もう既に何台か見かけましたが、ようやく新型のマツダ・ロードスターに乗ることができました。
NA型と呼ばれる、リトラクタブル・ヘッドランプの初代から、NB、NCと来た間に、全世界で97万台も売ったそうです。内訳は、北米(呼び名はMiataでしたね)で45万台、欧州(MX-5)で30万台、そして日本(最初はユーノス・ロードスターでした)が17万台です。
で、今回乗ったのがNDと呼ばれる4代目です。
一見して、これまでの”ほんわか”スタイルから、洗練されてちょっと洒落っ気が出たスタイルに変わったのがわかります。
走らせた印象は、全体的にオトナになったな、という感じです。
日本向けは1.5リッターのN/Aですが、やはりちょっとアンダーパワー感があります。でも、それを補っているのが、M/Tの出来の良さ。今回はロードスター用に社内で開発したものとのこと。例えばトヨタ86だと、リンケイジを介してリモートで操作するシフトも、ダイレクト操作で、ストローク量も合わせて、とても気持ちのよいものでした。
小気味良いシフトで、必要以上にシフトしてしまう出来です。
ペダル配置もヒール&トウがやり易く、ちゃんとやっています。
ボディサイズを前モデルより小さくしたのもいいですが、走らせるとさらに現物より小さく感じるのは、マツダがSKYACTIVEで謳う”人馬一体”を成功させている証拠でしょう。
最初に乗ったこのM/T搭載のSpecial Packageモデル(とLeather Packageモデル)のシャシーセッティングは、ベーシックなSとA/T搭載モデルとは異なり、簡単に言ってしまえばよりハイスピード向けになっているとのことですが、今回の試乗エリアでは残念ながら差はわかりませんでした。
エンジンの搭載位置をかなり後ろにしているのがわかります。
A/Tモデルにも乗ってみましたが、M/Tの出来の良さでカバーしていた、エンジンのアンダーパワーさが感じられてしまい、輸出向けの2リッターが欲しいと思ってしまいました。
マツダでは、販売はたぶん7割がM/Tと踏んでいるようです。
リアのトランク・スペースはこのくらい。開口部は小さいですが、結構深いです。
キャンバストップを上げた姿はこちら。
なかなかカッコイイじゃないですか。
一番安い250万円のSを買って、自分でいろいろ手を加えてみるのも面白いかもです。
Posted at 2015/06/20 18:40:55 | |
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New Model | クルマ