手負いのマシンで第3ステージ Parcours Commun を走り切ることはできましたが、モナコに帰り着いたところで
エンジンが息絶えてしまいました。ギヴアップ。
ここまで走破したので”完走”とは認められましたが、この日の夜の最終第4ステージ Parcours Finale への出走は叶いませんでした。
そこで気持ちを切り替えて、最終ステージはギャラリーとなって楽しむことにしました。
まずは彼と落ち合うためにモナコから北西に100kmほどの Annot という村に向かいました。ここは
チュリニ峠での第25スペシャル・ステージで始まるこの最終ステージの4番目のSS-28のスタート地点でした。
このSS-28は夜半23:00過ぎのスタートですが、既に16:00過ぎにはコース脇で場所を確保するギャラリーも多く、こちらでのモンテの人気がうかがわれました。
無事に落ち合ったあと、アノ村の田舎レストランで夕食をとり、それから5kmほど進んだ Le Fugeret という村へ。
ここではまずル・フュジェレ村の村長宅へ伺ってご挨拶。当時は日本人などまだ珍しく「遠い日本からよく村に来てくれた。」と歓迎を受けたりしました。
夜も更けていよいよラリーカーが来るというのでコースへ。
ラジオ・モンテカルロの中継で、チュリニ峠でこれまでトップだったポルシェ911を駆るジャン=リュック・テリエがコースアウトしたことが伝えられ、ギャラリーが沸いていました。テリエがコースアウトということは、ルノー・サンクターボのジャン・ラニョッティがトップに立ったということで、やはり独車に乗るフランス人よりは仏車のフランス人のほうが人気があったんですね。ラニョッティ自身も人気があったし。
フィリップ君が"Very dangerous point"へ行こうと言うのでついて行った先は村の中央にある教会前の小さな広場。「ありゃ、ここじゃつまらない。」と思ったのですが・・・
コースは手前から来て、我々が立っている後ろにある噴水を掠めて左方向へ進みます。
まもなく遠くから当時はまだ珍しかったターボ・エンジンの咆哮が聞こえてきて・・・左のほうからイエローのライトを輝かせて現れたのはトップに立ったラニョッティの9番サンクターボ!
だったんですが、その瞬間・・・! To be continued....
Posted at 2023/08/11 14:35:39 | |
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