一昨日
ルノーの新しいCセグメントSUVであるアルカナに乗ることができました。
クーペスタイルのSUVで、あちらでは昨年の発売後9か月で6,000台売れたそうで、成功作のようです。
日本でも来月発売となるのはハイブリッドのモデルで、このアルカナがフル・ハイブリッドというかヘヴィ・ハイブリッドとしては輸入車で初めてとなります。輸入車はプラグインかマイルド・ハイブリッドだけでしたから。
1.6リッター4気筒N/Aガソリンエンジンと2つのモーター(メインとHVスタータージェネレイター)を組み合わせたハイブリッドで、ルノーがモータースポーツ用の技術から開発したドグクラッチを組み込んだA/Tと組み合わされています。
上の写真はトランスミッション内部が見えるようになっています。左端の水色っぽく見えるのがメインモーターで、その上にある小さなのがスタータージェネレーターです。左手前はバッテリーユニット。
日産でなくルノーの技術でまとめ上げたシステムだそう。(なんだかルノーが現在40%以上保有している日産の株を売る噂が上昇中。)
このトランスミッション、なかなかの出来です。例えば微速での所作はツインクラッチものより全然いいです。ごく普通に乗れます。
小型軽量化のためにシンクロメッシュ機構を省いたのを、前述のスタータージェネレイターが作用して回転合わせを行うことでシフトショックを取り除いているそうです。
発信はモーターのみで行われ、途中でエンジンがかかったり止まったりいろいろ自動的に介入してきます。ハイブリッドなんだから当たり前のことなんですが、このアルカナの場合どうも燃費向上のために一生懸命やらせすぎている感があり、例えば一定のスロットル開度で流している最中にもエンジンがかかったり休んだりシフトされたりして、それが運転席でハッキリわかり過ぎてしまいます。故にちょっと不自然な感じがつきまといます。
まあ今のハイブリッドに乗り慣れたヒトにならさほど感じないのかもしれませんが、ちょっと残念なところ。でもこのあたりはソフトウェアの更新やらなんやらで軽減されてくるのかもです。
その点以外は良くできていると思います。サイズも手頃でOK。カーゴスペースも思ったより広くて使い易そう。
小さなところですが、センターコンソールにリモートキーを置ける窪みが作ってありました。
これ、他には以外と少ない心づかい。便利です。
このCセグメントSUVで429万円は・・・高くはないけど微妙なところでしょうか・・・。
Posted at 2022/04/23 17:10:20 | |
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New Model | クルマ