そのブリヂストンを訪ねたときの別のトピックがこれです。
Contact Area Information Sensing。つまりは、自動的に行う路面状態判別です。
タイアの内部にセンサーをつけて、タイアの振動波形を逐次発信して、そのデータを独自で蓄積してきた知見からなるアルゴリズム分析をして、路面状況を判定し知らせるというもの。ドライ路面走行中のタイア振動(など)と、ウェット路面、凍結路面のそれぞれでは違いがあるそうで、それを判定しようというものです。ちなみに、そのセンサーとデータ発信用には、超小型の発電機も組み込まれているそう。
そのタイアを装着したテストカーの後部に積まれたこのボックスがデータを分析する機器。
テストカーに同乗してみました。
ドライ路面を走っていると、モニターにはこのとおり。
ここでドライからウェットに変わります。
すると即座にこのとおり!
こりゃすごい!
微妙な濡れ具合の路面での判定などのために、音を拾うマイクも装着してありました。
この技術は既に、昨年からNEXCO北海道で導入されているそうで、このシステムを搭載した巡回車からの通信で、後続車がGPSデータに基づく位置に正確に凍結防止剤を散布、なんてことも始まっていて、世界初のタイアセンシング実用化だそうです。
このセンシング技術により、例えばABSではブレーキをかけて初めて路面状況がわかるところを、その以前に知らせることができるので、安全に寄与することは間違い無し。
また、これはタイアの摩耗状況をも分析可能だそうで、これも実用化したら前進です。
タイアに限らず、大きなメーカーというのは、このように将来へ向けての技術開発も粛々と進めているんです。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
![]() |
ランドローバー レンジローバースポーツ Velar から Sport へ戻りました。2mの車幅は我慢です。 |
![]() |
ポルシェ 993 カレラ 3台目の911。快調に働いています。 |
![]() |
アバルト 500 (ハッチバック) プジョー206のあとがま。ワンぐるまとしても活躍しました。 |
![]() |
ランドローバー レンジローバーヴェラール 車幅がちょっと大きすぎるレンジローバー・スポーツから乗り換えました。 |