わが愛する993。光り物のを色合わせするために、各所の小さなランプを少しずつLED化してきましたが、今回は色合わせのおおもとになったヘッドライトのお話です。
1993年にローンチした993ですが、私のは1995年式。翌96年に、エンジンにバリオラムが組み込まれ15PSのパワーアップとなったのに加え、あるオプションが加わりました。それが「リトロニック」と呼ばれたHID式のヘッドライトでした。ボッシュ製のこれ、私の記憶では、市販車にHIDが使われた世界初でした。
現在ではマジョリティとなったHIDですが、従来の自動車用ランプがフィラメントを発光させる電球式だったのに対し、アーク放電による発光で、いわば蛍光灯のようなもの。消費電力に比べて明るいし、遥かに長寿命というものですね。ちなみに、バーナーと呼ばれる発光管に封じ込められている気体がキセノンなどなので「キセノンランプ」とも呼ばれています。
私のは1年前だったので、普通のハロゲン球式のヘッドライトが装着されていました。上向き下向きそれぞれH1球です。
993は10数年前に私のもとに来たのですが、既にその頃には私の眼はHIDの明るさ(見え易さ)に慣れてしまっていて、ヘッドライトの暗さを感じてしまいました。それでリトロニックに換装することを考えたのですが、純正パーツでやろうとすると超高価で手が出ませんでした。
そこで見つけたのがこれ。
個人で993のヘッドライトのHID化をやっているかた。ここで改造してもらいました。下向きのみのHID化でした。
氏が使用するのは、光るバーナーはフィリップス製ですが、駆動するバラストはトヨタ純正パーツで、小糸製作所製。パーツにはTOYOTAロゴが。これが信頼のもと。(笑)
おかげで夜もバッチリにはなったのですが、なんせ下向きだけだったので、暗いところになって上向きにしたとたんに「あれ、あまり下向きと変わらない」状態でした。
上向きはパッシングライトにも使うわけで、蛍光灯タイプのHIDはパッパッと点けるのには向いてなく、クルマによってはパッシング用のランプを別に装備してたのもありました。なので上向き改造は諦めていたのですが、やはり暗い。
で、久しぶりに氏に連絡をとってみたら・・・使っているバラストの容量に余裕があるので、パッパッができるんですって!
それで10数年ぶりに再訪して上向きもHID化してもらいました。
993のヘッドランプ・ユニットは、ボンネット内側のヘッドライト部後方にあるレバーを回すと、ぬるっと飛び出してきます。
指で差しているレバーです。
これを180°近く回せばOKです。
右側のユニットの奥にはクラクションの2連ホーンが。
こんなところにあるんですね。たしかにフロントにエンジンルームが無いので、でしょうね。
その右側に見えるのはオイルクーラーへのホースですね。
ここで次回へ続きます。
イイね!0件
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
![]() |
ランドローバー レンジローバースポーツ Velar から Sport へ戻りました。2mの車幅は我慢です。 |
![]() |
ポルシェ 993 カレラ 3台目の911。快調に働いています。 |
![]() |
アバルト 500 (ハッチバック) プジョー206のあとがま。ワンぐるまとしても活躍しました。 |
![]() |
ランドローバー レンジローバーヴェラール 車幅がちょっと大きすぎるレンジローバー・スポーツから乗り換えました。 |
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!