新しいエンジンを積んでマイナーチェンジを受けたポルシェの991型911(ややこしい)が日本上陸しました。
”マイナー”チェンジといっても、今回のは決して小さな変更ではありません。なんせ911のエンジンがN/Aではなくなり、今流行のダウンサイジング・ターボになったのですから。
これまでの991はご存知水平対向6気筒でN/Aの3.4リッター、Sは3.8リッターのエンジンが搭載されていましたが、今回積まれたのは、同じく水平対向6気筒ながら、共にターボ・チャージされた3リッター。3リッターって、そんなにダウンサイジングにはなっていないようにも思えますが、これ以上小さくすると実用燃費でメリットが無くなるそうです。この理論は、先日マツダのエンジンの大ボスにお話をうかがった際にも同じようなことを話されてました。
そんなわけで(?)、ポルシェは今回のエンジンを「down-sizing」とは言わずに「right-sizing」と呼んでいます。
発表されているエンジン性能は370PS、450Nmで、従来のものより20PSと60Nmアップ。Sでも同じ3リッターなるも、ターボのサイズなどの差で、420PS、500Nmとやはり20PSと60Nmのアップとなっています。
ならばあとはスロットルの開閉に対する質が保てているのかどうかですね。これは乗ってみなければわかりません。でも、ポルシェのエンジニアリングのことですから、たぶんほとんど克服してるんだろうと憶測します。
911の誕生以来、これまでパワーの増強と相反して悪化していた燃費をなんとかせねばという過程での大決断であったのでしょう。
リアのリッドを開けても、エンジンは全く見えません。フェラーリなんかでは見せびらかせるようになっているのに。奥ゆかしい?
リッドのグリルは変更になり、ちょっとらしくない意匠に。私はここキライ。普通の”網”のほうが好きです。
今回は同時にカブリオレも上陸しました。
クーペのM/Tで1,244万円から。
乗るチャンスがあれば、またご報告します。
ただひとつややこしさが増したのは、例の930ターボを源とする911 Turboがあるのに、普通の911もターボ付きになってしまったこと。たぶんこのままの呼び方で続くんでしょうけど。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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