1979年1月20日土曜日。
ついにスタートの日がきました。
昨日の車検で準備全て整ったRX-7でしたが、ヴィルフランシュ・シュル・メールのホテルでは走らせるほうもお揃いのレーシングスーツで準備完了。(若っかっ!) 地中海を右に見ながらモナコへ向かいました。
この年のモンテの第1ステージである Parcours de Concentration (コンセントレイション・ラン)のスターティング・タウンは、我がチームが選んだモンテカルロの他に、フランス・パリ、ドイツ・フランクフルト、イタリア・ローマ、イギリス・ロンドン、スペイン・アルメリア、ポルトガル・リスボン、スイス・ローザンヌ、デンマーク・コペンハーゲン、そしてポーランド・ワルシャワでした。
モナコに到着後は、スタート地点であるモンテカルロ・カジノの前に向けて列に並びました。
後ろに見えるのはオテル・ド・パリ。
1分前はオペル・カデット、1分後はフォード・エスコートです。ナンバーが飛んでいるのは、そこに他からのスタート車がいるからです。この第1ステージのフィニッシュ地点でこの年のスタート全235台が番号順に全部揃うことになります。
カジノ前です。
フィアットやフォードなどのワークチームがスタートするローマや、フランクフルト、ロンドンと違って、ここモンテカルロはプライヴェイト・チームだけなので、ピリピリしていないのんびり感でした。
因みに、ドアのナンバー上のイエローに「PROMOTION」のスティッカーはプライヴェイトチームであることを示しています。プライヴェイト向けの賞もあるので。
我々の1分前の156番カデットがスタートしていきます。
まだこの頃は私は3回目でまだモンテに慣れていなかったので結構緊張していましたっけ。
ついにスタートです。
世界選手権なので、モナコ国旗が降られてスタートです。
チームメンバーが8ミリ(旧い!)を回していたので、ドライバーが手を振ってます。
これから2,260km先の第1ステージのフィニッシュを目指しました。現在の金土日でトータル1,500km程度のモンテと違って、この頃のモンテはすごく長い闘いだったんです。最初のステージだけで2,000km以上でしたから。
Posted at 2022/01/13 22:01:19 | |
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