今や各メーカーとも将来の自動運転につなげるべく運転支援技術の開発・改良に励んでいますが、マツダはその一部で「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」なる運転支援技術に取り組んでいます。
近年、運転中にドライバーが何らかの原因で体調不良を起こし、運転不能になって事故を起こしたというニュースをたびたび聞くことがあります。マツダのこれはそうなってしまったドライバーをクルマのほうで検知し支援して事故を減らそうというもの。
そのテストカーにお台場で同乗することができました。
まず体験したのはドライバーの異常を検知するシステム。
むこうにあるテストカーの運転席に座って、気を失うふりをしてみるというもの。
頭をがくっと垂れてみたり、身体を大きく傾けたりした瞬間にカメラで感知し、ドライバーに警報を鳴らします。それでも改善しないと直ちに運転支援機能が発令されるというもの。
そちらはお台場”特区”の公道上で同乗体験ができました。
下はひとつの例で、実際には気を失うわけにはいかないので起動ボタンを押しますが、そうすると自動運転になり、フラッシャーとホーンで周りに知らせながら安全な脇道まで進み路肩に停車しました。同時に外部のセンターに向け通報が発せられます。
高齢者の免許返上が盛んに言われていますが、運転を止めた高齢者は続けているひとに比べ、要介護認定のリスクが2.16倍というデータもあるそう。また、運転を続けている高齢者は止めたひとに比べて認知症リスクも37%減少するそうです。
体調不良で気を失うのは高齢者だけのリスクでもないし、このマツダのCOーPILOTは役に立つ機能だと実感しました。来年発売になるモデルから導入が決まっていて、さらに25年以降のCO-PILOT 2.0 では体調不良の”予兆”も検知できるようにするとのこと。
どんどんテストしてもらって、より良いシステムになることを祈りましょう。気は失いたくないけど。
Posted at 2021/12/15 14:05:17 | |
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