珍しく993のリポートが続きます。
ふと思って履いているタイアのチェックをしたところ、リアの溝が思っていたより減っていました。まだもう少しいけるかな、と思ったのですが、履歴を見てみたら・・・なんと現在履いている
ヨコハマのADVAN Sportを履いたのは2011年6月でした。ということは今のタイアは10年もの!!
こりゃいけません。溝云々じゃなく、もうラバーが終わってます。思えば確かにタイアの感触がそんな感じ強かったです。
そんなわけで、A/Cのガス入れとベルト切れセンサーの交換に続いてタイア交換をしました。
作業してもらったのは環8沿いにあるこちら。
993のホイールには盗難防止用ロックナットが1個ずつ使われています。車載のアダプターを使ってロックナットを外してもらった状態。
純正好きの私はもちろん純正の17インチホイールです。私の95年式993の時代には16インチが標準で17はオプションだったようですが。
外したロックナットがこちら。
思い出したのは若かったころ。徹夜で疲れてクルマで家に向かった友人が眠くなってどこかの広場に停めて(当時はそんな場所がどこでもありました)爆睡。目覚めてスタートしようとしたら前に進まない。わけがわからず表に出てみたらクルマはブロックに載せられていて、ホイールが4本とも盗まれていたって話。お笑いのネタではなく、ウソのようなホントの話です。確かに当時ではバリバリの高そうなホイール付けてたんですよ。高かったついでにロックナットも奢っておけばよかったのに。
こちらが外したタイア。
フロントはまだいけそうですが、リアは・・・
スリップサインにかなり近い状態のうえ、こんなクラックも入っていました。交換を思いついてよかったです。
私はタイアにも優しい運転をしているつもりですが、17,000kmでこんなでした。やはり ADVAN Sport はコンパウンドが柔らかいタイアだったんですね。というかやはり911はリアを使うクルマなんですね。
で、今回新調したタイアがこちら。
Michelin Pilot Sport 2 です。それも例のポルシェ認定の通称”Nタイア”。
16年前にこの993に乗ってから3回目のタイア交換で初めてNタイアを試してみることにしました。これまでは、そんなに飛ばさないしあまり変わらないだろうと思って拘っていなかったのですが、いちどは履いてみなくちゃと思ったのです。
ポルシェは昔から各モデルにタイアメーカーとそれぞれにベストなタイアを開発し、それを認定タイアとして「N」マークを与えています。タイアウォールのPilot Sportのロゴの「Sport」の下に「N3」の刻印が見えますね。これがそのマークです。
993が現役だった時からそうですし、今になっても新たにテストしたものとともにNタイアとして認定しています。ポルシェは古いモデルもちゃんと面倒見続けるんです。
さて交換終わって走り出したとたん、100mでわかりました。
まずはタイアが丸い! あたりまえのようですが、ほんとに丸い。これはPS2がそうなのか、Nのせいなのかわかりません。たぶんPS2の特性。大昔からミシュランは丸いって感じていましたし。大昔のミシュランXでもそう感じました。でもウチのチンクでコンチネンタルから換えてPS3を履いた時には特にそれほどは感じませんでした。これはたぶんコンチもそこそこ丸い?
それからライド・クウォリティが高い! 乗り心地がいい。でも前のタイアがかなり減っていましたから、感じるのは当たり前とも言えます。でも確かにいいです。
これ以上のところはもっといろいろ走ってみないとわかりません。その都度リポートしていきますが、まずは大満足です。
因みに今回のPS2は後輪用は昨年の第48週、前輪用は今年の第7週に製造されたものでした。
Posted at 2021/08/09 22:12:39 | |
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