿論、普段から見ている番組ではない。今回は、鮮やかな緑にオールペンしたユーノス500を駆る小説家、垣根涼介氏が、その愛車もろとも登場するのだ。

 垣根氏といえば、その作品『ヒートアイランド』を下敷きとした劇場用映画が現在ロード・ショー中で、聞くところによるとその映画はTBSも制作にイッチョカミしている(しかも続編映画の制作も決まっている)そうなので、そういう目で見るとやや、局側事情の宣伝臭を感じないこともない。ちなみに垣根氏の作品には登場するユーノス500、映画版では「諸般の事情」で別メーカーの車に差し替えられている。

 そうしたことは脇に置いて番組の話だけれど、レポーターの若いおねーちゃんが何がしか口上を述べたところに垣根涼介氏本人が運転する、鮮やかな緑にオールペンしたユーノス500がやってくるという出だしになっている。
 思わず笑ってしまったのだが、画面奥のコーナーを曲がって登場したときの垣根氏のユーノス500、ちょっと、妙に、随分とスピードが乗っている。うーん、張り切ってるなあ。しかもテロップには「ユーノス500 20GT-i」の文字。グレード名まで入れるか(笑)。いやいや、その気持ちは痛いほどよく分かる。

 垣根氏曰く「もう10年以上乗っている」ユーノス500だが、とてもそうは見えないほど綺麗でピンシャンしている。「修理、修理でこれまでに500~600万くらい掛けている」とのことだが(確かに、そのくらいしないと10年以上前の車であのコンディションはありえない)――それ、照れてるでしょ。修理じゃないでしょ。思いっきり、リフレッシュに注ぎ込んでるでしょ。
 実のところ、僕のユーノス500 20Fも、同年式の個体に比べると見た目はかなり綺麗だ。ある意味、垣根氏と同様に「注ぎ込んだ」のも間違いない。ただ僕の場合は、あれこれ事故に関係しちゃったもんで、文字通り「修理」に金がかかっているのと、その結果アウター・パネルのほぼ全部(屋根とピラー以外)が最低一度は交換されているからだ。我ながら恥ずかしい。

 で、本題の(本題は、車じゃなくて著作の話のはずだ)小説作品の話だけれど、垣根氏は一貫して「極限状態で自意識が覚醒する瞬間」をテーマに据えているという。『ヒートアイランド』の映画化にあたっても、その主題を踏み外すことさえしなければストーリーの展開などは変更しても可としたそうだ。(逆に言えば、テーマから外れることは、許さなかった)

 ところで「極限状態で自意識が覚醒する瞬間」って、山坂道なんかを高速で走行中に車が制御を失い、その瞬間妙に醒めた意識で自己の全周囲の状況が極めてクリアに認識できるようになり、何もかもがスローモーションになって感じられる、あの忘れようにも忘れられない瞬間のこと……じゃあないな。あー、やなこと思い出した(笑)。
Posted at 2007/11/12 14:07:49 | コメント(2) | トラックバック(1) | ユーノス500関係 | 日記
2007年11月08日 イイね!

SLRマクラーレン再見~自動車ワンダーランド、東京2~

SLRマクラーレン再見~自動車ワンダーランド、東京2~ 仕事の帰り、いつものように六本木ヒルズ脇の道を走っていると、目の前を大柄であくの強い、平べったいクーペのシルエットが横切った。「SLRマクラーレンだ!!!」。スーパーカー少年の成れの果ては、思わず一人車内で叫んじまいましたよ。

 こういうクルマは、もうカッコイイとか悪いとか言う判断基準を超越したところがある。ごく単純に「スゲーッ!珍しい~っ!」ってやつ。10以上の数字の概念がない言語では11から先は全部「たくさん」としか表現できないみたいなもんで、思考のメーターが振り切れちゃって「おおー、すげぇ、すげぇ、すげぇ……」。40手前のおっさんが、この有様である。冷静になるとかなり恥ずかしい。

 前にSLRマクラーレンを目撃したのもこの近くだったが、あの時とは車の色が違う。一昨年の東京モーターショーで公表されていた販売価格は、税込みで6000万円にほんのちょびっと欠けるくらい。そんなお値段の自動車が、六本木界隈では少なくとも2台出没するのである。まったく、ほんとに自動車ワンダーランドだ。

 今回はたまさか追走することができたので、窓を開けて「どんな音を立てるのかな~?」と聞き入ってみた。ある程度予想はしていた――と言うのは、以前のランボルギーニ・ガヤルドの経験があるからだが――通り、普通に街中を流す程度のときの音量は、おとなしい。下手をすると僕のユーノス500のほうが賑やかなくらいだ。けれど、音質は……ドスがきいてる。

 なんだか、虎や獅子が低く唸っているような按配で「今は大人しくしてるけど、ひとたびこいつが牙を剥いたら、そりゃもう大変なことになっちゃうんだからね」と宣言してるみたいだった。
Posted at 2007/11/08 21:51:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2007年11月07日 イイね!

ぶち切れ!

ぶち切れ!……と言っても、別に僕が逆上したってわけじゃなくて、赤い2号車の幌式屋根格納ギミックのベルトが、こんな具合に千切れている(添付画像参照)と言う現状の話。

 ベルトが幌に縫い付けられている部分が、見事なまでにブッツリ千切れている。
ホンマ何がどないなったら、こンなこと起きますのンや。この有様だとワン・アクションで幌をバタンと下ろすと、前に掲載した畳んだ状態の写真のごとく、幌の一部が外にピョコンとはみ出てしまう。

 しゃーないので今は取り敢えず、幌をあけるときはわざわざ車を降りて助手席側に回り、問題の幌の部分を内側に折り込みながらソロソロと動かしている。
先代までのロードスターのことを考えりゃ、それだって手間とは言えないほどのことなんだけども、NC型の売りのひとつは『運転席にいながらにして幌の開け閉めが自由自在!!』なわけだから、これはこれで結構なマイナスである。
Posted at 2007/11/07 20:31:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | 幌つきの方の赤い車 | 日記
2007年11月02日 イイね!

幌は交換せずに済みそう

幌は交換せずに済みそう幌の格納時に表皮を引っ張るベルトがなぜだか付け根から断裂するトラブルに見舞われてしまったウチの2号車だが、販売店の修理担当者と話をしたところ、どうやら全交換ではなく部分的な修復作業で済むだろうとの「診断」が下された。修理部品が届くスケジュールとの兼ね合いで、18日に入院させることになった。仕上がり予定は23日。

 ただ問題は、NC型ロードスターの幌を修復するのはこれがどうやら国内第1例目とかいう話で、要するにどこの誰も工数や難易度、手順のノウハウを持っていないということだ。ありがたくない「1番」だなあ。

 それでちょっと連想したのが、自動車評論家の下野康史がその昔乗っていた1960年代終わりから70年代式TVRヴィクセンについて書いた記事。確か、ヴィクセンの話だったと記憶しているのだが、彼が所有していた当時、同じ車種は日本国内に数台しかなかったらしい。

 僕も子供の頃、スーパーカーの記事なんかで「日本にただ1台」みたいなアオリがあるとすごく素直にすげぇすげぇと思ったもんだが、そこまで数のない車だとトラブル情報の共有は愚か修理のノウハウなんかも誰も持ってないわけで、実際に所有すると結構難儀な思いをする破目になるのだとか。レアさもほどほどがいい、のだそうだ。

 販売台数がさほど多くないとは言え、NC型ロードスターともなれば下野のヴィクセンより遥かに多くの数が出回っているわけだが、他に類例のないトラブルに見舞われたという点で、下野の気持ちがなんだか分かったような気がした。
Posted at 2007/11/02 12:00:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | 幌つきの方の赤い車 | 日記
2007年11月01日 イイね!

日産GT-Rはおじさんたちのアイドル

日産GT-Rはおじさんたちのアイドル昼の時間、銀座の端っこのほうにある日産本社ギャラリーに足を運んで6色全部並んだ日産GT-Rを見て、運転席に座ってきた(フォトギャラリー参照)。6色といっても、白黒赤と3種類の銀色系があるだけ。青や緑、黄色や紫は設定されていない。ポルシェ911GT2の向こうを張ると宣言したにしては、こういうところが負けてるよなあ……。

 さて現地は、銀座といってもビジネス街になっているエリア。平日の真昼間ということもあってか、モーターショーの日産ブースの手に負えない混み方が嘘のようだ。0時半過ぎくらいの食事が終わったくらいの時間になると、近所に職場があると思われる50代後半から定年間近くらいのおじさんたちが結構大勢やってきては、ためつすがめつ展示車両を眺め、ちょっと変わった操作を要求するドアノブを引っ張っては代わる代わる運転席に座ってみている。

 年齢層からみて、ハコスカ大活躍の頃に少年期を送ったとか、そんな感じの人たちだ。場所柄もあるのだろうが20代より下の年齢層は……辛うじて一人、高校生くらいの男の子を見ただけだった。スカイラインも――と言っても今度のGT-Rは最早スカイラインじゃないんだけど――すっかり、おじさんたちのアイドルになってしまった。

 でもって、じっくり見物してきたGT-Rなんだけど、ポルシェ911の半分程度の値段で同等以上の走行性能が手に入るってのは凄い。「スカイライン」GT-Rと比べて高くなったなんていう文句も聞くけども、これバーゲン・プライスですぜ。ホンダのNSXだって、デビューしたときで800万チョイ、その後じりじり値上がりしていつの間にか1000万円を越す車になってたんだから。

 でも、エクステリアのデザインやインテリアのセンスは、良くも悪くも「日産」だ。実に日産の量産車。お値段二倍の車とその辺で比較しちゃホントはいけないのかもしれないけど、先日のテレビで開発主査が「いままで日本人が手がけたことのない種類の車」とか言っていたことを思うと、つい「それは自意識過剰ってもんだ」と言いたくなる。

 まぁ、GT-Rってのは形を云々するような乗り物じゃあないんでしょうな。ルーフからピラーにかけての変な折れ線をはじめとしてGMのコルベット風の面処理をした尻だとか、形については色々言いたいことはあるんだけども、実物を目の前にしたら、そんなことなんかどうでもよくなって来た。谷亮○に求めるべきは「強さ」であって、美貌を求めたってしょうがないもんな。

 でも、クルマのカタチにとりわけ強い関心を持つ僕だけど、日産GT-Rは結構好意的に受け止めている。主として、先日テレビ東京が放送した『ガイアの夜明け』に引っ張られての印象だけど。
 取材を受けていた北関東の販社のセールスマンが、従来扱っていた商材(実用車)とはまったくキャラクターが異なることで売り方に悩んだ末にたどり着いた「自分がクルマが好きだったってことを思い出させてくれた」という言葉に、ちょっとジーンとしちゃったからなのだ。




なかのひと

Posted at 2007/11/02 00:41:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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