先月末に新しいエンジンに代わったフィアット500Xに乗ったとき、なにやら「500」のロゴがそこらじゅうにちりばめられていたので、探してみました。浦安にある鼠園にあるらしい隠れ鼠を探すみたいに。(ヒマでしたね。)
その結果がこちら。
まずはパセンジャー前にでかいのが。これはウチのチンクと同じ。
ヘッドライトの中に発見。
こんなところにも。必要?
ドアのシルと、中のフロアマットにも。ここまでくると煩い?
そしてこんなところにまで。必要?
どうです。かなりの数でしょ。これだけ主張しなくちゃならないモデルだってことなんでしょうね。
そのとき、FCAの日本本社に出向いたのですが、そこから見えたのがこちら。
来春開業予定のJR山手線の新駅となる高輪駅。
そのちょっと後ろに見えるのが品川駅だと思うので、完全に徒歩圏内。必要?
史上最大のBMWであるX7と同時に発表されたのが7シリーズ。
こちらもアジアの某大国の人民ウケを狙ったと思われます。
やはり腎臓肥大です。証拠写真(?)がこちら。
ほら、上のほうは塞がってます。
いただいたハードカヴァーの分厚いカタログの表紙にも「THE 7」とあります。「これぞ7シリーズ」ってことなんでしょうね。
BMWとしてはどうしてもメルセデスのSクラスに対抗したく、7シリーズのスタイリングはいろいろ冒険してきましたが、なかなか難しいですね。私がBMWに在籍していた時も、社内に Team 7 なるプロジェクトチームがあり、なんとか7シリーズが売れるように議論していました。私もそのチームの会議に出されていたのを思い出します。
ダウンサイジング流行のご時世に、6.6リッターV型12気筒エンジンが用意されているというところは、Bayerische Motoren Werke(バイエルにある発動機工場)の名前の誇りでしょうか。立派です。
BMWブランドのフラッグシップのフラッグシップである最上級のM760Li xDriveに搭載されています。609PSで850Nm。凄いです。詰まってます。
白に近いシートは高級感ムンムン。汚れるでしょうけどいいですね。
このクラスになると、もちろんリアシートも大事です。
史上最大のX7に近いサイズですが、幅は100mmも小さくしています。
お値段は1,090万円からV12の2,523万円まで也。Sクラスみたいに売れるかな・・・?
全長5,165mm、全幅2,000mmで全高が1,835mm。これまでのBMWで一番大きなモデルが日本に上陸しました。
その名は BMW X7。
日本にはデカ過ぎです。
でかいだけじゃなく、カッコ悪い。その原因はフロントグリルにあると睨みました。
たぶん、野暮ったくなっても顔の押し出しを強くしてアジアの某大国の人民にウケるように、キドニーグリルを上下に肥満させたのが原因だと思います。腎臓肥大。そのグリルを観察したら、ヘッドライトの上瞼から上の部分は塞がれています。つまり冷却などの役には立っていない。単純に見た目だけのためのようです。
テイルゲイトはレンジローバーに倣って上下分割式です。
3列目シートを立てているので、この巨体にしてはラゲイジスペースはミニマム。
豪華なインテリアは従来からのBMWデザインを踏襲。ちょっと外観と合わない?
エンジンは直6の3リッターディーゼルと、4.4リッターV8。
直6ディーゼルは高いボンネットの下に沈めて搭載されています。
BMWがSAVと呼ぶSUVの豪華フラッグシップは1,100万円から。
ここ2~3年、ものすごいペースで新モデルを追加しているマクラーレンから、また新しいモデルが出ました。
その名はマクラーレンGT。
かなりふつうのネーミング。これには、新解釈の”グランド・ツアラー”を提案するという意味が込められているようです。GTというと、どうしても”コンフォート”とか”ファンクショナリティ”を求めてスポーツカーから妥協するところがあるのですが、超軽量と新しいデザインで妥協を小さくしようということです。
これまでのマクラーレンからすると、ちょっと抑えた地味系なスタイリングです。ボディカラーのせいもあるかもですが。私は後ろからのほうが好き。 ;ー)
GTということで、日々気を遣わないで使えるように(って遣うって!)いろいろな工夫が。
例えばフロントを擦らないように、こういうモデルにしては少し顎を上げてます。
斜め後ろが見えるように、リアのピラーにも小さな”窓”を。見えるのか?
ゴルフにも行けるようにキャディバッグ積めます。実際に積んでありました。
最近ふとしたことでわかりました。DS7クロスバックはそこそこサイズのSUVなのに、リアシートを倒さないとキャディバッグが1個も積めません! マクラーレン凄し?
フロントにはかなりのサイズで深いラゲージ・スペースが。
4リッターV8ツインターボで620PS。お値段は2,645万円”から”。
マクラーレン、先月で日本でも1,000台を超えたそう。東京では時々見かけます。米、英に次いで日本は3番目のマーケットだそうです。
F1も今年はようやくビリ争いではなくなったし、がんばって欲しいブランドです。
その大雨のFSWでのポルシェ・イベントの前日の金曜日には、箱根ターンパイクで最新のアルファに乗りました。
それは Giulia に新たに導入されたディーゼルのモデル。
ふつうのガソリン・エンジンは昨年春に経験していましたが、さてディーゼルとの相性は、ということで走らせてみました。はなから思っていたのは「アルファにディーゼルなんてどうなの?」でした。でも走らせてみると、悪くはない。
ガソリンと同じく8速A/Tとの組み合わせで、走り自体は遜色なし。
シフトのパドルはステアリング・コラム固定式ですが、大きくて使い易い。
でも、そのおかげで(?)フラッシャーのレバーが遠くなってしまっていて、ちょっと使いづらし。女性のかわいい手には遠すぎでしょう。
ディーゼル・エンジンが重いせいか、走りはよりしっとりした感じで、いわばオトナのジュリア。
「ただし」が付きます。アルファに”オトナ”が必要なのかな、という点。それが欲しければ別のブランドがいくらでもあるし、鼻の重さのせいか、ジュリア独特の、ステアリングをちょっと切り始めた瞬間からクイッと鼻先が切り込んでいく動きが少し散漫に。
だいいち、アルファのコクピット(あえて”コクピット”と言います)に座って、ステアリングの真ん中に蛇さんがいるのに、目の前のタコメーターが4,500からイエロー(赤破線ですが)なのは寂しくないですか?
てなわけで、私は選ばないアルファでした。
でも、この日乗った他のジュリアにはノックアウトものもありました。こちらは後日。
試乗を終えてから、翌日早朝のFSWにそなえ山中湖で泊まることに。
途中で富士山がキレイだったのでワンショット。現在53,700km。
山中湖ではまたこの子たちに遭遇。
夜から雨になり、翌日は報告したとおり大雨でした。
ウチの993がこんなに長い時間雨に打たれたのは4年ぶりです。その時のブログをチェックしたら、2005年にウチに来てから14年間、ワイパーのラバーをまだ一度も交換してなかったことにまた気がつきました。未だにちゃんと拭いてます。ドイツのラバー(?)おそるべし。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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