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森川オサムのブログ一覧

2021年08月16日 イイね!

翌年1977年のラリー・モンテカルロはこの15でおしまい

朝になってチュリニからモナコとニースの間にある Villefranche-sur-Mer という町のホテルへ帰り、その夜はガラ・ディナーに行きました。

この年のラリー・モンテカルロはこれで終了。正式結果は総合97位。グループ2クラス1の14位でした。クラスのトップ2はワークスのシュコダ130RSで、アウトビアンキA110やシムカ・ラリー2が続きました。そのプライヴェイト・クラスでは8位。

終盤のエンジン・トラブルでリタイアに終わった前年76年とは違い”完走”とされたため、これを授与されました。

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これ以降は完走するたびに下にぶら下げる2cmくらいの小さなバーだけもらいました。次々に下に増やしていくわけです。でも、私は完走した年の全てが揃ってはいないんです。どうやらどこかに入り込んでしまったようで・・・見つかりません。
因みに現在も参戦している Rallye Monte-Carlo Historique のほうではバッヂのリングとバーが黒ではなく青です。

そしてこの年の参加賞としてもらったプラックがこちらです。

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お土産にしては「重い」。

1977年の Rallye Monte-Carlo はこれで終わりましたが、我がチームにはもちろんまだ仕事が残っていました。

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モナコをスタートしてニースの丘の上にある St. Paul de Vence 村を訪ねて、あのアルベールさんとパスティスを1杯してお礼とお別れをし、パリ経由でアムステルダムまでサニーを運びました。

こちらはパリはシャンゼリゼに佇むサニー。

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もちろんスターターは逝ったままなので、停めたあとは毎回”押し掛け”でした。なのでここシャンゼリゼでもヘンな日本人がヘンなクルマを押し掛けです。職質されなくてよかったです。サニーが軽くて助かりました。

ラリー中はKB110サニーのパワーではリエゾン(当時は「つなぎ」って呼んでました)でも全開につぐ全開でタイヘンでした。またドライバーの中川さんが周りの平べったく尖がった”カッコイイ”マシンにノックアウトされてしまい、それが2年後にマツダRX-7で戻ってくることに繋がるのでした。

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ストラトスってわけにはいきませんでしたが・・・書いていきます。

Posted at 2021/08/16 11:46:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2021年08月14日 イイね!

翌年1977年のラリー・モンテカルロ その14

この年のモンテをフィニッシュして「そしてこの日の夜は前年に続き最終ステージを見に行くことができたので、もう少しお付き合いください。」と書いてからなんともう2か月が過ぎてしまいました。ごめんなさい。ようやく続きというかこの年のシメです。

第3ステージ”パルクール・コミュン”を終え総合97位だった我々は”完走”扱いとなったのですが、その当時は60位までしか進めない最終ステージ”エプルーヴ・コンプレマンテア”は走れないことになったので、その夜は山へ”見物”に出かけました。

最終ステージはモナコの裏山を上り、バンケット峠、チュリニ峠、クイヨール峠とロクェストロンの4つのスペシャルステージを2周し、最後に短いマドンヌ峠を走る9つのSS。まず向かったのはチュリニのフィニッシュであったラ・ボレーヌ・ヴェジュビー村。

着いたタイミングでは上位のチームがフィニッシュして来たところで、村中で見物。すぐに来たのはこちら。

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観客から「ムナ~リッ!!」と声がかかります。「音羽屋っ!」みたいな大向こうもんですね。

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コース脇は一番向こうがワタシ。隣りは先輩。そして例のアルベールさんとその”カノジョ”。素敵な奥さんいるのに。

その後はフィニッシュ地点へ移動。

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ちょうどフィニッシュしてきたのはこの年2位になったジャン=クロード・アンドルーエと”ビッシュ”のフィアット131アバルト。

こちらはアセプトジル女性チームのアルピーヌA310。

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その後はフィニッシュから歩いてコースを逆行し、全開で下ってくるラリーカーを何台か見物。また村に戻って腹ごしらえ、というかお夜食ですね。

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その後2回目のチュリニを見るために峠を上り頂上へ。この頃は今みたいに通行規制が厳しくはなかったんです。
頂上のコース脇はこんな感じでした。

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これぞチュリニです。

最後のSSではなんとグループ1のゴルフを駆るジャン・ラニョッティがトップタイムという珍事も起きましたが、総合トップはストラトスのサンドロ・ムナーリの連覇で2位が上のアンドルーエ。それにセアト124のザニーニが続きました。

Posted at 2021/08/14 15:15:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2021年08月11日 イイね!

993のホイールアーチ内部

続く993ネタですが、今回はこれが(たぶん)最後となります。

タイアをミシュランのNタイアに交換したとき、私はヒマだったのでホイールを外された奥を撮影しておきました。

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普段はなかなか見ることがないホイールアーチの奥です。

まずはフロントの右。特に何もありません。前に乗っていたGタイプではここにパイプをクルクルさせた形状のオイルクーラーが見えたかと。

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次は右側のリア。前に向かって入っていってるのはオイルクーラーへ向かうパイプですね。

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993ではほとんど聞こえませんが、Gタイプでは止まってアイドル中にオイルが流れる音が聴こえました。チョロチョロチョロって。

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サスペンション・アームなどは思ったよりきれいに保たれていました。でもダンパー類はそろそろ交換してもいい時期にきているのかも?

お次はリアの左側。

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ブレーキディスクは次の車検時に研磨しようかと思ってます。

たまにはこういう個所も”愛でる”ことが必要かと。

Posted at 2021/08/11 14:28:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 911 | クルマ
2021年08月09日 イイね!

Nタイア新調

珍しく993のリポートが続きます。

ふと思って履いているタイアのチェックをしたところ、リアの溝が思っていたより減っていました。まだもう少しいけるかな、と思ったのですが、履歴を見てみたら・・・なんと現在履いているヨコハマのADVAN Sportを履いたのは2011年6月でした。ということは今のタイアは10年もの!!

こりゃいけません。溝云々じゃなく、もうラバーが終わってます。思えば確かにタイアの感触がそんな感じ強かったです。

そんなわけで、A/Cのガス入れとベルト切れセンサーの交換に続いてタイア交換をしました。
作業してもらったのは環8沿いにあるこちら。

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993のホイールには盗難防止用ロックナットが1個ずつ使われています。車載のアダプターを使ってロックナットを外してもらった状態。

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純正好きの私はもちろん純正の17インチホイールです。私の95年式993の時代には16インチが標準で17はオプションだったようですが。

外したロックナットがこちら。

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思い出したのは若かったころ。徹夜で疲れてクルマで家に向かった友人が眠くなってどこかの広場に停めて(当時はそんな場所がどこでもありました)爆睡。目覚めてスタートしようとしたら前に進まない。わけがわからず表に出てみたらクルマはブロックに載せられていて、ホイールが4本とも盗まれていたって話。お笑いのネタではなく、ウソのようなホントの話です。確かに当時ではバリバリの高そうなホイール付けてたんですよ。高かったついでにロックナットも奢っておけばよかったのに。

こちらが外したタイア。

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フロントはまだいけそうですが、リアは・・・

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スリップサインにかなり近い状態のうえ、こんなクラックも入っていました。交換を思いついてよかったです。
私はタイアにも優しい運転をしているつもりですが、17,000kmでこんなでした。やはり ADVAN Sport はコンパウンドが柔らかいタイアだったんですね。というかやはり911はリアを使うクルマなんですね。

で、今回新調したタイアがこちら。

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Michelin Pilot Sport 2 です。それも例のポルシェ認定の通称”Nタイア”。
16年前にこの993に乗ってから3回目のタイア交換で初めてNタイアを試してみることにしました。これまでは、そんなに飛ばさないしあまり変わらないだろうと思って拘っていなかったのですが、いちどは履いてみなくちゃと思ったのです。

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ポルシェは昔から各モデルにタイアメーカーとそれぞれにベストなタイアを開発し、それを認定タイアとして「N」マークを与えています。タイアウォールのPilot Sportのロゴの「Sport」の下に「N3」の刻印が見えますね。これがそのマークです。
993が現役だった時からそうですし、今になっても新たにテストしたものとともにNタイアとして認定しています。ポルシェは古いモデルもちゃんと面倒見続けるんです。

さて交換終わって走り出したとたん、100mでわかりました。
まずはタイアが丸い! あたりまえのようですが、ほんとに丸い。これはPS2がそうなのか、Nのせいなのかわかりません。たぶんPS2の特性。大昔からミシュランは丸いって感じていましたし。大昔のミシュランXでもそう感じました。でもウチのチンクでコンチネンタルから換えてPS3を履いた時には特にそれほどは感じませんでした。これはたぶんコンチもそこそこ丸い?

それからライド・クウォリティが高い! 乗り心地がいい。でも前のタイアがかなり減っていましたから、感じるのは当たり前とも言えます。でも確かにいいです。

これ以上のところはもっといろいろ走ってみないとわかりません。その都度リポートしていきますが、まずは大満足です。

因みに今回のPS2は後輪用は昨年の第48週、前輪用は今年の第7週に製造されたものでした。

Posted at 2021/08/09 22:12:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 911 | クルマ
2021年08月07日 イイね!

993の警告灯退治

一昨日に我が993のA/Cテストについて書いたとき、最後にベルト切れ警告灯が点いてしまう件を報告しました。

そうしたら、昨日の朝に主治医が近所から来てくれました。猛暑の下ありがたや。

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原因がわかっていたので、パーツを入手してくれていて、作業は5分もかからずに終了。
交換したパーツはスウィッチだけというわけにはいかずこのアッシーでした。

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取り付けた状態では右側に見えるコネクター部が上になります。前端に丸いプーリーが付いたアームは内部スプリングでこの画像でいう左方向に引っ張られていますが、例のベルトによって右方向の押さえられでいるのが正常状態。ベルトが切れて無くなるとスプリングで上の状態になり、上部の内部にあるスウィッチを押す(離す?)ことになり信号を送ってくれるという仕組みですね。

これで心臓に悪い警告灯点灯を退治することができました。スッキリ!

Posted at 2021/08/07 14:22:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 911 | クルマ
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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