ヒストリック・モンテのルート・ナビゲーションには、ミシュランの黄色い最詳細マップに加えて、これまではガーミンのハンドヘルド・ナビを使っていました。
ハンドヘルドにするのは、FIAのヒストリックラリーシリーズのレギュレーションにより、ナビなど電子機器の”取り付け”が禁止されているからです。で、ハンドヘルドのナビで、日本にいながらあちらの地図データが使えて、事前にコース作成ができるのがガーミンだけだったからです。
ガーミンはとっても役に立ちました。ミシュランだけを頼りに走るよりはずうっと楽でした。
でも、「ちょっとこれは・・・」というポイントもいくつかありました。
そのひとつは「オートスケール」なる機能。曲がる交差点が近づくと、地図表示が自動的に拡大される機能です。普通のナビゲーションなら便利と言われる機能なんでしょうが、私は嫌いです。あとどのくらいの距離なんだかが一目では理解できなくなってしまうんですね。で、この機能がキャンセルできないんです。
あとは、やはり画面の小ささと、GPS位置判読精度とその間隔の問題か、モンテのコースによく登場するヘアピン連続になると、どこにいるかわからなくなってしまって”オート・リルート”を繰り返してしまうというのもありました。この”オート・リルート”機能もキャンセル不能なんですね。
で、年寄り独特の「より楽をしたい」欲で今回試してみようと導入したのがこれです。
iPadです。
Retinaディスプレイモデルで、出たばかりの第4世代ではなく第3世代のもの。
これに、Sygicというところが作成したナビゲーションアプリを載せて使ってみようということです。このアプリの特徴はオフラインで使えること。
山の中を走り回るモンテですから、Wi-Fiどころか、セルラーも受けられないところも多く、オンラインでは限界があると思いますし、バッテリーも使いすぎでしょうから、このオフラインで使えるというところがキモかと。
現在、全コースのインプットを行っている最中です。上に表示されているのは最終ステージのスタートからのルートで、F1の最終コーナーのところからスタートして、カジノ前を通って行きます。カジノ前は反時計回りの一方通行なので、F1とはちょっと違いますね。
いまのところ、地図の詳細度と精度も含め、使い勝手はまあまあのようです。
ただひとつ不安なのは、まだ日本の地図用が用意されていなくて、こちらでは実際の動作が確認不能なことです。
なので、いちおうガーミンも準備していこうとは思っています。「転ばぬ先の杖」ですね。
また進展をご報告します。
Posted at 2012/12/09 12:05:11 | |
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