今日、世界で2番目の燃料電池車が発表されました。
HONDA CLARITY FUEL CELL。モデル名に「燃料電池」まで入っています。TOYOTA MIRAIのすっきりさとはちょっと違います。「燃料電池車」であるのを強調したいということでしょう。
ミライと違い、5人乗りで、さらに一回の水素フル充填で750kmほど走れることを謳っています。充填は3分程度。
それを達成するためには大きな圧縮水素ボンベが必要で、そのために、モーター部と燃料電池部をコンパクト化し、普通のクルマのようにアンダーボンネットに収めることができたということです。
こちらがカットモデルのアンダーボンネット部分。
一番下がモーターで、その上が燃料電池スタックです。てっぺんはコントローラーでしょう。
で、後席後方には恐ろしいサイズの水素ボンベが! その前のシート下にはもうひとつのボンベ。
おかげでトランクはこの程度。
フェイシアの眺めはこんなです。
今回の発表で興味深かったのはこちら。
ホンダは同時にSHSなる小型(?)の水素製造ユニットも発売するそう。あのカセット・フーの岩谷産業との協力だそうです。
あ、これを置いとけば近くに水素ステーションが無くても・・・(笑)
ホンダはこれまでに、FCVを一部ユーザー(主に組織)へのリースというカタチで市場テストを繰り返してきました。
最初のものが2002年に開始したこちらのFCX。
そして2008年にはFCX クラリティ。
これは私も路上で遭遇したことがあります。
そして今回のクラリティ・フューエルセルということになります。
価格は766万円で、政府からのいくつかの補助金でそのうちの300万円程度が賄われるから実質は400数十万円。
でも、これもやはりリースのみで、今年の国内目標は200台だとか。一般ユーザーへの”販売”は1年半後くらいに考えているとのこと。
これはいったいどうして? ミライは既に昨年から販売されてるのに・・・
Posted at 2016/03/10 18:04:22 | |
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