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森川オサムのブログ一覧

2016年05月05日 イイね!

CAIS

そのブリヂストンを訪ねたときの別のトピックがこれです。

Contact Area Information Sensing。つまりは、自動的に行う路面状態判別です。
タイアの内部にセンサーをつけて、タイアの振動波形を逐次発信して、そのデータを独自で蓄積してきた知見からなるアルゴリズム分析をして、路面状況を判定し知らせるというもの。ドライ路面走行中のタイア振動(など)と、ウェット路面、凍結路面のそれぞれでは違いがあるそうで、それを判定しようというものです。ちなみに、そのセンサーとデータ発信用には、超小型の発電機も組み込まれているそう。

そのタイアを装着したテストカーの後部に積まれたこのボックスがデータを分析する機器。



テストカーに同乗してみました。
ドライ路面を走っていると、モニターにはこのとおり。



ここでドライからウェットに変わります。



すると即座にこのとおり!



こりゃすごい!

微妙な濡れ具合の路面での判定などのために、音を拾うマイクも装着してありました。



この技術は既に、昨年からNEXCO北海道で導入されているそうで、このシステムを搭載した巡回車からの通信で、後続車がGPSデータに基づく位置に正確に凍結防止剤を散布、なんてことも始まっていて、世界初のタイアセンシング実用化だそうです。

このセンシング技術により、例えばABSではブレーキをかけて初めて路面状況がわかるところを、その以前に知らせることができるので、安全に寄与することは間違い無し。
また、これはタイアの摩耗状況をも分析可能だそうで、これも実用化したら前進です。

タイアに限らず、大きなメーカーというのは、このように将来へ向けての技術開発も粛々と進めているんです。

Posted at 2016/05/05 15:28:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
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