2か月前のジュネーヴ・ショウで発表になった、マセラティからの初SUVであるレヴァンテの日本での発表会がありました。
既存のセダンのプラットフォームからSUVを創ることは、これまでもいくつものメーカーがやっています。メルセデスしかり、BMWしかり、アウディしかりです。ポルシェはグループ内の他ブランドのSUVから造りました。まもなくベントレーもやるようです。
やる理由はもちろん、新しい顧客の獲得で台数を増やすことですが、もうひとつ「儲かる」からです。既開発のプラットフォームやコンポーネントを使って、より高く売れるものを作れるからです。
マセラティよ、お前もか!です。(笑)
このレヴァンテはセダンのギブリのプラットフォームを使っています。
一番下でも1,000万円を超えるのに、レーン・デパーチャー・ウォーニングやコリジョン・ウォーニングなどのドライバー・エイドというか安全装備が有料オプションなのはどうなんでしょう? 日本じゃ軽にだって付いてますよ。
インテリアはマセラティお得意の色っぽさムンムン。
私のレンジローバーには無いアナログ時計もあり。羨ましい・・・
クーペっぽいスタイリングのせいで、リアのスペースはミニマム。こんなにスラントしてると、四角い大きなものは入りません。
フロント・グリルの縦桟がすごく粗くて、内部が丸見えなのはどうなんでしょう・・・ 見えてるのは電動シャッターですね。エレガントではありません。
マセラティはモデル名を”風”からとるのが多く、この「レヴァンテ」はイタリアの海に吹く東風だとか。「ギブリ」はサハラ砂漠からの熱い風。旧いところでは、「ボーラ」はアドリア海の北風、「カムシン」はアラビアの熱風、「シャマル」はペルシャ湾の北風、「ミストラル」はプロヴァンスに吹く季節風、などですね。いい感じのモデル・ネームですね。
この発表会。せっかくのマセラティなのに、なんだかムードが暗く、華やかさに欠けるもので残念でした。ご本人達がせっかくのマセラティというブランドをご理解ではない?
Posted at 2016/05/11 15:04:03 | |
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