今年のWRCモンテがスタートしたことをお伝えしましたが、その中でマシンが今年からハイブリッドになったと書きました。そのニューマシンについて少し説明しておきます。
まず、車体が違います。例えばトヨタはヤリス、フォードはプーマと名乗っていますが、シャシーはヤリスでもプーマでもなく、パイプで組まれた所謂スペースフレイム。昔の、モノコックになる前のF1のボディみたいなやつです。それに、それぞれの市販モデルに見えるようなカバーを被せたもの、と言えばわかりやすいかもです。
動力は1.6リッターのエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド。スロットルオフやブレーキング時に回生で充電されるのにプラスして、サービスポイントでケーブルを繋いで外部から充電できます。いわばプラグイン・ハイブリッドです。
スペシャル・ステージはエンジンとモーターで走りますが、繋ぎのリエゾン区間はEVとして走るそう。なので、華やかなスタート地点やルートの途中で見ていても気持ちイイ音はなく「シューーー」と走っていってしまうということですね。つまらない。
さらにはエンジン用の燃料もよりSDGsチックなバイオフューエルを多用するようです。
さて、肝心のラリーのほうですが、チュリニ峠を含めた木曜日夜にトップにたったトヨタのセバスチャン・オジェでしたが、翌日はフォードに乗るレジェンド、セバスチャン・ローブがトップタイムを連発でトップに。昨日はオジェが盛り返してSS-10が終わった時点で秒まで同点で並び、そして逆転。
最終日の今日は最後からひとつ手前のSS-16でローブが逆転。いま現在では最終SSを走っているところです。
どちらのセバスチャンが勝っても凄い闘いだったということになります。
さあ、最終SSのライヴ・リザルトを見にいってみます。
Posted at 2022/01/23 21:05:40 | |
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