年末最後のここで、
昨秋にカヤバを訪ねたことを書きました。
訪れることができたのは岐阜北工場。
外観はこんなモダーンですが、敷地内に足を踏み入れるとこんな古き良き昔の工場を絵にかいたような風景も。
ここで作られていたのはショックアブソーバー。
ダンパーの外筒から内部製作で、鋼板シートをカットして丸く曲げて溶接して筒を作っていました。
種々の作業を経てショックアブソーバーが出来上がっていました。
ニューモデルに装着されるものからリプレイス用のもの、さらには市販品まで、とにかく種類が多くて大変だと思いました。
新しい技術ではダンパーオイルが筒の外側のソレノイドでコントロールされています。
それも高級車用となると入る側と出る側が別々にコントロールされるため、ダンバー周りにそれだけのスペースが必要となるため、自動車メーカーとの連携もより必要となってしまいますね。
筒内でのオイルの動きを微妙に調整するために、シムの厚さや形状でもの凄い数になってしまっています。
同じモデル用の同じ形状のダンパーでも、モデル内のグレード等々によって微妙にチューニングしています。細かい技術調整です。その組み合わせの種類だけでも気が遠くなりそうですが、それらを地道にテストを重ねて完成させていくようです。
Posted at 2024/01/03 21:32:15 | |
トラックバック(0) | 日記