さて、12月に日産の輸出船に載せてもらって日本から旅立った2台のラングレー。
人間のほうは年が明けてからラングレーが降ろされているオランダはアムステルダムへ向かいました。
この年のモンテはRX-7でクラス優勝した79年のようにはいきそうもないことは予感していました。
私の知らないところでの車種選定から始まり、プリンスのスポーツ・コーナー任せでチューニングされてしまったマシン。国内でのテスト走行不足。そして混成でのチーム。でも可能な限りがんばらなくてはなりません。
アムステルダムの日産の基地でラングレーと再会しました。
2台のラングレーに挟まれているのは・・・一緒に積まれてきた日産ホーミー。
実は例の
”洗車隊”のおひとりが経営する松本のお店用も兼ねて新車を買って送ってくれたのです。前回はレンタカー2台でやったのですが、積載などで不便なことがことがあり、それなら、と買ってくれちゃいました。太っ腹!
そしてここで早くも予感が的中。スターターがヘンで、エンジン始動がスムーズでなかったのです。同行の猪瀬御大が調べてくれたけどすぐには理由がわかりませんでした。
さらにはトランスミッションからメーター・ケーブルを取り出すドリヴン・ギアが舐めてしまっていて、メーター類が全く動かず。これはもう1台も全く同じで、スペアのギアに入れ換えてもすぐに舐めてしまいアウト。メーター無しでモンテは走れないので、後発隊に関連パーツを持ってきてもらうことにして、何はともあれ、この年のスタート地点に選んだモナコまで進むこととしました。
オートルートをばく進するホーミーの頼もしい雄姿です。(笑)
猪瀬御大と洗車隊のおふたりはノバ・エンジニアリング関係の用事でシュニッツァー社へ立ち寄るためにアムステルダムで一時お別れしたのですが、我々はオランダから西独(!)に入ってアウトバーンを走り始めたとたんに次の試練が待ち受けていました。
Posted at 2022/11/05 15:59:42 | |
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