2011年11月28日
学生さんたちの不眠不休の努力の結果、TA22セリカは長い船旅のための港への搬入が無事に終了したようです。
まだまだやり残したことが多々あるようですが、それらは向こうに着いてからの作業でこなすそうです。私としては、こちらにあるうちにトリップメーターの動作確認ができなかったことが最大の心配ではあります。
と時を同じくして、Rallye Monte-Carlo Historiqueの主催者であるAutomobile Club de Monacoからエントリーリストが発表され、そのなかにセリカが。我々のチームのエントリーが正式に受理されたことになります。
小さいので見づらいと思いますが・・・これはそのなかの1ページ。まだカーナンバーは決まっておらず、ドライバー名のアルファベット順です。赤線のところに我々のチームが。

そして・・・下から2行目にはなんだか見たことのある名前が・・・なんとサンドロ・ムナーリ!
一昨年RX-7で出た時にはジャン=ピエール・ニコラが出ていたし、240Zで出た今年はブルーノ・サビィやジャン・ラニョッティが出ていましたが、ついに御大の登場ですね。我々と同じトリノからのスタートです。
残念ながらストラトスではなくフルヴィアでの出場です。一昨年のときはストラトスが1台だけいましたが、やはりストラトスをいま、このキツいラリーで走らせるのは結構たいへんなことなのかと思います。
ラニョッティの名は今年もあります。合計309台のエントリーは、今年より少し減っていますが、でもすごい台数ですよね。
Posted at 2011/11/28 11:23:27 | |
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2011年11月21日
ヒストリック・モンテではレギュレーションにより、ナビゲーション用の機器が制限されています。ヒストリックカーでヒストリックなコースを走るラリーだから、ラリーの仕方もヒストリックに、ということでしょう。
電子機器の取り付けは禁止です。ラリーコンピューターとかです。2009年にRX-7で出たときは、スタート前の車検で、私がダッシュに貼り付けておいた電池式のデジタル時計の取り外しを命じられました。ごくごく普通の旅行用目覚まし時計でしたけど。
なのでGPSナビなんてもってのほかですね。
トリップメーターはひとつだけ取り付けが許されています。ただし、表示が機械式であること。LEDとかの表示ではNGということです。そこで、いちばんポピュラーなのがこれです。とりあえず今回セリカのダッシュに取り付けました。

名前はRetroTrip。たぶん英国製です。この個体はRX-7で使用したのを、マツダまで行って外してきたもの。セリカに移植です。
ごらんのように、2系統の表示があり、ふたつの距離が計れます。表示は機械式で、動かすと「カチカチカチカチッ・・・」とありえないほどめっちゃノイジー。機械式で動いてるぞっ、と主張します。
でも、トランスミッションのスピードメーター取り出しのところに挟むギアからは電気パルスで送られてきて、このメーター内で機械式表示を動かします。これは許されているんですね。
下面にはこれまた機械式のダイアルスウィッチが3桁分あり、ここで補正値をインプットすると、それに従って距離が補正計算され、表示されます。
大きなトグルスウィッチはON/OFFで、走りながらこれをONすると「カチカチカチカチッ・・・」となるわけです。
ふたつの表示窓の下にあるのは、ワンタッチのセロ戻しボタンです。
このナビゲーション機器に対するレギュレーションは、たぶんモンテだけでなく、FIA公認のヒストリックラリー・シリーズでは共通だと思います。
Posted at 2011/11/21 11:14:43 | |
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