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森川オサムのブログ一覧

2025年05月16日 イイね!

新生ジャガー

今日天王洲でご対面できたのはこれでした。

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Jaguar Type 00。

いち早く「全部EVにする!」と宣言してしまったことで失敗し、昨年途中で工場を止めることになってしまって、ディーラーでは売るものが無くなってしまった(日産より酷い?)英国のジャガーが次世代のジャガーとして発表したコンセプトカーです。

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友人でクルマに詳しくない女性が言いました。「アイアンマンだ。」 確かにそんな感じ。

ジャガーは従来のファンを捨てる決心をしたのだと思います。最後のXJが出た時にもそう思ったのを思い出しました。
延々続いた(クラシック)Miniが終わって、数年してから(既にブランドを手にしていた)BMWが新世代のMINIを出した時にもそう思ったのにちょっと似ているかもです。ニューMINIを出したBMWはマーケティング的にクラシックMiniとそのコアユーザーを無視(というより邪魔者扱い)する作戦でした。私そのころBMWにいたから確かです。でも、数年経ったらちゃっかりクラシックMiniをマーケティングで使い始めましたけど。

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このコンセプトカーは3種あるもののひとつで、4ドアセダンと4ドアGTもあるみたいです。

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”予定”では来年中には発売に至るそうです。最初は4ドアGTとのこと。
プレゼンでは「このコンセプトカーとかなり近いもの」と言ってましたが「ダウト!」です。まあそこここのデザインキューを使うのは間違いないとは思いますが。

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例えばこのウィンドシールド前の造形など。

ジャガーは新生ジャガーのためにロゴも変更。

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オールドスクールの私には「何だかな~」ですが、いかがですか?
フロントグリル(EVでもグリルって言うのかな?)にはリーピング・キャット不在でこのロゴだけです。

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ホイール・センターにある「JJ」って?

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と思ったら、新しい「JAGUAR」の j と r らしい。

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フロントのホイールアーチの後ろにあったヘンな加飾パネルにリーピング・キャットが密やかにいました。寂しい。

プレゼンで分かったのは、これからのジャガー・ランドローバー社では4つの並列ブランドでやっていくつもりなんだなということ。

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左から「RANGE ROVER」「DEFENDER」「DISCOVERY」「JAGUAR」。
ふ~ん、ですねぇ。

ジャガーには上手くいって欲しいですが、ボルボみたいに「”EVのみ”はや~めたっ」ってほんとに言わなくていいの・・・? このスタイリング・コンセプトとともに心配です。

Posted at 2025/05/16 20:50:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年04月13日 イイね!

オートモビル・カウンシルは今日まで

そのカウンシルでの私個人のイチオシはこちらでした。

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シェルビー・コブラ。私、昔からコブラ好きなんです。らしくないですけど。
これはレース仕様のようでしたが、普通のストリートがいいです。ブルーメタリックにホワイトのストライプが2本入っているやつ。

もう1台はこれでした。

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60年代のアバルト 1000 ビアルベーロのプロトタイプ・ボディらしいです。これ、気に入りました。

あとはこんなのにも注目しました。

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ロータスの初代エリートですが、リアがこんなファストバックになっているのは初めて見ました。
斜め前から見た時はなんだかカッコ悪そうに思えましたが、リアに回ってみたらそうでもなかったです。

こちらは64年のマツダS8P。

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2年後に市販されたルーチェの基になったデザイン習作だそうで、ベルトーネの作とされていますが、その時期にはジョルジェット・ジュジャーロが在籍していたので、彼の作と思いました。だってリアのほうのスタイルとかにいすゞ117クーペと共通感がありましたから。どうでしょう?

因みに、今回来日しているジュジャーロさんのクルマ以外の作品も展示されてましたが、こんなのもありました。

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日本のスーツケース・メーカーであるエースのプロテカ・シリーズの初代モデル。
これもジュジャーロさんの作だそうです。SEIKOの腕時計にもあったようだし、いろいろやられてたんですね。

アストン・マーティンDBS V8の”バーン・ファウンド”も展示されていました。

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”バーン・ファウンド”とは、納屋などに長い間放置されていたのを見つけたものを呼びます。これは990万円の値札がついていましたが、レストアするのにいくらかかるのでしょう? 数年以上かかってコストはその2倍くらい?

その他見たい方は今日の夕方までに幕張へ!

Posted at 2025/04/13 14:07:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年04月11日 イイね!

今年のAutomobile Councilは充実!

今日は幕張メッセに行ってきました。10回目を迎えたオートモビル・カウンシルです。

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今回のコンテンツは例年よりかなり充実していました。
目玉は来日してトークショウもしてくれるジョルジェット・ジュジャーロ御大(既に80代でいらっしゃいます)に関わる作品集に加え、下の画像にあるイタリアはマカルーゾ財団所有のWRCレジェンドの展示でした。

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この展示では1977年のラリー・モンテカルロを走ったラファエーレ・ピントのワークス・アリタリア・ランチアのストラトスと、1981年の同ラリーのウィナーであるジャン・ラニョッティのワークス・ルノー5ターボが嬉しかったです。

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なぜかと言えば、その両年のモンテは私も走っていたからです。なので、実際に目の当たりにしていた個体だからです。

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いやぁ懐かしい。

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でも後ろにあったフィアット131アバルトも好きなラリーカーでしたよ。

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四角くて野蛮で好きでした。

因みにマカルーゾさんって、あの機械式時計で有名なジラール・ペルゴのオーナーで、若いころはラリーのコ・ドライバーとしても活躍されたそう。

ジュジャーロ御大の作品群の中にはこんな貴重なのもありました。

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1978年のいすゞ・アッソ・ディ・フィオーリ。
後にいすゞ・ピアッツァとして市販されたもののデザイン・モデルですね。

そしてこんなのもありました。

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ベルトーネ時代のガンディーニの作とされるストラトス・ゼロ。
あのマイケル・ジャクソンの映画ムーン・ウォーカーに登場するやつですね。ホワイトだったと思いますが。むっちゃ小さくて薄っぺたくて、これも見物でした。

幕張で日曜日までやってますよ。

Posted at 2025/04/11 23:48:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年04月10日 イイね!

KOITOってご存知?

昨日小糸製作所を訪れました。

小糸製作所は今年で110周年を迎えた業界の老舗企業です。
作っているメインのものは自動車用の照明パーツで、国内では60%のシェアを誇り、グローバルでも20%あります。

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国産車のヘッドライトではほとんどがKOITO製なんだけど、例えばタイアなんかに比べると一般のユーザーにはどこ製が付いているのかわかりづらいし、興味もないかもですね。

KOITOは売り上げの9割が自動車用照明ですが、残りの1割はこんなものも作っているそう。

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信号機はシェア3割。新幹線では照明のみならず座席なんかも納めているんだとか。
レンボウブリッジの照明や、千葉マリン・スタジアムの照明もKOITOですって。

ヘッドライトの歴史では国産初のシールドビームから始まり、ハロゲン、HIDときていまやLED全盛です。

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歴史といえば、今から60年以上も前にこんなものも作っていたそうです。

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私も知りませんでした。

現在の開発中心は自動運転には欠かせないLiDARシステム。
レーザーを照射して、その反射光を取り込むまでの時間を計測し、先方にある物体を認識する装置ですね。例えば100m先の対象物に反射して戻ってくるまでの時間は 0.000000667秒ですって。

現在のテクノロジーでは、自動運転のレベル2から先の2.5、3、4と進んでいくにはLiDARがマストと言われています。

Posted at 2025/04/10 15:56:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
2025年03月30日 イイね!

Marelli 再訪

ちょうど1年ほど前にマレリの工場を見学してきましたが、今週もマレリを訪問するチャンスがありました。

前に行ったのは埼玉県吉見町にあるクルマの内装部品を造る工場でしたが、今回は栃木県佐野市にある技術センター内のグリーン・テクノロジー・ソリューション事業本部でした。

ここが研究開発しているのは主に熱交換機と排気系。
熱交換器ってエリアが広いですよね。ラジエター、オイルクーラー、A/Cコンデンサーを始めとして、EVバッテリー用の冷却(温めることも)装置まで。
画像はありませんが、トランスミッションに内蔵するオイルクーラーってとても小さく精巧なものでしたが、一方ではこんなものも納品していたそうです。

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5年ほど前のマクラーレンF1のサイドポッドに装着されたラジエータ。これも精巧に造られていました。誰かに横からガーンッってぶつけられたら「コラ~ッ!」ですよね。

排気系ではこんなテストがされていました。

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アウトレット・マニフォールドの強度テストでは、実際のエンジンに装着してやると加わってしまう振動要素を取り除くために、高熱ガスを発生する装置に取り付けて純粋に温度要素だけの測定もします。実験前に細かい点をちりばめた塗装を施し、それをカメラ撮影分析して膨張率などを測定しています。モニターに写っているように真っ赤に灼熱したところで測定します。

また、無響室に入れての音響測定も。

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どの部分からどんな周波数の音が出ているのかを測定。

研究室内にはこんな大きな施設も用意されていました。

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1/1サイズを入れられる風洞ですが、さらに温度(-40~+50℃)や日射や湿度まで変更できる全天候型の風洞でした。
これ、かなりの投資が必要な設備とお見受けしました。時々レーシングカーの開発に貸し出しもしたりするみたいです。

マレリ、がんばってます。

Posted at 2025/03/30 13:55:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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