その土曜日のお台場でのイベントの時です。
私は丸一日受付担当で、スペース入口に設けられたテントで働いていたのですが、目の前の通路をレーシングカーの隊列が通っていきました。その時、2台目だったかのクルマに眼がテンになりました。
な、なんとそれはシャパラル! それもあの「ヘンな」2H!
でも、待てよ・・・なんだか音がV8じゃなくかわいいぞ・・・??
見にいったらこれでした。
K4-GP用に作られたマシンでした。K4-GPって、軽四輪だけで走るレース・シリーズです。なので、ベースは軽のシャパラルのパロディですけど、良くできてませんか?
遠くから見たらスケール感がわからないので、ホンモノに見えちゃいます。ちょっと背が高いけど。
シャパラル好き(だった)の私が見てそうなんですから、良くできてることまちがいなし!
当時としては画期的だった、今で言うところのボーテックス・ジェネレータもきちんとコピー。
K4-GPにシャパラルみたいのが走ってるのは知ってましたが、初めて現物と対面できました。
ところで、あまりご存知でないかたも多いでしょうから。
60年代に北米で人気があったレースシリーズのCan-Amシリ-ズ。カナダとアメリカが舞台だったので、カン・ナムと呼ばれてました。排気量とか何でもあり、が面白く人気が出たシリーズですね。ここに現れたのがジム・ホールというドライバーが興したChaparralで、真っ白い空力ボディにシヴォレーのV8なんですが、なんとA/T。
空力の追求から、当時これも初であるボディ後部に高いウィングを付け、それをA/Tで遊んでる左足のペダルで角度変更ができるようになっていたり。要するにアイデアのカタマリのレーシングカーだったんです。
Chaparral 1から始まって2Aになり、2C、2D・・・と進んで、2Eから2Gがそのウィングをパタパタするマシン。その次の2Hでは、ウィングやめて、なんとボディをウィングみたいにしちゃったのがこれ。
ドライバーも深く寝かしちゃったので、前はともかく横が見えないので、ボディサイドに窓です。
当時のドライバーだったのは有名なジョン・サーティース。こんなのイヤだ、ってなかなか乗りたがらなかったそう。
レースデビューはしたけど、空力が思ったようにいかず、やっぱりウィングだ、って対策がなんとコレ!!
シャパラルの面白さはこのあとも続きます。
シャパラル好きの私は、ミニチュアカーも揃えてます。真っ白け。そのうちヘンなシャパラルの歴史、ご披露しますね。
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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