前回のとおり、種類の違う冬タイアをテストコースの積雪路面で比較することができましたが、ヨコハマタイアのテストセンターに新たに設けられた施設でもテストすることができました。
それがこちら。
室内テスト場です。
広い室内には氷が張ってあり、ここで雪上でない氷上のテストができるようになっていました。
以前は屋外しかなかったそうですが、室内のほうが同一条件が作りやすく、データをとり易いのはわかります。ヨコハマの冬タイア開発陣のかたがたは、ずっと欲しかった施設だったのだと思います。
ここでのテストでは、一定の速度(この時は30kph)から、フルブレーキングをし(ABSが働きます)、停止するまでの距離を比較しました。
もちろん、IceGuard 6が最短でした。
日本の道路では、その環境から、他国ではあまり出現しない、ミラーバーンと呼ばれるツルツル路面が現れます。交差点の手前などで、ブレーキングや発進が繰り返されることによりタイアによって磨かれてできあがってしまう、鏡のようなツルツルでヌルヌルな状態のアイスバーンのことですね。
これがあるので、日本向けの冬タイアのスタッドレスは、減りが早くても”氷上性能”が高いものが必要になるわけです。こんな性能の向上には、こういうテスト施設が必要なんですね。
ただ、ここは製氷装置はないので、冬の間だけ使える施設ということになります。
ところで、ここでも例のスリックタイアを試すことができました。
IceGuard6に比べると倍くらいの制動距離が必要でしたが、特殊ラバーの威力を感じられたのは積雪路以上でした。恐るべし。
自分のレンジローバーにいま履かせているスタッドレスも最新世代に交換したくなっちゃいました。
ここではオマケとして、こんなテストも観ることができました。
4トン車のテスト。
エアブレーキがプシュプシュプシュプシュッと働くABSは初めての体験でした。
コクピットからも同乗体験できました。
このサイズもテストできる施設を作るのはたいへんなんでしょうね。
貴重体験でした。
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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