メルセデスのGLEの次に乗ったのは、GLEで引き合いに出したレンジローバー・スポーツ。
なぜ自分で持っているクルマに乗ったの? って、特別なヤツだったからです。
それは最後に「SVR」が付いたヤツ。こちらの”悪そうな”ヤツです。
ランドローバー社には、私が在籍したころから、”Special Vehicle Operation”と呼ばれる部門がありました。ひとことで言えば、”特注仕立て”を扱う部門です。以前は主に、内装トリムや外装ペイントの”カタログ外”のものを扱う部門でした。プラス、要人向け装甲仕様や、キャメル・トロフィ、G4チャレンジなどに使用する特別仕様車を作っていました。映画「トゥーム・レイダー」で主演アンジェリーナ・ジョリー演じるララ・クロフトが乗ったディフェンダーを作ったのもここ。
ここが最近は市販向けのモデルも手掛けているんです。乱暴に言ってしまえば、メルセデスのAMGやBMWのMなんかと同じにしたいということでしょうね。
ノーマルでは510PS、625Nmの5リッター・スーパーチャージドV8は550PS、680Nmにスープアップされていて、各部がよりスポーティに味付けされています。
フロント・バンパー脇には大きな(本物の)エアインテイクが口を開けています。
ホイールは21インチ。
いざ走らせてみると、これがかなり暴力的。エクゾーストからはけたたましい雄叫びだけでなく、スロットルを閉じただけで「バリバリバリッ」と、レンジローバーのバッジを付けているにしては、かなりお下品というか、まあ、ヤル気にはさせてくれますが・・・
リアエンドは音だけでなく、4本出しで見た目も挑戦的です。
室内もスポーティな誂えです。シートもサポート良好。
目の前のメーターは私が乗っているものと違って、液晶パネルを用いたヴァーチャルなもの。これは普通の機械式のほうが良いと思いますけど。
大きくて重いボディなのに、0-100kphを4.7秒でこなし、ニュルブルクリンク北コースを8分14秒で走ったそう。
ランドローバー史上最もパワフルなこのSVR、限定車扱いではなく、2016MYからのカタログ・モデルとなっています。
お値段は1.605万円でございます。
Posted at 2016/02/06 19:13:51 | |
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New Model | クルマ