さてさて、私のWRCラリー・モンテカルロ出場の備忘録をここで始めてからずいぶん年月が経ちました。記録の途中で他のご報告を多々入れながら飛び飛びでのんびりと進めてきたからです。
そして今日からはその3年後に遠征した1984年の備忘録をスタートします。
1984年に乗ったのはスバルでした。
スバルでラリーと言えば、1990年代にブルーに「555」のイエローロゴのレガシーで始まりインプレッサで世界制覇したのが有名ですが、このモンテはその前の時代。その頃の表立ったスバルのラリー参戦活動は太田のスバル本社ではなく、東京スバルというディーラー・チームがメインでした。
そしてこの年にモンテで走らせたのはスバル初の4WDとしてデビューしたレオーネというモデルの2代目。そのなかのハードトップと呼ばれたボディのほうでした。素ではこんなクルマです。
この年は結構ギリギリになってチームから話があり、乗ることが決まったと記憶しています。私は前年に結婚したばかりで、ちゃんとした新婚旅行には行ってなかったので、奥さんを連れて行くことにしました。1979年の時の私設クラリオンガール(?)です。 車両については全くノータッチで、出発前には対面もしてなかったと思います。ドライバーは前年1983年のサファリ・ラリーで総合5位に輝いたスバル・ドライバー高岡祥郎先輩です。
お正月が明けた1月11日にまずは成田空港からエール・フランスのエコノミークラスでパリへ。当時のエール・フランスでは前席のシートバックがこんなふうになっていました。
ワインの小瓶が刺さるようになっていたんです。1本は無料でした。
早朝5時前にシャルル・ド・ゴール着後、始発のバスでオルリー空港へ移動。当時はCDGから国内線は出てなかったんですね。
オルリーからようやく南仏ニースはコート・ダジュール空港に到着。
こんなところから降ろされる飛行機はその時までは経験ありませんでした。
空港からモナコの間にあって、私が以前から使っていた Villefranshe-sur-Mer という海岸の町にあるホテルにチェックイン。ここが今回のベースキャンプとなります。
既にお友達となっていたホテルのオーナーのクルマが Renault 5 Turbo に代わっていたので、早速テストドライヴさせてもらいました。
マシンが到着する前にいろいろな準備開始です。
近くのスーパーでいろいろ買い込み、レンタカーでモナコまで行きラリー主催者である Automobile Club de Monaco のHQで必要書類を受け取り、サービスカー用のサービス・プレイトを1枚200フラン(ユーロじゃないですよ!)で購入。
ワインカラーがアルベールさん。正面の女性はあのミシェル・ムートンのコ・ドライバーだったフランソワ・コンコーニさん。5年前のRX-7の時の表彰式で一緒のステージに上がったのを覚えていてくれました。
そのあと暗くなってからマシンと共に帰還したドライバーさんからヤバい情報が・・・!
Posted at 2023/09/12 13:53:20 | |
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