クライスラーが日本に再上陸しました。
忘れていましたが、ちょっとの間、姿を消していたんですね。日本での販売は、フィアット・クライスラー・ジャパンと名前を変えたインポーターから行われます。つまりはチンクェチェントやジュリエッタと同じ扱いになったということです。
で、今回導入されたのはふたつのモデル。
まずはChrysler 300。日本では300Cと呼んで売られていた前モデルのフェイスリフト版です。
3.6リッターV6エンジンにパドルシフト付きの8速A/Tを組み合わせて、全長5mを超える立派なサイズのボディを引っ張ります。プラットフォームは変更なく、当時は親会社であったメルセデスの、一世代前のEクラスを元にしたものです。
あまり多くはないだろう日本での販売台数の割には、日本で使えるナビが装備されているのは立派。でも、これ、たぶんガーミン製で、ガーミン独特のオートスケールが働いてしまって、私には見ずらかったです。たぶん、それをON/OFFできるんでしょうけど、短い試乗では見つけることができませんでした。それと、ちょうど雨天だったのでヘッドライトをONにしたら(というよりスモールでも)、ナビ画面が夜カラーになってしまい、雨とはいえ昼間の明るさでは画面が見えなくなってしまいました。いま所有している5シリーズでは、ライトのON/OFFに加え、周りの明るさも加味して表示を変えてくれます。明るさ検知ではなくても、例えば時刻設定もできるようにするとかして欲しいところです。これも見つからなかっただけかもしれませんが。
サスペンションはよく働き、走りは心地よく、ボディの大きさはさほど気になりません。
ひとつ心配なのは、前モデルから変更された顔つき。全モデルは結構売れたようでよく見かけましたが、人気のもとは、私の憶測では、たぶんその顔つきとチョップドルーフっぽいスタイルからもたらされた、なんかアメリカンクラシックなマッチョ感じゃなかったかと思います。
それが、ちょっとフツーな無国籍顔になりました。前モデルのオーナーさんが、これまでにクライスラーファンになっていてくれていたら問題ありませんが・・・
もう1台はこちら。"Chrysler" Ypsilon。
ランチア・イプシロンのバッジ・エンジニアリングです。
愛くるしいイタリアンデザインですね。
エンジンは例の2気筒”ツインエア”900ccターボで、それにシングルクラッチのロボタイズドM/Tを組み合わせています。
ランチア版の262万円に対し、こちらは内装仕様の違いで260と235万円。
あなたならどちらを・・・?
Posted at 2012/12/02 14:15:48 | |
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New Model | クルマ