その時のトヨタ博物館で他に注目したモデルはこんなでした。
たぶん私が日本で最初に「キレイだな」と思ったクーペだったいすゞ117クーペ。
いすゞ自動車が4ドアセダンのフローリアンのプラットフォームを使って伊カロッツェリア・ギアに依頼した結果1968年に生まれたのが117クーペ。実は当時我が家にはフローリアンがあって(それも2台続けて)、あの”不細工な”フローリアンからどうしてこんなのができるのか不思議に思いました。それを市販したいすゞが偉い。
117は今でも時々見かけます。つい先日も最寄りの狭い商店街を走ってました。
でもほとんどは初期型ではなく、ギアにいたジョルジェット・ジウジァーロが創った流麗なスタイルをたぶん当時のいすゞのデザイナーが角型テイルランプや角型ヘッドライトでぶち壊してしまった中・後期型。”マイナーチェンジ”という名の悪行の典型だと思っています。
展示されていたのは美しい初期型でした。
因みにウチにあったフローリアンの2台めは私がラリーに使ってしまってました。
これは1969年に出場したラリーでの夜明けのショット。泥だらけですね。当時のラリーといえばダートでしたから。
館内には他にもこんなのが。
向こうの2台は「カローラvsサニー戦争」を引き起こしたトヨタ・カローラと日産サニーのそれぞれ初代。サニーが1,000ccで登場したら、すぐ数か月後にカローラが1,100ccで「プラス100ccの余裕」ってTVCFでやってたように記憶しています。まさに”戦争”でしたね。
手前はマツダ・ファミリアの初代です。
もちろんミニもありました。
ミニも初期型で渋さ満点。まあ、ミニは無くちゃだめですよね。
という感じのトヨタ博物館でした。ラリー展は終わってしまいましたが、連休にでもどうぞ。
Posted at 2022/04/29 13:32:58 | |
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