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森川オサムのブログ一覧

2025年12月08日 イイね!

NanoTerasu からタイア?

ブリヂストンの新スタッドレスを雪道でテストしたしたのはお伝えしましたが、その1週間前にはライバルであるダンロップの研究施設を見学することができました。

それは仙台にある広大な東北大学の敷地に隣接して建てられているこちら。

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直径が300mを超える円形の建屋が目立つ NanoTerasu という施設で、3GeV(30億電子ボルト)という凄いパワーを発生する電子を打ち出して、それを電磁石を使って円形に”曲げる”ことによって”曲がらない”放射光(軟X線)を取り出し、その太陽の1億倍!の明るさを使って凄く小さな分子単位の構造を可視化する言わば超物凄い顕微鏡です。

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ダンロップタイアを開発製造する住友ゴム工業はここに出資することにより使用権を有していて、東京大学の教授とともにこれを駆使して”水”を分子レベルで解析してタイアのラバー材質の研究開発をしているんです。
例えると、以前は夜空の下で本を読んでいたのが、この装置ができて太陽の下で本が読めるようになったレベルの差だそうです。

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こうした研究の結果を利用して開発されたラバー素材が例の夏冬履けると謳う二刀流 SYNCHRO WEATHER やスタッドレスタイアに活かされていると言います。

いやはや凄い施設でした。受けることができた東京大学物性研究所の教授のレクチャーも含めて興味津々の見学旅でした。因みに「ナノテラス」という名称は、ナノ単位を研究する施設ということと、岩屋に隠れてしまって世の中が真っ暗になってしまったけど、出てきて世の中を再び明るく照らしたアマテラスノミコトとを掛けたんだとか。一般公募だったそうです。

ところで、これまで住友ゴム工業はダンロップ製品を開発製造販売していましたが「DUNLOP」という名前を使えたのは主に日本だけだったそう。それが今年初めにほぼ全世界での商標権を獲得したんだそうです。これで住友ゴムは改めてタイアを含めたダンロップ・ブランドの世界での再構築をスタートしました。むっちゃやる気が窺えます。

ブリヂストン、横浜ゴムも含めた開発レースが見ものですね。

Posted at 2025/12/08 21:56:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年12月06日 イイね!

アルピーヌの最期

アルピーヌ・ジャポンから悲しいお知らせが来ました。

仏ルノー傘下のアルピーヌが復活させてくれたA110の生産を来年6月をもって終了。なので日本においては3月で受注を停止する、というものでした。

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折角復活したアルピーヌが終わってしまいます。悲しいお知らせでした。

世の中のクルマの電動化を捉え過ぎてしまっていち早く全電動化を決めてしまったアルピーヌですからそのうちBEVの後継車が出てくるのだと思いますが、ブンブンエンジン付きの真のアルピーヌの終焉ということになりますね。
BEVのほうも昨今のEV衰退?のトレンドではいつ出てくるのやら? 少し前にここでお知らせした英ジャガーの衰退と似てるかと。

さあ、エンジン・アルピーヌを狙っていたかたはラスト・チャンスです! あと4か月足らず!!

Posted at 2025/12/06 14:51:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年12月01日 イイね!

BLIZZAK WZ-1 を体験

7月に発表されたブリヂストンの新しいスタッドレスを土曜日に走らせてみることができました。

その名は BLIZZAK WZ-1。

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走らせたのは旭川の市街地から旭岳の上まで。
到着した金曜日の夜は市内はウェット路面でしたが、一夜明けたら真っ白でした。私の普段の心掛け?

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今回乗れたのは乗った順に以下の車種とサイズでした。
トヨタ・クラウン      225/55-19
アウディQ5        235/55-19
トヨタ・ヤリス       185/60-15
ホンダ ZR-V          225/55-18
ホンダ N-BOX        155/65-14
トヨタ・アルファード 225/65-17
ボルボ XC60          235/60-18
トヨタ RAV-4          225/65-17

ちっちゃなN-BOXからでっかいアルファードへの乗り換えなんてなかなかでした。

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サイズは違えど同じタイアなので・・・と思いがちですが、各車とのマッチングもありいろいろでした。
例えばクラウンとは相性が良いみたいで、新しいWZ-1の性能がとても発揮されている感じがしましたし、ボルボはその逆。

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とは言ってもこの新しいWZ-1の氷雪性能は素晴らしく、全体的にはどのクルマでも安心して旭岳を何回も上り下りできました。

この新しいブリザック、例えばわざと横方向に振ってやって滑り出しても結構”粘り”を感じました。破綻しづらい感じです。なので安心して走らせることができました。

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概してブリザックはアイス性能に特化していて、性能が相反してしまう雪路面が心配なところではあります。
旭岳の上の折り返し点は標高1,100mで、麓の折り返し点は440m。この間で気温も違って雪質と路面状態が異なり、さらには朝と午後ではまた異なったおかげで、新雪、圧雪、凍結、シャーベットと色々な路面になり、アイスには特化していても他の路面でもそれなりに性能が高いことも確認できました。WZ-1かなりいいと思いました。

一般のドライバーが一番怖い思いをするのはやはりアイスバーンですから、アイスに特化するのは間違ってはいないと思います。その他の路面でもこれだけ走れれば問題無しでしょう。

ただし、ここで何回も書いていますが、スタッドレスはウェットには強くないので雨天なんかは気をつけてくださいね。

Posted at 2025/12/01 18:35:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年11月15日 イイね!

BOSCH 恐るべし

1週間ほど前のことですが、独ボッシュの日本支社を訪ねる機会がありました。

少し前まで渋谷の駅近にあったのですが、今は横浜のセンター北駅前にどでかいビルを建てて引っ越していました。

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左奥に見える低いほうは都築区民文化ホールを兼ねたボッシュ・ホールです。

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ドイツのメーカーであるボッシュはクルマ関係の電気電子機器を製造しているのはもちろんですが、工作機器や家庭用機器から調理機器まで作っている大メーカーで、ここ日本本社では2,000名もの社員を抱えています。

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ここ本社はとても素敵なビルで、最高といえる就業環境に見えました。

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1Fは誰でも自由に立ち入りできるようになっていて BOSCH cafe も併設。

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焼きたての美味しいジャーマン・プレッツェルも食べられます。ブッシュさんは気を付けて、って古いか。

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地下には開発実験施設もあり、この日は運転支援用のカメラ等のキャリブレーション作業を見せてくれました。

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ウィンドシールドを交換したら、それに付けられているカメラの位置を微妙なところまで調整してやらないと本来の機能が発揮できなくなってしまいます。それをやらずに走ってしまっているクルマも多いのではないでしょうか・・・? ちょっと心配になりますね。

ボッシュではこのような調整作業用の機器も開発し、ワークショップ向けに販売しているんです。
これからの運転支援、さらには自動運転に向けてマストなものになります。

Posted at 2025/11/15 17:04:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年11月11日 イイね!

モビリティショウ ニ推し

今回のモビリティショウでの私のイチ推しはマツダの小さなコンセプトカーでしたが、2番目の推しはこちらも小さくて可愛いヤツでした。

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ダイハツのスタンドにいた K-OPEN でした。
軽のオープンだからコペンなんですね。

現行の2代目コペンはまもなく生産終了と発表されているので、これがその跡を継ぐことになってくれるといいですね。初代コペンを思わせるけど、ずっと洗練されたスタイリングになっています。

推しにしたのはそのサイズと可愛さもそうですが、3気筒エンジンを載せた後輪駆動だと謳っているところです。素人でも振り回せそうなサイズでFRっていいじゃないですか。

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インテリアもシンプルでスッキリしていてなかなか良かったです。M/Tでピョンピョン走りたいですね。
早く走らせてみたいです。ってその前にダイハツさんに市販を実現させてもらわないと。「ランニングプロト」と書いてあったので、市販前提でしょう。

市販後にはちょっとフェンダーを膨らませて、エンジンも大きくした5ナンバーも出したらどうでしょう?

そして、スタンドにはこちらも展示されていました。

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現行のコペンを基にしたテストカーでしょう。
上の新型が出たときにはこういうハードトップも売って欲しいですね。今では聞かなくなってしまった脱着式のハードトップ。今ならカーボンファイバーで作ればとても軽くて脱着が楽なハードトップができるはずです。

Posted at 2025/11/11 13:26:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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